証拠死体 (講談社文庫)/講談社
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母の愛読書を借りました。検屍官シリーズ2作目。
第一作「検屍官」を読んでから実に5年くらいかなあ。
長きにわたる借り積読を経てようやく読了しました。

殺されるかもしれない、と怯えていた女流作家が殺された。
しかし彼女は犯人を家に迎え入れていた。そのすえに虐殺されたのだ。
何故彼女は犯人を家に入れたのか?
犯人は何者なのか・・・。

事件を追う検死官のケイ。
ところが彼女のもとに、昔の恋人が姿を現す。
彼は事件の情報をケイにもたらすが・・・。

最初から最後まで元カレにケイさんと一緒に振り回されました。
敵なのか味方なのか。守秘義務って何な感じでしたが…。
海外のミステリーには結構よくありますね;
第三者の家族や恋人にペラペラとよく話す;;
え?!言っちゃっていいの??!!という意味でもハラハラしました。

そして惨殺された女性作家ベリルの事情が明らかになっていくと同時に
なぜか命を狙われるケイの恐怖。

面白かったです!

ただ二つの「事情」の繋がりが薄いのがやや物足りない。
前作ほど藪から棒に犯人が出てくる感じではありませんが、ちょっとご都合主義に感じました。
そこが残念。



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