フェリックス・ヘルナンデス
愛称はキング・フェリックス(キング)。14歳の時点で既に速球は145キロを記録し、契約解禁年齢の16歳の誕生日までにシアトル・マリナーズ、アトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・ヤンキース、ヒューストン・アストロズなどが獲得へ興味。最終的に大ファンであるフレディ・ガルシア がエースとして活躍していたマリナーズを選択し、2002年7月に契約。そのころから「将来のエース」、「10年に一人の逸材」と期待され続けてきました。2003年にA級、2004年はA級とAA級、2005年はAAA級でプレイし、2005年8月4日のタイガース戦でメジャーデビュー。この年12試合に先発登板し4勝4敗・防御率2.67を記録。
2006年は8月18日に初完封。ただこのシーズンは問題の制球難が顕著に現れ、開幕から25試合目までに56の四球。しかし最後の6試合にはその数は4におさえるなど、成長。首脳陣は肘や肩の故障を恐れ、このシーズンの投球回数を春季キャンプを併せて200イニング程度に抑える決定を下し、スライダーを投げることを事実上禁止。夏場にはローテーションを飛ばし、他の投手に投げさせたり、最後に登板予定だったスケジュールをキャンセル。
2009年ワールド・ベースボール・クラシック・ベネズエラ代表に選出され、エースとしてチームを牽引。 シーズンでは才能が完全開花。し、19勝、防御率2,49。238回3分の2を投げて、217奪三振、与四球71で最多勝。
2010年1月、5年総額7800万ドルで契約延長。
2010年8月25日のレッドソックス戦で球団史上4人目となる通算1000奪三振を達成。防御率2,27、249回3分の2を投げて、232奪三振、与四球70。シーズンを通してハイレベルな投球を続けた一方で打線の援護(9イニングあたりの援護は3,2点)には恵まれず、勝利数は伸びず・・・。しかし抜群の投球内容の良さが評価され、先発投手としては史上最少となる13勝でサイ・ヤング賞を受賞。常時96 - 97マイルを計測するツーシームと、カーブ、チェンジアップといった球種が持ち味。。ランディ・ジョンソン と比較されるほどの将来性を持つ、と評価されています。実際、スライダーの切れ味も抜群です。ランディ・ジョンソンが「ビッグ・ユニット」と言われていたのに対し、ヘルナンデスは「ニュー・ユニット」と呼ばれています。
精神面で成長を遂げ、MLB屈指の手強い投手になっています。三振を量産したかと思えば、ゴロを打たせることもできる。彼ならば、どんな素晴らしい投手にも負けないピッチングができると思います。
<最終更新日 2013年7月3日>