キャッチーな雰囲気で、どんなかな?
と思い、見てみました。ドイツ映画。




ローラはある日恋人のマニから助けを求められる。あと20分以内に10万マルクが用意できなければ殺されるというのだ。
残された20分、ローラは走る

走れメロ…ではなくローラでした。
20分のタイムリミットで走るローラ、引っかかったおばあさんや、自転車の男性のその後の人生を見せながら、ローラは職場で不倫中のパパのもとへ。しかし大失敗、あげくローラはマニのスーパーマーケット強盗に加担し、警官に撃たれ、最悪の結末…と思いきや、なんとやり直し⁈

三パターンの物語のなかでちょっとした事で人生は変わるという示唆と、
不思議な演出。しかしいくら恋人のためとはいえ強盗に二回も走るローラは過激というか考えなしというか。
ろくでもないパパにはなんの解決も与えられないし。そもそもマニは最初からアホ丸出し。
みんなそこそこ愚かでクソなところがあり、話をややこしくしてて、そこが面白い。

最後は無理やりなハッピーエンドですが、
結局なぜやり直せたのか、繰り返すのか、ローラに何か特別な能力があるのか。
説明は一切なし。解釈は視聴者任せのようです。

主演はフランカ・ホテンテ。ボーン・アイデンティティのヒロインのマリーさんを演じた人で、
この映画では本当によく走ってます。疾走感のある方テクノポップによく似合う。
姿勢もよくて、走る姿は見てて清々しいです。

ラストはとんでもないご都合主義展開ですが、
もともと20分で大金をつくるなんて無理ゲーもいいとこなので、これくらいあってしかるべきではないかと(*^▽^*)