6月13日(日)、我らがFCバルセロナの第39代会長職にソシオ選挙で選ばれたのは、下馬評通りのサンドロ・ルセーとなった。
6月3日(木)を以って正式な次期会長候補者となった4名、サンドロ・ルセー、マーク・イングラ、ジャウマ・フェレール、アグスティ・ベネディトで選挙が行なわれた。
◇4人の次期会長候補者
サンドロ・ルセー (Sandro Rosell i Feliu)
(Barcelona, 06/03/1964 - 46 años | Número de Socio 12,556)
"Tots som el Barça" キャッチフレーズは、「私たち誰もがバルサ」
http://www.sandrorosell.com/
マーク・イングラ (Marc Ingla i Mas)
(Barcelona, 21/01/1966 - 44 años | Número de Socio 62,428)
"Més Barça que Mai" キャッチフレーズは、「バルサを更なる高みへ」
http://www.marcingla.cat/
ジャウメ・フェレール (Jaume Ferrer i Graupera)
(Barcelona, 29/11/1963 - 46 años | Número de Socio 79,935)
http://www.jaumeferrer.cat/web/ca/index.php
アグスティ・ベネディト (Agustí Benedito i Benet)
(Barcelona, 22/06/1964 - 45 años | Número de Socio 34,235)
http://www.agustibenedito.cat/
今回の投票に参加したソシオは57,088人で、これは過去最多となるようだ。
最多票を獲得したルセーは35,021票で61.35%に達した。次点が選挙運動期間中に公開討論会で存在感を出したアグスティ・ベネディトで8,044票(14.09%)、親日家マーク・イングラが7,014票(12.29%)、ジャウマ・フェレールが6,168票(10.80%)だった。その他は、表を参照。
会長への第一関門だった正式候補者となるためのソシオの署名集めでは、トップがサンドロ・ルセーで13,618、2番目は親日家のマーク・イングラで4,744、次いでジャウメ・フェレールが4,442、アグスティ・ベネディトが2,896、だったので、ルセー圧勝の他にはアグスティ・ベネディトの大躍進が目立った格好となった。
また、ラポルタ政権の正統な後継者であるジャウマ・フェレールが最下位というのも、現地ソシオとしては現状に変化を求めて期待している証だろうか。暗黒時代のバルサからの脱却の礎を築いたマーク・イングラも今回の選挙ではソシオの支援を得られなかったようだ。強力ネゴシエーターとして個性を前面に出したルセーに2010年から6年間を任せよう、それがソシオの回答だったようだ。
日本在住のソシオである僕にもソシオの責務にして権利である投票権があったのだけれど、投票場所はカンプ・ノウ。13日(日)は北側ゴールの190番投票口へ、というメールをもらっていたけれど、容易にバルセロナへ行けるわけもなく、投票出来なかった。。。
ちなみに、カンプ・ノウが開放されたようで、普段は入ることが出来ないバルサが使用するロッカールームも開放されたのか。
6月30日まではジョアン・ラポルタが会長。サンドロ・ルセーは7月1日から会長となる。
ムンディアルも開幕したし、移籍については動きにくい次期となったけれど、パフォーマンスの補強は不要であり、ペップ・グアルディオラが求める必要な選手の補強に注力してほしい。
¡Visca Barça!
13日(日)のカンプ・ノウでは、もうひとつ重要な行事が行なわれた。
カンプ・ノウからパラウ・ブラウグラーナを挟んだ場所にあるミニ・エスタディで、バルサ・アトレーティクのセグンダA昇格を目指すプレーオフFinalの初戦となるサン・アンドレウ戦が行なわれた。
1 - Barça Atlètic: Olazábal, Ilie, Espasandín, Bartra (Muniesa, m.19), Sergi Gómez, Oriol Romeu, Víctor Vázquez (Edu Oriol, m.72), Sergi Roberto, Nolito, Thiago Alcántara (Rueda, m.59) y Jonathan Soriano.
0 - Sant Andreu: Morales, Luso, Moyano, Rueda, Xavi Moro (Dani Martí, m.81), Tarradellas, Abraham, Bueno, Mayor (Aday (m.26), Miguele (Marcos, m.90) y Queco.
Goles: 1-0 Jonathan Soriano, (m.89)
Árbitro: Heriberto Ramos.
カサでの初戦を最少得点差ながら勝利することが出来た。セグンダA昇格のために必要なのは、あと1勝。サン・アンドレウのカサで行なわれる折り返し戦は20日(日)。セコいことを言えば、0-0や1-1のエンパテでもセグンダA昇格が決定する。しかし、バルサの名前に相応しく、ゴールを奪って勝利を目指してほしい。
ちなみに、バロンセスト部門のリーガ・プレーオフFinal
シリーズは、。。。
10日(木)20時半、パラウ・ブラウグラーナで行なわれた第1戦では、リーガル・バルサはカハ・ラボラールに58-63で敗れてしまった。続く第2戦は12日(土)18時、パラウ・ブラウグラーナで行なわれ、これにも69-70で敗れてしまい、2連敗となってチェックメイトされてしまった。
第3戦は舞台をカハ・ラボラールのカサに移して15日(火)20時半だ。リーガル・バルサはこれに勝たなければ、コパ・デル・レイ、ユーロ・リーガに続いてリーガを獲ってのトリプレッテは達成されず、是が非でも勝利したい。そして第4戦(17日(木)20時半)でも勝利し、舞台をパラウに移しての第5戦(19日(土)18時)で優勝を決めたい。バロンセスト部門でも、バルサはバルサ。全てを懸けて戦って、タイトルを獲ってほしい。
¡Vamos Barça!