リーダーは ナイロンか フロロか | AVET/アベットリール専門オンラインショップ

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アベットリール専門のオンラインショップを開店しました。アメリカ生まれのAVETリールに魅せられた店長からのメッセージ。メンテナンスやカスタム関係の記事が多いかも。

お客様のおおしけ様からまたまたお便りを
いただきましたのでご披露いたします。




マサ様。

オレンジのアベット、なかなか好評です♪

頼まれた方に渡す時も周りにも沢山の常連客もいて、
みんなかなりものほしそ にしていました( ^^ )

いつもお世話になっている船宿さん、年内いっぱいまでは
マダイ釣りをメインにしているのですが、
ここ最近は常連さんの間ではオシアジガーの2000番を
使っている方が多く見られます。

このエリアは狙う水深が浅いことが多いので、以前は
電動が主流だったのですが手巻の方が増えてまいりました。

そんな常連さんが揃う船宿ですから、当然アベットも…

っと思いきや、アベット使っているのは自分だけだったようです(:^ー^A


ここはみんな冒険しないで…っていう感じでジガーを
選んでいたのではないかと…。

ところが、船長に使わせてみたりしてその性能を実証され始め、
段々とアベットも気にし始めてる方がふえてるようです( ^^ )

自分が使うリールの条件として、構造がシンプルで、
レベルワインドが無いレバードラグのリールというのが挙げられます。
レバードラグだと、スタードラグのように毎回設定しなおす
必要も無いですからね(○´艸`)

レベルワインド、実際に使うとドラグの滑りが滑らかでは無くなります。

手で引っ張りだしただけでは測れない性能でしょう。
何度か青物が掛かってドラグが追い付かずに
バラしてるケースも見てきました。

あとは、自分はどんな釣り物でも必ずPRノットで
フロロをリーダーに入れてます。
リーダーは本来、衝撃の吸収が目的ともされてますが、
魚が嫌うPEのシルエットと水切り音を無くすためや、
オマツリなどでラインが擦れた時PEのほうが強度低下が
著しいので、保護の意味も込めております。

リーダーを入れる場合はレベルワインドの無い
リールのほうが向いてると思います。


あと、リーダーやハリスをフロロにするのか、
ナイロンにするのか…

それぞれの特徴、強度との兼ね合いでセレクトするのは言うまでもありません。
ではどちらが強いのか?これは条件で異なってきます。

某メーカーさんの方に伺った所、
テスターにかけた時の強度はナイロンのほうが強いそうです。

しかしナイロンの弱点として、水中での使用により
糸が水を吸収し、強度が低下してしまうようです。

それ以外にも、ナイロンは摩擦にも弱く、
強度低下が起きる要因が沢山有ります。


では、フロロは?
キズ、曲げ、摩擦による強度低下がナイロンより低く、
吸水性も低いので強度低下も少なく、耐久性に優れてるようです。
同じ条件下では、フロロのほうが強度が勝るところが多くなります。
また、光の屈折率で、フロロは水中では見えにくくなります。

ここまで書くと、ナイロンの良いとこは全く無しに思えてしまいますが…

ナイロンにも利点は有ります。
ナイロンはフロロよりも伸び率が高く、衝撃の吸収に優れております。
その為、強度が低下しても魚の力をラインの伸びで逃がしてくれ、
ラインブレイクを防いでくれます。

それと糸の柔軟性。
ライブベイトを使った場合、餌への負担が少なく
自然に近い泳ぎをするのはナイロンです。

カンパチ釣りで30号以上のハリスを使った時、
フロロにすると全く喰わなくなります。
カンパチ釣りではライブベイトの動きが最も重要になってきます。

その為、泳がせ釣りではナイロンが主流となってくるのです。
例外としては、サバを餌にしたマグロのフカセ釣りでは、フロロを使います。
これは、フロロの比重でサバを潜行させるのも目的の1つですが、
長時間のファイトも増えてくるとなると、
フロロの耐久性が必要となるのです。

マグロ釣りで、ナイロンを使ってる人があと少しのところで
アッサリと切られてしまう事も何度か見ました。
皆様もナイロンとフロロの特性は把握しているとは思いますが、
改めてそれぞれを見直し、理想のラインシステムを組みましょう♪




おおしけ様いつもありがとうございます。