蹴球中毒な男の独り言日記-バルサ偏愛的バルサ備忘録

フットボールに魅了され、フットボール中毒に侵され、フットボールなしでは生きていけない男のフットボール的な日常についての独り言と備忘録です。愛するFCバルセロナの応援を中心に書いています。バルサのソシオなので、かなりのバルサ偏愛者です。

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テーマ:

UEFA CHAMPIONS LEAGUE 2014-15
UEFA LIGA DE CAMPEONES 2014-15

Fase de Grupos - Grupo F
(Group Stage - Group F)

Jornada 02 (30/09/2014, Martes - 20:45)

Estadio: Parc des Princes. (Paris)   46,400 espectadores.



Paris Saint-Germain Football Club  3-2  Futbol Club Barcelona

Paris Saint-Germain FC: 4-3-1-2.
 Entrenador: Laurent Blanc.
 30 Sirigu;
 23 Van der Wiel, 5 Marquinhos, 32 David Luiz, 17 Maxwell;
 24 Verratti (4 Cabaye, m.71), 8 Thiago Motta [C], 14 Matuidi;
 27 Pastore (20 Chantône, m.86);
 7 Lucas Moura (15 Bahebeck, m.90+1) y 9 Cavani.

FC Barcelona: 4-3-3.
 Entrenador: Luis Enrique.
 1 Ter Stegen;
 22 Dani Alves (29 Sandro, m.83), 14 Mascherano, 24 Mathieu, 18 Jordi ALba;
 4 I.Rakitić (6 Xavi, m.69), 5 Sergio, 8 A.Iniesta [C];
 7 Pedro (31 Munir, m.62), 10 Messi y 11 Neymar Jr..
 [No utilizados: 13 C.Bravo; 3 Piqué, 21 Adriano; 20 Sergi Roberto.]

Goles:
 1-0, m.10: David Luiz.
 1-1, m.11: Messi.
 2-1, m.26: Verratti.
 3-1, m.54: Matuidi.
 3-2, m.56: Neymar Jr..

Árbitro:
 Nicola Rizzoli. (Italia)

Tarjeta Amarilla:
 Paris SG FC: Verratti (m.28), Matuidi (m.44) y Van der Wiel (m.66).
 FC Barcelona: Dani Alves (m.09).

Incidencias:
 Parque de los Príncipes, 46.400 espectadores, 1.000 de ellos seguidores del Barça.





 9月のFIFAウィークから10月のそれまで22日間で7試合を戦う過密日程で、リーガ・エスパニョーラ4試合、チャンピオンズリーグ1試合の5試合を消化し、残りはリーガ1試合、チャンピオンズ1試合の2試合となった。過密日程の中、バレンシア遠征のレバンテ戦から中2日でのマラガCFとのフエラ戦では枠内シュートを放てずにゴールレスのエンパテで今シーズン初のポイントを失ったが、その3日後にカンプ・ノウに戻ってのグラナダCF戦ではチャビが今シーズンのリーガで初先発となり、チームはラ・ロサレダとは見違えるようなプレーで6-0の快勝で3日で首位を取り戻し、意気揚々とチャンピオンズリーグ第2節のパリ・サン=ジェルマン戦のためにパリを訪れた。


 負傷中のジョルディ・マシップ、ドグラス・ペレイラ、ラフィーニャ・アルカンタラ、トーマス・ベルマーレン以外のプレー可能なトップチームの18選手にバルサBのサンドロ・ラミレスとムニール・エル・ハッタディを加えた20選手で招集してルイス・エンリケはグループFのライバルの本拠地、パルク・デ・プランス(パルケ・デ・ロス・プリンシペス)でのゲームに挑んだ。


 ルイス・エンリケは、ポルテーロは━━戦前の予想通り、コンペティションで棲み分けた起用でチャンピオンズリーグでは━━テル・ステーゲン、デフェンサは右ラテラルにダニ・アスベス、右セントラルにマスチェラーノ、左セントラルにマテュー、左ラテラルにジョルディ・アルバの4人を配し、セントロカンピスタは右インテリオールにイバン・ラキティッチ、ピボーテにセルヒオ・ブスケツ、左インテリオールにアンドレス・イニエスタのトリアングロ、トリデンテは右エストレーモにペドロ、偽の9番にメッシ、左エストレーモにネイマール・ジュニアの11人を送り出した。




 ベンチにはポルテーロのクラウディオ・ブラーボ、デフェンサのピケ、アドリアーノ、セントロカンピスタのチャビ、セルジ・ロベルト、デランテーロのサンドロ、ムニールの7人が控えた。パリ遠征メンバーからはモントーヤとバルトラが登録外となった。グラナダ戦から中2日で迎えたチャンピオンズリーグのゲームで、ルーチョはポルテーロにテル・ステーゲンを起用、デフェンサではセントラルがグラナダ戦で控えだったピケではなくマスチェラーノとマテューを継続起用したが、左ラテラルをアドリアーノからアルバに、セントロカンピスタではチャビからイニエスタに、デランテーロではムニールからペドロに、とピケ以外はグラナダ戦を休んだ選手たちが起用された。






 ローラン・ブラン率いるパリSGは怪我でイブラヒモビッチ、チアゴ・シウバ、ラベッシと主力を欠くものの安定した4人のデフェンサを配し、ベラッティ、チアゴ・モッタ、マテュイデイのハードワークを厭わない個性的なメディオを並べ、パストーレをメディアプンタに置いて自由を与え、守備に大きく貢献しながらドリブルでカウンターの起点となるルーカス・モウラとイブラヒモビッチ不在でパリでの念願の“9番”のポジションで起用されたカバーニが前線の(1-)4-3-1-2の布陣で挑んできた。ボールを持っていない時は自陣に撤退して4-3-3のコンパクトな守備ブロックからハーフウェイラインを始点にプレスを掛けてパスコースを限定して強固なメディオセントロでボールを奪うやり方だ。




 立ち上がりはグループFの本命同士ということでバルサは慎重にゲームに入り、セーフティにボールを動かしていこうとするも複数のパスコースを確保するポジショニングが取れず、無理矢理にパスでボールを動かしたためにパリの強度の高いプレーと守備組織にボールを奪われては攻め込まれることを繰り返した。例によって両インテリオールはワイドに開いて守備ブロックの外側からの配給を試みるもラキティッチはマテュイディ、イニエスタはベラッティに執拗に寄せられて自由が奪われた。パリもこのスペースの攻防が鍵と睨んでいたのか対処は準備されていて、特にイニエスタのサイドにはルーカス・モウラが帰陣してカバーリングでバルサのパスワークを分断してきた。




 第1節のアヤックスのフエラ戦ではイブラヒモビッチが前線に残ってルーカス・モウラとカバーニが帰陣する守備組織を見せたパリSGだが、この日は豊富な運動量で守備への貢献が大きいカバーニもしっかりと帰陣してバルサのパスワークの邪魔をした。パストーレもイブラヒモビッチがいないことでフォーメーション上メディアプンタでのプレーが可能となり、ボールを持っている時は中盤から左サイドへ流れて起点となって逆サイドのルーカス・モウラへのサイドチェンジでカウンターの起点となり、ボールを持っていない時は4-3-3の前線の中央で上下動を繰り返し、セーフティポジションを採るブスケツを見張ってセーフティポジションから除外してきた。




 パリSGの用意周到な守備戦術に嵌まってしまったバルサはボールを思うように持って動かせずにリズムを掴むことが出来なかった。メッシが中盤へ下りてセントラル周辺にペドロとネイマールが絞り込んでデフェンサを中央に寄せて密集地帯を作り、サイドの空いたエリアに両ラテラルが駆け上がって有効的なスペースとして利用するも、その前段階でボールが素早く動かせなかったことでサイドから中央へのクロスボール一辺倒になってしまい、パリの強固な守備を崩すには至らず、逆にラテラルが上がってポッカリと空いたスペースへ長いボールを送り込まれて陣地を挽回される展開を繰り返した。




 また、パリSGはボールをポゼッションして正確に動かせることでバルサのプレスから逃げることが出来た。しかもバルサはボールを失って前からのプレッシャーに強度と速度がなく、ラキティッチやイニエスタが前線まで引っ張り出されると簡単に数的不利となって剥がされる場面が見られた。また、すぐに後方に撤退してメッシが右、ペドロが中央になる4-3-3の布陣で待ち構える守備体系で対処するも機能しなかった。また、前線3人と中盤3人の間にはスペースが生まれ、パリに長いボールでデフェンサまでボールを運ばれて競り合いから零れたボールを容易に譲ってしまう場面も見られた。


 そうしてセットプレーから際どい場面を作られ、マクスウェルとの競り合いでアウベスの不用意なハンドによる2度目のセットプレーとなった9分過ぎ、ルーカス・モウラに放り込まれたボールがニアサイドに入った小兵のアルバの頭の上を通過してゴール前へと落下、ダビド・ルイスとマスチェラーノがコンタクトプレーで競り合うも一発でマスチェラーノが弾き飛ばされてブラジル人セントラルに左足で蹴り込まれて今シーズンの初失点を喫してしまった。初失点がセットプレーから、というのがバルサらしいが、ダビド・ルイス以外の周辺の3ヶ所でもお粗末なマンマークでの対応だった。パルク・デ・プランスは巨大なパリコールで地元チームを後押しし、フエラの雰囲気を作る手助けをしてしまった。






 本来の狙いだったボールを持ち上がって敵陣で素早くボールを動かすことが出来なかったが、10分過ぎの同点ゴールはクラックたちのタレントによるバルサらしいものだった。マスチェラーノからイニエスタへボールが入ると反転、左サイドから中央へ絞り込んでバイタルエリアの密集地帯へ入るネイマールへ縦パスを送ってパリ守備陣を慌てさせるとネイマールはコントロールから中央へ走り込んだメッシへ落とし、メッシはデフェンサに寄せられる前にネイマールの空けたスペースに走り込んだイニエスタへ捌き、イニエスタも寄せ切られる前にダイレクトの左足で折り返し、混乱するデフェンサに反応される前にメッシはダイレクトの左足で逆サイドへと蹴り込んでの同点劇だった。






 スコアが1-1となってパリSGの勢いが自重されて徐々にバルサはボールを動かせるようになるが、基本的にプレーの改善はなく、正確性に欠けて流動性に乏しくボールも人も動きが少ないプレーから脱却出来なかった。そして25分過ぎには再びセットプレーから失点を喫してしまう。自陣でのビルドアップでパスコースが見つからないアルバがドリブルでボールを運んだところをルーカス・モウラに引っ掛けられて一気に自陣へと攻め込まれてパストーレとのマッチアップでマテューがコーナーキックへ逃れるのが精一杯だった。パスコースの確保とアルバが不用意に選択したプレーから与える必要のないコーナーキックを与えてしまったわけだ。




 ダビド・ルイス、カバーニ、ルーカス・モウラらがゴール前に走り込むポジショニング争いに気を取られてしまうと、コーナーキックからモッタにインスイングでファーサイドへ蹴り込まれ、ラキティッチの背後に走り込んだ小兵のベラッティに頭で押し込まれてしまった。テル・ステーゲンも前へ飛び出すもボールに触れることが出来ず、守備に入った選手との連携ミスとはいえ、ポルテーロとしては痛恨のエラーとなった。飛び出してボールに触れなかったエラーを犯したテル・ステーゲンも然ることながら、モッタのキックの直前からパストーレ(ブスケツかイニエスタ)とベラッティ(ラキティッチ)のマークが外れていたことの方が問題だろう。




 ハーフタイムを挟んで迎えた後半、両チーム共にメンバーの交代はなく再開した。バルサは前半同様にビルドアップのパスワークが緩慢で、敵に揺さぶりを掛けるサイドチェンジは皆無、常に一定リズムの単調なゆっくりとしたパスに強引なドリブルを組み合わせて攻め込んではボールを奪われてカウンターに遭うことを繰り返した。前からのプレスは組織的ではなく、ペドロ、メッシ、ネイマールのプレスに連動する動きはなく、ラキティッチ、イニエスタ、それにブスケツまでもが単騎勝負でプレスに出ていっては容易に剥がされて陣形を崩して自陣深くまで攻め込まれた。攻守に渡って前半からの改善は見られなかった。




 そして53分過ぎに自陣に攻め込まれて左サイドでラキティッチとのコンタクトでモッタが倒れたことにセルフジャッジで半ばプレーを止める仕種で集中力を途切れさせた。それでもプレーを切らないパリに右サイドを攻め込まれ、それまでの展開でも見られた局面の人数では数的優位にもかかわらずパリSGのトリアングロで作るパスコースを切れていない存在するだけの惰性の守備でパス廻しを許し、ネイマール、イニエスタ、アルバ、マテューの4人がパストーレ、ルーカス・モウラ、ファン・デル・ビールの3人に打開されると、アルバが取れない可能性の高いオフサイドトラップのポジショニングで全くクロッサーに寄せずに自由にクロスボールを許した。




 この右サイドから送り込まれたクロスボールがファーサイドまで届き、完全にアウベスの背後を取ったマテュイディに走り込まれて合わせられてしまった。セットプレーでのマンマークミスで2失点、流れの中からセルフジャッジで集中力を欠いたエラーから1失点で3-1とされるも、直後の55分過ぎに今度はパリSGのデフェンサのミスで、アウベスのフワリとした可能性を感じさせないクロスボールにメッシが強引に競り合いを挑んで3人のデフェンサを引きつけて零れたボールをマークの外れたネイマールが冷静に右隅に蹴り込んで3-2とするも、バルサのチグハグは修正されずにパリのミスに付け込んで戦況を変えるまでには至らなかった。




 61分過ぎにペドロに代えてムニール、68分過ぎにラキティッチに代えてチャビ(チャンピオンズリーグ(本戦)史上最多143試合出場達成)を投入してボールが左右へ大きく動くようになってパリSGの消耗を強いるもチーム全体のプレーの正確性は上がらず、パリの消耗で押し込む時間帯が増えてもミスからボールを失ってカウンターに遭う危険な状況は変わらなかった。82分過ぎにアウベスに代えてサンドロを投入して3(マスチェラーノ・マテュー・アルバ)-4(チャビ・ブスケツ・イニエスタ・メッシ)-3(ムニール・サンドロ・ネイマール)のスクランブル態勢で同点ゴールを狙い、84分過ぎにムニールの左足ミドルシュートがポストを直撃する場面を作るも、それ以外で決定的な場面には至らず時計は過ぎていった。






 カルロ・アンチェロッティが礎を作ってチームの骨格となる哲学を設け、後を継いだローラン・ブランにとって2シーズン目となるパリSGは、UEFAのファイナンシャル・フェアプレーの審査により大々的な補強が出来なかったことで逆にチームは出来上がっている。それはイブラヒモビッチ、チアゴ・モッタ、ラベッシを欠いても戦闘力が下がらずに、むしろ機動性とハードワークに富むチームにすらなっていることで証明されている。そのパリとパルク・デ・プランスで戦ったバルサは集中力と正確性と強度を著しく欠いたプレーに終始したとはいえ、攻撃と守備の機能不全の理由は明らかであり、改善することは明確に把握出来ているのは、逆の視点からはポジティブだ。








 第2節を終えたグループFの順位は1位が4pts.のパリ、2位が3pts.のバルサ、3位が2pts.のアヤックス、4位が1pts.のアポエルとなった。バルサは第3節と第4節はアヤックスとの連戦であり、パリはアポエルとのそれだ。バルサにとってアヤックス戦は重要なシリーズとなるが、FIFAウィーク明けのリーガ(エイバル戦)を挟み、カンプ・ノウでのアヤックス戦、そしてクラシコ(レアル・マドリー戦)、セルタ戦、アムステルダムでのアヤックス戦、アルメリア戦で11月FIFAウィークとなっているだけに、リーガとチャンピオンズを優位に進めるためにも今後が重要だ。それまでに若干の時間があることを有効的に利用し、安定した集中力と正確なプレーを目指してほしい。


Força! Barça!


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テーマ:
Liga Española 2014-15  1a División (Liga BBVA)

Jornada 06 (27/09/2014, Sábado - 18:00)

Estadio: Camp Nou. (Barcelona)  72,596 espectadores.





Futbol Club Barcelona 6-0 Granada Club de Fútbol

FC Barcelona: 4-3-3.
 Entrenador: Luis Enrique.
 13 C.Bravo;
 22 Dani Alves, 14 Mascherano, 24 Mathieu, 21 Adriano;
 4 I.Rakitić (20 Sergi Roberto, m.58), 5 Sergio, 6 Xavi [C];
 31 Munir (29 Sandro, m.71), 10 Messi y 11 Neymar Jr..
 [No utilizados: 1 Ter Stegen; 2 Montoya; 8 A.Iniesta; 7 Pedro.]

Granada CF: 4-4-2. (Doble Pivote)
 Entrenador: Joaquin Caparrós.
 13 Roberto;
 2 Nyom, 6 Babin, 24 Murillo, 22 Foulguier;
 4 Fran Rico [C] (10 Piti, m.46), 16 Iturra, 7 H.Yuste (14 Eddy, m.46), 8 Javi Márquez;
 29 Success y 9 El Arabi (3 Luis Martins, m.73).

Goles:
 1-0, m.26: Neymar Jr..
 2-0, m.43: I.Rakitić.
 3-0, m.45: Neymar Jr..
 4-0, m.62: Messi.
 5-0, m.66: Neymar Jr..
 6-0, m.82: Messi.

Árbitro:
 Juan Martínez Munuera. (Comité Valenciano)

Tarjeta Amarilla:
 FC Barcelona: Dani Alves (m.81).
 Granada CF: Fran Rico (m.34) y Foulguier (m.84).

Incidencias:
 Partido correspondiente a la sexta jornada de la Liga, disputado en el Camp Nou ante 72.596 espectadores, según datos facilitados por el FC Barcelona.





 9月のFIFAウィークから10月のそれまで22日間で7試合を戦う過密日程のカレンダーの内、リーガ・エスパニョーラ3試合、チャンピオンズリーグ1試合の4試合を消化した。半分を折り返して残りはリーガ2試合、チャンピオンズ1試合の3試合となった。前節のマラガ戦はバレンシア遠征でのレバンテ戦から中2日で再び遠征した影響からか、枠内シュートを放てずにゴールレスのエンパテで今シーズン初のポイントを失い、13pts.で首位と同ポイントで得失点差(+11)ながらも得点数でバルサを2上回るバレンシアに首位を譲った格好(しかしながら無失点は継続中)となった。


 ゴールレスが結果に影響した以上は問題であることに間違いないが、それ以上に内容が悪くゴールチャンスを生み出せずに枠内シュートを放てていないことが問題だ。人海戦術を用いられて中盤を分厚く守られた相手に対して成す術がなかったエンパテは選手たちの問題意識を刺激し、バルセロナに戻ってからは自発的にロッカールームでの自己批判が行なわれたという。そしてマラガ戦から中2日で迎えたカンプ・ノウでのグラナダ戦は得点数でバレンシアに譲った首位を取り戻すべく、ゴレアーダでの勝利が求められた。




 ルイス・エンリケは、ポルテーロはクラウディオ・ブラーボ、デフェンサは右ラテラルにダニ・アスベス、右セントラルにマスチェラーノ、左セントラルにマテュー、左ラテラルにアドリアーノの4人を配し、セントロカンピスタは右インテリオールにイバン・ラキティッチ、ピボーテにセルヒオ・ブスケツ、左インテリオールにチャビのトリアングロ、トリデンテは右エストレーモにムニール、偽の9番にメッシ、左エストレーモにネイマール・ジュニアの11人を送り出した。






 ベンチにはポルテーロのテル・ステーゲン、デフェンサのモントーヤ、バルトラ、セントロカンピスタのアンドレス・イニエスタ、セルジ・ロベルト、デランテーロのペドロ、サンドロの7人が控えた。マラガ戦から中2日であり、グラナダ戦から中2日でパリ・サン=ジェルマン戦が控えている中、ルーチョはマラガ戦からマテューとアウベスを復帰させ、ピケ、ドグラス、アルバ、ベルマーレンに休養を与えた。ラフィーニャとマシップは負傷中につき非招集となった。これまでのルーチョの傾向から見れば、パルク・デ・プランスではテル・ステーゲン、ピケ、アルバ、イニエスタ、ペドロらは先発への復帰が濃厚だろうか。


 昨シーズン、レバンテUDを率いてリーガとコパで短期間で連戦となった時に厄介な存在だったホアキン・カパロスが、今シーズンから率いたグラナダはやはりレバンテ同様に身体能力の高い個人を集めて、それを組織化した強固な守備組織を武器にしたチームで、バルサ対策としては前節で結果を出したマラガのトリボーテを採用することなく、(1-)4-4-2の布陣で上下左右に非常なコンパクトな3ラインをセットして中央を分厚く封鎖、ピッチの中央に互いのスペースを埋め合わせられる距離を保ち、とにかく狭く守ることでバルサのパスワークの分断を狙ってきた。


 バルサは強固な守備ブロックを崩すために、起こる現象に忠実な規律正しい守備組織の機能を逆手に丁寧に丹念にボールをサイドへ動かしてタッチライン際を縦を突くことで左右のスライドと上下のアップダウンを強いて、一方のサイドに人数を掛けられて詰まった時は逆サイドへ素早くサイドチェンジを図って縦へ速い攻撃で規律正しい守備組織を揺さぶった。特筆すべきはリーガ初先発でカピタンマークを巻いたチャビで、右インテリオールに入ってラキティッチにイニエスタの代わりの左インテリオールを担当させるのではなく、チャビが左側に入ってラキティッチの特性をそのままに活かし、自身もイニエスタの代役ではなく、チャビ・エルナンデスのプレーを貫いたことだ。






 ルイス・エンリケの特徴として両インテリオールがワイドになってボールに関与するが、それは(1-)4-3-2-1で中央を封鎖するトリボーテの両脇を更に固める二人のサイドアタッカー、または(1-)4-4-2でドブレ・ピボーテの両枠を固めるサイドのセントロカンピスタをサイド方向へ引っ張り出して守備ブロックの入口を拡げることであり、守備に奔走させることでボールを奪われた時に逸早くカウンターアタックの起点になることを防ぐためだと考えられる。戦術の応酬で優位に立てれば問題ないが、マラガ戦のようにチーム全体に倦怠感がある時は苦労するし、攻撃を完全に放擲、サイドを放棄して中央を固めることだけに専念されてしまうと単調なものになるデメリットがある。




 しかし、このゲームでのインテリオールはチャビであり、チャビはルーチョの戦術通りにワイドに開いてボールを引っ張り出すが、時にインサイドへ進入してボールに関与を繰り返すことでマッチアップするイトゥーラ、本職はピボーテで守備意識が高いフラン・リコのマークの受け渡しを混乱させた。それはボールを持っている時よりもボールを捌いて逆の右サイドにある時に顕著で、ラキティッチが右ワイドでボールを配給する起点となり、アウベス、ムニール、メッシが関与した時に中央へ入ってメッシにスペースを与える動きとメッシの空けたスペースに進入する動きでグラナダ守備陣を混乱させた。これによりアドリアーノはアウベス以上に高い位置でプレーに多く関与が出来た。






 これだけチャビがポジショニングでチームを動かせるのはインテリジェンスの高さだろうが、コンディショニングの良さも大きく影響しているだろう。開幕から7試合目で先発はチャンピオンズのアポエル戦以来2試合目で、リーガでは初先発であり、このゲームを前までの出場時間は僅かに106分(このゲームで196分になった)で、古傷の痛みもなかったようだし、何よりベンチでゲームを見続けたことがモチベーションを若手選手のように爆発寸前にまでなったのだろう。膠着したゲームを予想して自らルーチョとの話し合いで左サイドへ入ってマニュアルから逸脱する即興性を見せたり、一番速くボールを動かすパスを使ってゲームを組み立てたのならば鳥肌ものだ。




 チャビに即発されるようにチーム全体が躍動し、カンプ・ノウのクレーの後押しとピッチ状態の素晴らしさを味方にボールを持っていない時の動きの質の良さと量の多さもラ・ロサレダでは見られなかったパフォーマンスとなった。常にボールをポゼッションし続けるためにボールを失えば即刻に攻撃者が最初の守備者となって相手のボールフォルダーにプレッシャーを掛け、次の守備者が次のプレーを読んでボールの出口を抑える守備でボールを回収することが出来た。このプレスによりグラナダはかなり苦しんだはずだ。




 25分過ぎの先制点もラキティッチのチェイスからパスミスを誘って中央へのバックパスを読んだネイマールが奪ってペナルティエリア内に持ち込んで決め、42分過ぎの追加点はスローインのリスタートからメッシ、アウベス、ムニールがボールを廻して動き続けたことでメッシが右サイドのニアゾーンをドリブルで切り裂いて右足のクロスボールからメッシの空けたゴール前にラキティッチが飛び込んで決め、44分過ぎの3点目は左サイドで相手のスローインにプレスを掛けて奪ってチャビ、メッシと素早くボールを動かしてムニールのゴール前にディアゴナルなランニングでメッシのスルーパスを引き出して零れたボールをネイマールが押し込むという理想的な異なる種類の得点となった。




















 チャビが左サイドで見せたボールの位置によってインサイドからアウトサイド、アウトサイドからインサイドへとポジションを変えながら相手の守備組織を混乱させる方法は時間の経過と共に右サイドでのラキティッチにも伝播し、メッシが中盤へ下りた際にはムニールとネイマールだけでなく、彼らと連動しばならスペースを消し合わないようにラキティッチもチャビ同様にゴール前への進入を繰り返した。これによりラテラルもアウトサイドからインサイド、後方から前方へとポジションを変化させることで、4-4-2で完全に自陣に引き篭もった相手に対してセントラルもワイドの位置からボールを運ぶドリブルで持ち運んで起点となって人数を掛ける攻撃を仕掛けることが出来た。




 人数を掛けるリスクを冒す保険としてのカウンター対策でもブスケツが常にセントラルのカバーリングを意識し、これまでと違って攻撃参加を自重する部分もあったが、チーム全体のバランスを保ち続けた。長めのボールに対しても両インテリオールと両ラテラルが守備をサボらずに速い帰陣でセントラルを助け、セントラルのマスチェラーノもマテューも次のプレーを読み、逸早い動き出しとスプリントでグラナダのサクセスとエル・アラビを封じた。二人とも休養明けでコンディショニングも良く、意欲に溢れて広大なスペースを守り抜く責任感の大きさを示すプレーでチームに貢献した。チームとして賢く守る方法を実践出来ている感じだ。






 3-0で折り返した後半のバルサはギアを落としながらも3日前のマラガ戦の疑念を払拭するために集中力を失わず、正確なプレーを重ね、激しさで相手を凌駕し、より良いゲームをプレーする野心に溢れた姿勢で戦った。


 57分過ぎに御役御免でラキティッチに代えてセルジ・ロベルトが投入された後もチームは推進力を失わず、直後の61分過ぎには左サイドのマテューから中央のマスチェラーノへと下げられるとすぐさまセンターサークル内のチャビへと繋ぎ、チャビから芸術的な美しい弧を描いた浮き球スルーパスがオフサイドを掻い潜ってデフェンサの裏へ抜け出したアウベスへと通された。アウベスはダイレクトで折り返し、ファーサイドでメッシが頭で合わせた4点目はメッシにとってキャリア通算400ゴール目(バルサ358、アルゼンチン代表42)であり、チャンスメーカーになったわけではないメッシの貪欲なゴレアドールとしての牙が現れた。






 63分過ぎにはブスケツに代えてバルトラが投入され、マスチェラーノがピボーテに上がるオプションを使った。そして65分過ぎ、ポジションに関係なくチームの勝利への貢献を第一にするマスチェラーノから左サイドを駆け上がったアドリアーノへフィードでボールが送られると、アウトサイドのアドリアーノはインサイドのチャビへ繋いで局面を動かし、チャビは左側を走り出したメッシへスルーパスを送り、メッシはドリブルで撹乱すると中央で待つネイマールへと折り返した。ネイマールは1トラップから右足で蹴り込んでハットトリックを完成させてマニータとなった。




 マニータとなってもチームの高い競争力を示すようにバルサは止まらない。70分過ぎ、ムニールに代えてサンドロが投入されるとサンドロもムニール同様にアグレッシブにプレーした。ムニールもゴールこそなかったもののメッシとネイマールとの同居にナーバスになることなく、むしろ大胆不敵にプレーした。サンドロも同じだが、チームの勝利という目標を共有し、ルーチョのフットボールを体現する仲間として所属カテゴリーの相違や背番号に関係なく共闘する姿は頼もしい。フィリアルの選手はこういった野心を持ってトップチームを目指してほしい。




 81分過ぎの6点目はグラナダ陣内の左サイドでサンドロが愚直にプレスを掛けてニョムにパスミスを誘発、中央で受けたムリージョがメッシの罠に掛かり、トラップした瞬間をメッシが狙ってボールを掻っ攫うとドリブルでペナルティエリア内に進入して冷静にポルテーロの位置を見極めて右足で決めてみせた。アシスト・マシーン化したと言われたが、あっという間のドブレッテはゴレアドールとしての証明だろう。






 首位へ返り咲くための条件だったゴレアーダでの勝利を達成し、暫定ながらも首位に復帰した。バレンシアのレアル・ソシエダとのフエラ戦の結果次第だが、アノエタでの0-6で勝利は現実的ではないことからバルサの首位復活は堅い。気持ち良くリーガを勝利したことで、今度はチャンピオンズリーグのパリSG戦へと切り替えることが出来るはずだ。相手がある以上、思惑通りに戦うことは難しいが、グラナダ戦で見せた正確で激しく野心的な戦う姿勢はポジティブだ。このポジティブな勢いをそのままにパリに乗り込んで3pts.を持ち帰りたい。









Força! Barça!


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テーマ:
Liga Española 2014-15  1a División (Liga BBVA)

Jornada 05 (24/09/2014, Miércoles - 22:00)

Estadio: La Rosaleda. (Málaga)  24,821 espectadores.



Málaga Club de Fútbol 0-0 Futbol Club Barcelona

Málaga CF: 4-3-2-1. (Trivote)
 Entrenador: Javier Gracia.
 1 Kameni;
 18 Rosales, 21 Sergio Sámchez, 3 Weligton, 23 Miguel Torres;
 30 S.Darder, 6 Ignacio Camacho, 28 Juanpi (14 Recio, m.85);
 29 Samuel Castillejo (26 Juanmi, m.77), 2 Amrabat;
 17 Duda [C] (22 Luis Alberto, m.67).

FC Barcelona: 4-3-3.
 Entrenador: Luis Enrique.
 13 C.Bravo;
 16 Douglas S. (21 Adriano, m.73), 3 Piqué, 15 Bartra, 18 Jordi Alba;
 4 I.Rakitić, 5 Sergio, 8 A.Iniesta [C];
 7 Pedro (29 Sandro, m.64), 10 Messi y 11 Neymar Jr. (31 Munir, m.64).
 [No utilizados: 1 Ter Stegen; 14 Mascherano, 6 Xavi y 20 Sergi Roberto.]

Goles:
 ---.

Árbitro:
 Alejandro José Hernández Hernández. (Comité Las Palmas)

Tarjeta Amarilla:
 Málaga CF: Rosales (m.73) y Weligton (m.83).
 FC Barcelona: Douglas S. (m.69) y Piqué (m.82).

Incidencias:
 Estadio de La Rosaleda, ante unos 24.821 espectadores.





 9月のFIFAウィークから10月のそれまで22日間で7試合を戦う過密日程のカレンダーの内、9日間で3試合を消化した。残りは13日間で4試合で、前節のバレンシアでのレバンテUD戦から中2日で今節はマラガ遠征となった。チーム内競争力を高めて大胆なローテーションを採用するルイス・エンリケはアンダルシア遠征にダニ・アウベスとジェレミー・マテューに休養を与えて非招集とし、負傷中のラフィーニャ・アルカンタラ、トーマス・ベルマーレン、ジョルディ・マシップ、出場停止処分中のルイス・スアレス以外のトップチーム17選手にバルサBのサンドロ、ムニールの2選手を加えた19選手を招集した。




 ラ・ロサレダのピッチにルイス・エンリケは、ポルテーロはクラウディオ・ブラーボ、デフェンサは右ラテラルにドグラス・ペレイラ・ドス・サントス、右セントラルにピケ、左セントラルにバルトラ、左ラテラルにジョルディ・アルバの4人を配し、セントロカンピスタは右インテリオールにイバン・ラキティッチ、ピボーテにセルヒオ・ブスケツ、左インテリオールにアンドレス・イニエスタのトリアングロ、トリデンテは右エストレーモにペドロ、偽の9番にメッシ、左エストレーモにネイマール・ジュニアの11人を送り出した。ドグラスはバルサ移籍後、初出場。


 ベンチにはポルテーロのテル・ステーゲン、デフェンサのマスチェラーノ、アドリアーノ、セントロカンピスタのチャビ、セルジ・ロベルト、デランテーロのサンドロ、ムニールの7人が控えた。マラガ遠征メンバーからはモントーヤが登録外となった。バレンシア遠征のレバンテ戦から中2日でのマラガ遠征であり、マラガ戦から中2日でグラナダ戦が控えているが、ルーチョはアルバ以外のデフェンサを入れ替えるだけで、その他は3日前と同じメンバーとなった。




 ハビエル・グラシア率いるマラガは(1-)4-3-2-1の布陣で、バルサとしては前節のレバンテと同じ対策を講じられた。トリボーテで中盤の中央封鎖をされるのは第1節エルチェ戦、第2節ビジャレアル戦に続いて3試合目であり、その何れも勝利を収めているもののゴールを抉じ開けるのには苦労している。自陣に引いた時のマラガはペナルティエリアの幅に4バックを収縮させて配置し、その前にコンパクトにトリボーテが並んでメッシへのパスコースを消去し、前線のカスティジェホ、ドゥダ、アムラバトも帰陣してイニエスタ、ブスケツ、ラキティッチのボールの出所を抑えてきた。






 バルサの横方向へのボールの動きにコンパクトなままスライドして対処した副作用でバランスが崩れたとしても、トリボーテの中央のイグナシオ・カマーチョがアンカーとなり、右サイドのカスティジェホが中盤に戻って右サイドを埋め、トリボーテのダルデルとフアンピがスライドして更にドゥダも引いて(1-)4-1-4-1の布陣をセットしてバルサのパスワークを封じてきた。


 ドゥダは運動量こそ少ないもののノラリクラリと守備に参加するが、ボールフォルダーへ寄せる際には味方に単騎勝負をさせないように2人目や3人目となってバルサのエンジンであるラキティッチとイニエスタを常に窮屈にした。今シーズンの特徴である両インテリオールがワイドに開くことでトリボーテのフアンピとダルデルを引っ張り出して守備ブロックを壊してスペースのある状態でメッシとカマーチョのマッチアップを作ってボールを繋げたかったが、マラガはその手に乗らないとばかりにダルデルとフアンピは持ち場から容易に離れず、その代わりにカスティジェホとアムラバトが攻撃を放棄してイニエスタとラキティッチのケアに廻った。






 イニエスタがドリブルを使って強引に仕掛けてトリボーテの一角を崩しに出るも、マラガは右サイドのカスティジェホがダルデルの空けたスペースを埋め、逆サイドでもフアンピが空けたスペースにはドゥダとアムラバトが交互に戻って埋めるなど守備面で自陣を守り切るための連動性が失われなかったためにバルサは攻め手を失った。


 それでもラキティッチとイニエスタがフアンピとダルデルに持ち場を離れさせることを狙ったプレーを継続して、結果としてドゥダとカスティジェホに低い位置まで帰陣させて守備に奔走させたことでマラガを自陣に押し込むことは出来た。しかし、それが逆にマラガにカウンターアタック要員のデランテーロまでを自陣に帰陣させることになってしまった。押しの一手だけでは引き篭もったマラガを崩すことは出来ず、押して駄目なら引くという選択肢が欠けていた。普段ならセーフティポジションを取ってチームのボールポゼッションに貢献するブスケツも重く、ボールが集まることもなくバルサは中盤の機能性が低かった。






 ペドロとネイマールが中央に進入して中央に寄った4バックと狭小エリアでの駆け引きを行なうことで両ワイドが空き、そこにドグラスとアルバが駆け上がって放棄されたエリアを有効的なスペースに変化させるまでは形だったが、それ以降のアイデアが不足でクロスボール一辺倒の単調な攻撃に終始した。それはラテラルのアイデア不足というよりトリデンテの動きの質の悪さであり、ビルドアップに苦労して低めに位置したままの両インテリオールの攻撃参加の少なさだった。


 過密日程をローテーションで乗り切っているとはいえ、ルーチョのファーストチョイスとなっているラキティッチ、ブスケツ、イニエスタは連戦であり、メッシも唯一の全試合フルタイム出場であり、過密日程の中での連続の遠征はコンディショニングに少なからず影響しているように見えた。それに加えてアンダルシアの酷暑の影響からかラ・ロサレダの芝生は根付きが悪く、すぐに剥がれる部分や凸凹としている部分が多く、両チームにとって平等な条件とはいえパスワークを用いるバルサにとって有利ではないのは確実で、ここら辺もチームの低調さの原因となった。










 ハーフタイムを挟んで後半も前半と同じメンバーのまま再開したが、前半からの改善は見られず、逆にバルサのやり方に慣れたマラガが前半の守備ブロックの低さを修正して全体的に高めに設定したことで押し込まれる展開となった。ゲームの流れを変えるためにもサイドを経由した中央へのクロスボール一辺倒の単調な攻撃に変化を付けるためにもボールの走らせ方で変化させられるチャビの交代起用も選択肢にあったはずだが、ルーチョはチャビをベンチに座らせたまま閉じ籠るマラガに押す一辺倒のプレーを継続させた。最初の交代は63分過ぎにペドロに代えてサンドロ、ネイマールに代えてムニールの同時投入だった。








 フィリアルの2人のデランテーロはマラガの強固なデフェンサに対して細かな動き出しや動き直しを繰り返して牽制することで、デフェンサの裏への抜け出しを探りながらメディオセントロとの間にスペースを作ろうとした。しかし、攻撃オプションが分厚く固められた中央を回避するサイド経由であり続けたこと、サイドからの仕上げがクロスボール一辺倒であり続けたことでサンドロとムニールの長所が発揮されないまま時計は過ぎていった。72分過ぎにドグラス(デビュー戦としては上々だろうか)に代えてアドリアーノを投入するも状況に変化はなく、中盤に疲労が見られたことでゴールに近づくことは少なかった。






 93分にタイムアップの笛が吹かれてバルサは今シーズンの開幕からの連勝が4で途切れると同時にラ・ロサレダで今シーズン初の2pts.を失うこと(連続無失点は継続中)になった。ボールポゼッションが優勢だったのは然ることながらゴールチャンスが2-1と少ないだけでなくマラガを下回る数であり、シュート数も5(枠内2)本-9(枠内0)本とセットプレーからのシュート以外ではゴールを感じさせるシュートがなかった。少なくともカメニが守るゴール枠内へシュートを放たない━━プロピアプエルタがない━━限りは3pts.を持ち帰るために必要なゴールが生まれない。相手がいる以上ゴールレスだったことは仕方ないが、枠内シュートがないのは改善が必要だ。








 次節の第6節グラナダCF戦(カサ)まで中2日と今節と同じ日程であり、またグラナダ戦から中2日でチャンピオンズ第2節パリ・サン=ジェルマン戦(フエラ)が控えていてローテーションの度合いが今節以上に難しくなる。中途半端なローテーションでは主力選手の休養にはならないし、大胆過ぎればチームの機能性が低下してしまう。まずは、ここ2シーズン欠如していた守備面での戦術的モラルを取り戻すことが優先事項となっているが、とりわけラキティッチとイニエスタの攻守に渡る負担は大きく、膠着状態からの脱却を目指すためにはもちろんのこと、ボールを走らせる頭脳で心臓の━━ラフィーニャより出場時間の短い━━チャビを起用しない手はないはずだ。








 パリSG戦が近づいているものの、リーガの首位を守るためにも次節のカンプ・ノウでのグラナダ戦は3pts.が必要となる。グラナダを分析した上で有効的で良好なコンディショニングの選手の起用で勝利を目指したい。パリSG戦からリーガ第7節ラージョ戦(フエラ)までも中3日であり、リーガとチャンピオンズと異なるコンペティションを並行しながら遠征を絡めての過密日程となっているが、目の前の1試合に集中していくだけだ。チームの競争力を最大限に利用した高い戦闘力によるプレーに期待したい。



Força! Barça!


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