「ささらさや」から続く佐々良町シリーズ。




てるてるあした/加納 朋子



¥1,785

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内容(「MARC」データベースより)


親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。




そんな彼女の元に差出人不明のメールが届き、女の子の幽霊が…

謎が解ける時、照代を包む温かな真実が明らかになる。

不思議な街で暮らし始めた照代の日々を描く癒しと再生の物語。







自立できていない親に育てられ、自分のことしか考えられないで

周りの優しさすらも突っぱねてばかりだった照代の成長と再生。




状況が状況だけに不満だらけになるのは分かるけど

もう少し素直に物事に感謝してみたら?と最初はイラつきながら照代を見ていましたが

徐々に優しい気持ちに。




母の過去と向き合い、自分と向き合い、周りを見て、自分をとりまく世界を受け入れた照代が

このラストにたどり着いた時、涙が止まりませんでした。




鈴木先生こと久代ばあちゃんのようなどっしりとした人間に、きっとなれますね。

お母さんと互いに傷をいやしあってほしいです。







辛い中学生たちよ。「ささらさや」と「てるてるあした」を読んでください!!

そしてちょっとだけ周りを見てください。

少しだけ風景が変わるに違いありません!