レガーロ002、西塚
落語の世界には「惣領弟子」という言葉があるそうです。
弟子のなかでいちばん古く、経験を積んだ長男格という意味でそう呼ぶのだとか。
今年7年目の西塚は、LEDサインのレガーロのさしずめ「惣領社員」。
とにかく熱血漢で、見るからにけんかっぱやそうですが、じつは繊細。
虎の顔してノミの心臓を持っています。
ひたらくいえばビビリで、仕事は丁寧で慎重ですが、人に任せるのが下手ですね。
全部自分でやっちゃうんです。
後輩の仕事が徹夜になればそれにつきあって、翌日は自分の仕事もする。
頭のよさと勘のよさ、体力と腕力に任せてそういうやりかたをしてきた彼が、
今年の春初めて挫折を味わいました。
おかげさまでこの春レガーロはたくさんの受注をいただき、
全員がフルの上にもフル稼働したのですが、
西塚はそこで初めて「一人じゃなんともならない」ということを知ったのです。
寝ないで働き続けても、終わらない。
人に頼らないと、できない、という局面。
以前から、お前は握りすぎだよ、といっていたのですが、
それでなんとかなっているうちは本人気づかないのですね。
一人でがんばりすぎると、壁を作ります。
どんなに能力があっても自分のキャパシティ以上のことは実際にはできないからです。
それはつまり、伸び悩みにつながります。
もっと売り上げも利益も上げるためには人を生かすことを学ばなくてはなりません。
殻を破るというのはそういうことなんですね。
一人では野球はできないことを知る。
仕事ができる奴ほどそれに気づくのに時間がかかるし、
自分を変える努力も必要なんです。
西塚は去年の春から新人の嵯峨根を育て上げました。
一人前の男になった彼がかわいくてしょうがないようです。
次は、育てた男に、任せて力を引き出してやる段階ですね。
一つ上の世界へ上るには一人ではだめなんです。
いっしょに仕事をしていく仲間とともに、力を出し合って上る。
そこからが本当の仕事の世界です。
寝ないでがんばれるのが自分の長所だと思っていたのに、
じつはそこは自分の弱点でもあるということを理解しはじめた西塚。
ここから大きく目覚めてくれるのではないかと思っています、
LEDサインのレガーロとしての創業当時からのメンバーは西塚だけです。
僕にとってはまさしく長男格の彼。
これからいけそうだと実感しているのは、僕と彼の二人だけ。
数字は去年と変わらないものの、手応えがあるんですね。
それを西塚と共有できるのは、うれしいことです。
僕もまた、西塚といっしょに上るのでなければ、次の世界はない。
もちろん、レガーロ全員、協力工場もともに大きくなっていくわけですが、
002の西塚には、ますます大きな役割を担っていって欲しいと思っています。
弟子のなかでいちばん古く、経験を積んだ長男格という意味でそう呼ぶのだとか。
今年7年目の西塚は、LEDサインのレガーロのさしずめ「惣領社員」。
とにかく熱血漢で、見るからにけんかっぱやそうですが、じつは繊細。
虎の顔してノミの心臓を持っています。
ひたらくいえばビビリで、仕事は丁寧で慎重ですが、人に任せるのが下手ですね。
全部自分でやっちゃうんです。
後輩の仕事が徹夜になればそれにつきあって、翌日は自分の仕事もする。
頭のよさと勘のよさ、体力と腕力に任せてそういうやりかたをしてきた彼が、
今年の春初めて挫折を味わいました。
おかげさまでこの春レガーロはたくさんの受注をいただき、
全員がフルの上にもフル稼働したのですが、
西塚はそこで初めて「一人じゃなんともならない」ということを知ったのです。
寝ないで働き続けても、終わらない。
人に頼らないと、できない、という局面。
以前から、お前は握りすぎだよ、といっていたのですが、
それでなんとかなっているうちは本人気づかないのですね。
一人でがんばりすぎると、壁を作ります。
どんなに能力があっても自分のキャパシティ以上のことは実際にはできないからです。
それはつまり、伸び悩みにつながります。
もっと売り上げも利益も上げるためには人を生かすことを学ばなくてはなりません。
殻を破るというのはそういうことなんですね。
一人では野球はできないことを知る。
仕事ができる奴ほどそれに気づくのに時間がかかるし、
自分を変える努力も必要なんです。
西塚は去年の春から新人の嵯峨根を育て上げました。
一人前の男になった彼がかわいくてしょうがないようです。
次は、育てた男に、任せて力を引き出してやる段階ですね。
一つ上の世界へ上るには一人ではだめなんです。
いっしょに仕事をしていく仲間とともに、力を出し合って上る。
そこからが本当の仕事の世界です。
寝ないでがんばれるのが自分の長所だと思っていたのに、
じつはそこは自分の弱点でもあるということを理解しはじめた西塚。
ここから大きく目覚めてくれるのではないかと思っています、
LEDサインのレガーロとしての創業当時からのメンバーは西塚だけです。
僕にとってはまさしく長男格の彼。
これからいけそうだと実感しているのは、僕と彼の二人だけ。
数字は去年と変わらないものの、手応えがあるんですね。
それを西塚と共有できるのは、うれしいことです。
僕もまた、西塚といっしょに上るのでなければ、次の世界はない。
もちろん、レガーロ全員、協力工場もともに大きくなっていくわけですが、
002の西塚には、ますます大きな役割を担っていって欲しいと思っています。