ご無沙汰しております。
仕事やら遊びやらで読書も更新もストップ状態でした;;
3週間近くも1冊も読んでないという近年では珍しいことに。
読書の秋にあるまじきですね!!取り返すぞ…。

というわけで今回は古典名作SFです。



ミクロの決死圏 (ハヤカワ文庫 SF 23)/アイザック・アシモフ
¥691
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映画も有名みたいですね。
図書館で借りたのでこの版ではなく、映画の場面が表紙でしたのでイメージしやすかったです。

有機物も無機物も縮小化する技術が確立した。
しかしまだ限られた時間しか縮小することはできない。

だが、敵国の科学者、ベネシュは収縮を無制限に行える技術をもち
亡命を図ってきた。無事到着したと思う間もなく彼は襲撃を受け、意識不明の重体に。
彼を助けるには脳内の血腫を取り除かねばならない。だが手術では不可能だった。
たった一つの方法は人間を縮小させて体内に入り、内側から血腫を取り除く…!!
制限時間は1時間。彼らはベネシュを救えるのか?!

とまあ非常にわかりやすいストーリーです。
人体というもっとも身近で、もっとも謎に満ちた世界の冒険。
細胞を縮小することによる弊害や、怒るであろう現象がストーリーの肉付けとなり
制限時間と数々の障害がスリルを呼び、
スパイがいるかもしれないという疑心暗鬼がミステリーを味付け、
ツンデレ美女とのロマンスもあり。(おい)

もりだくさんで面白かったです!!

体内に入るまでは少しだらだらと感じますが、入ってからのスピード展開はすごい。
動脈から静脈へ、毛細血管を経て心臓、肺、耳、脳、目とたどっていきます。
抗体がまとわりついたり白血球が船をつぶしたりするシーンにドキドキ;
体内凄い!!

人体という神秘の世界が見事に広がります。さすがの一作でした。






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