深い疵 (創元推理文庫)/東京創元社
¥1,296
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アメブロ友達(と勝手に言わせてもらいます)の方が感想を書かれていた
「白雪姫には死んでもらう」が気になり、シリーズ二作目と聞いたので、
1作目から読まないと気が済まないというめんどくさい読書壁で手に取らせていただきました。
(説明長い!!)

ドイツにとってのナチスの存在が際立つ一作。
あの時代はやはり闇歴史だったのか。

ある有名なユダヤ人老紳士が殺される。
ホロコーストを生き延びた彼を殺したのは誰なのか。
遺された謎の数字、そして第二次世界大戦時の武器。
しかもユダヤ人であるはずの被害者は、ナチスの武装親衛隊員だった。
だれが誰なのか、クライマックスは興奮しました。
過去にこんなミスリードが・・・!!

視点の切り替えが多くて最初は入り込みにくかったですが、
徐々に謎が明らかになっていくとスピードがあがりました。
オリヴァーとピアの警察コンビも好感が持てます。
オリヴァーの貴族階級な設定、もう少し見たいです。

あとで知りましたが、作者は女性なんですね。
女性のキャラクターが秀逸なのはそのせいか。
特にあの女はすさまじいです。
しかし最後の恋人同士は余分な気もするなあ。個人的には好きですが・・・。てへ。




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