宇宙皇子〈妖夢編 9〉未生の月 (カドカワノベルズ―カドカワファンタジー)/藤川 桂介
¥775
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久方ぶりの大長編シリーズ続編です。

子どもの頃はこの巻から先を買ってなかったんだなあ;;


さて時代は変わりますが、新たに遷都し生まれ変わったはずの長岡京は

相変わらず荒れて妖魔が跋扈する始末。


その中で宇宙皇子と各務は流民王国とは違う道を模索し…。


現人神たる「帝」天皇陛下という存在が大いに揺らいだことで

人心は乱れ妖魔が現れ天は荒れる。

考えてみれば凄い世界ですが、それだけ日本(大和)と天皇の在り方が密接である時代。


まあこれはファンタジーですが、いろいろ考えさせられてしまいます。


この巻では行方不明になっていた龍頭くんが意外な人物として復活。

空海だったとは…。

彼と彼のライバルとなる最澄も登場し、これも次が楽しみです。


さて次は第3部の最終巻。どないなることやら。