アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞はシアトル・マリナーズのフェリックス・ヘルナンデスが、投票資格を持つ28人中21人から1位票を集め、計167ポイント獲得で初受賞。
ヘルナンデスは34試合に先発。今季101敗と西地区の最下位に沈んだチームの中で、249回3分の2を投げ、13勝12敗、232奪三振（リーグ２位）、リーグトップの防御率2.27の好成績。
2位は19勝を挙げたタンパベイ・レイズのデビッド・プライスで111ポイント、3位には2年連続で最多勝のニューヨーク・ヤンキースのCC.サバシア。
勝利数だけに注目していたらフェリックス・ヘルナンデスの受賞は難しかったでしょうが（実際、１３勝、勝率.520での受賞は史上最低）、それ以外の分野での数値はリーグ屈指。極貧打線の援護のなさが際立ってしまいますね。この中で投げ続け、素晴らしい成績を残したキング、まさに圧巻です。