- 死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)/七尾 与史
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「死神」と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、２４時間以内に「偶然の事故」で死ぬ…。
都市伝説を追いかけるはめになったライターの陣内は
隣人のヤクザ松重の組の組長が自室で転倒し死んだ事故が「死神」によるものだと聞いて追い始める。
あとがきにもありましたが、まさしくピタゴラスイッチ殺人。
バナナの皮ですべるまでのありとあらゆるしかけ、
はっきり言って普通にこじつけですが、それをたどっていくうちにたどり着く暗殺者。
いくつかの物語がある一点で集結されるところは
伊坂幸太郎に似てなくもないですが、こっちはもっとふざけています。
もうツッコんだら負けです。素直に楽しむのが一番な疾走感。
生き残った二人には、是非ピタゴラスイッチな復讐をしてもらいたいです。
頑張れ！仇をとれ！
ここで終わってもいいのか！！と言いたいが
ここで終わっとけ！と開き直られたようなラスト。
私はつい笑ったので、よしとします。
他の方はどうかなあ…ｗｗｗ
