天の瞳 少年編〈1〉 (角川文庫)/角川書店
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久しぶりにの続編です。
倫太郎少年、小学5年生。

新たな問題にぶつかりながらも、精一杯考えて解決していきます。

「優しさとおせっかいの違いってどこにあるんやろ」
というなんと難しい問いかけをしてくるのでしょうか。

相手を思いやること、相手のために行動すること。
それを自己満足で終わらせてはならないと彼らはすでに知っていて、
言葉をもってしっかりと問い、行動でもって答えの一つを見つけ出します。

正直なとこお母さん同士の会話は
著者の説教のようで、若干鼻白むというか・・・わざとらしいところがありましたが。
子どもたちの会話はまだ素直にうなることができました。

しかしリエちゃんのように傷つけたと思って傷つき、裏切られたと傷つき、
真っ直ぐに悩めるのは幸せなことなのかもしれません。
今はもっと…いえ、昔からあったのかもしれませんが陰湿な現実があると思います。

この物語がその負の面にどこまで向かい合っていくのか。
そういう意味でも続きが楽しみな作品です。


【過去感想】
  天の瞳 幼年編     



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