厚生労働省、「難病バンク」設立へ | 再生医療が描く未来 -iPS細胞とES細胞-

厚生労働省、「難病バンク」設立へ

難病患者の細胞やDNA保管 研究に活用
厚生労働省は、難病患者の細胞やDNAなどの生体試料を保管する「難病バンク」を設立する。

早ければ11月に研究者や製薬企業への提供を始める計画で、難病の原因解明や治療法の開発に役立つと期待される。

正式名称は「難病研究資源バンク」。バンクが置かれる医薬基盤研究所(大阪府茨木市)と、熊本大、理化学研究所が中心となって事業を行う。

医薬基盤研は、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)など130の難病患者から同意を得て生体試料を集める。提供者を匿名にした上で、研究者や製薬企業に配布する。

熊本大は、難病患者の細胞から新型万能細胞(iPS細胞)を作り、理研などを通じて、希望する研究者に渡す。iPS細胞は神経や筋肉などさまざまな細胞に変化させられるので、幅広い研究に活用できる。
(読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=25675





これで希少な難病について、研究が大いに進むことを期待しています。