きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)/西尾 維新
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主人公の僕、櫃内様刻(ひつうちさまとき)と妹の櫃内夜月(よるつき)は

禁断の一線一歩手前の兄妹。


普通だったり普通じゃなかったりな友人と関わりながらも

なんとか常識を逸脱しない毎日を送っていたが、ある殺人事件と愛の告白により

歪みは加速していく。


「戯言シリーズ」本編、完結まで読み終わったので

つぎの西尾シリーズに手をつけてみました。


このシリーズの主人公、櫃内くんも見事な斜め視線の壊れぁた。

櫃内くんはいーちゃんよりは優しいですが、魔性っぷりはいーちゃん以上かもしれない。


二兎どころか三兎得てしまったかなり無茶な結末ですが、タイトルにはふさわしいです。


一応殺人事件が起こりミステリー要素が中心ですが、

真犯人よりこの常軌を逸した人間関係がどういう過程をたどるのか。

そちらが気になります。


表紙の病院坂嬢も歪んでますが、既にこういうキャラはテンプレな感。