ご無沙汰しています。まただいぶさぼってましたね…;;

さて久しぶりの感想はディカプリオ主演の「レヴェナント」

まだ寒いころになんとか見ることができました。

しかし初夏になっての感想となりました;;

 

 

1823年、アメリカ西部の未開拓の森を毛皮ハンターの一団が進んでいた。

インディアンたちに追われながらの行進中に、

ガイド役のヒュー・グラスが熊に襲われ瀕死の重傷になる。

隊長のヘンリーはグラスの生存が難しいと判断し、インディアンの女性との息子ホークと、

隊員のフィッツジェラルド達に看取りを命じるが、

フィッツジェラルドはなかなか息絶えないグラスに業を煮やし、

グラスの目の前でホークを殺すとグラスを置き去りにして立ち去った。

 

復讐に燃えるグラスは、重傷の体は這いずらせ、生き残る決意をする…。

 

もっと底冷えのする時期に見るべきだったかも…

と思うほど、広大で凍えた大地で、

獣のように生き抜く男。

 

グラスの(もう見てるうちに名前も忘れますが)恐るべき執念と生命力に

ただただ画面にくぎ付けになります。

そこにあるのは生きようとする強烈な意志。ほんとうにそれだけ。

瀕死の状態から最初は這いずりながら、

満足な治療も受けていないのに立ち上がり、歩き、

凍える河に流され、インディアンに追われ・・・

そしてたどり着いた先で、仇敵フィッツジェラルドとの命の奪い合い。

 

真っ白な大地の中で欲望のために、また復讐のために赤い血を流す人間の業。

それととともに感じる

生き抜こうとする動物的な本能。

魚に生きたままかぶりつき、バイソンの肉を食らい、

暖を取るために馬の内臓を抜いて体内にもぐりこむなど

サバイバル映像も凄まじい。

 

大自然のなかで小さくとも恐るべき力で生き抜く人の姿には

感動と恐怖が入り混じります。

 

すっごい映画でした…

 

そして開拓時代っていうと西部劇とか砂漠とか昼や夕日や暑いイメージがありましたけど、

冬の過酷さはより原始的で物理的に大変なのですね;;

 

あとトム・ハーディが髭すごすぎて全然顔がわからなかった;;

それは役者として成功ですけどねw

あの神がかったディカプリオの仇役として遜色なし!

 

これでアカデミー賞とってなかったらおかしいですね!

 

と、1年以上たってから納得しています。