死者を侮るなかれ (文春文庫)/ボストン テラン
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「神は銃弾」でかなり衝撃を受けました。で、久しぶりにB・テラン先生。


今回もアメリカらしい場所で、闇社会をを渇いた雰囲気で、しかし生々しく描かれています。


汚染された土地に建てられる学校、

その利権をめぐって警官のヴィクター・サリーはある母子に殴り殺され、土に埋められそうになる。


しかし彼は土から這い上がり、だが身に覚えのない罪を押し付けられて姿を消す。

十数年後、彼は名を変え、協力者を得て自分が巻き込まれた事件の真相を暴く。


ヴィクを殺害しようとしたディーとシェイ母娘のキャラクターが濃い!

特にディーがとんでもない女性です。

娘を縛り、どんなことをしようとしても娘とともに生き延びようとあがきます。

そしてシェイが母に持つ憎悪、恐怖、そして愛情が複雑に入り混じり…。


強烈な物語でした;;「神は銃弾」より読みやすかったし、面白かったです。

ただ体力はいります…。


ラストの死闘も見ごたえあり。