■2015東アジアカップ■日本VS韓国「網の目の大きさは?」 | picture of player

■2015東アジアカップ■日本VS韓国「網の目の大きさは?」

やるせない負けに日本国内では「教育が悪い」などの根本的な話まで出ておりますが、まあしょうもない負けがあるからサッカーだZE!
というわけで、宿命のライバルでござる!韓国!


■感想
■日本1-1韓国

・北朝鮮製電柱の愛国20号に粉砕されたわけではあるが、今日もLG製電柱キム・シンウクがおるがな。
・日本はおそらく4-3-3。GKが西川くん、DFが右から遠藤、森重、槙野、太田。ここはあまり代えなかった。3センターが山口、藤田、柴崎@君が代も俺が歌えばロック。藤田は代表初キャップ。前線が右に永井@犬、左に代表初キャップの倉田ボーイ、そして1トップが興梠。全取っ替えでくるかと思ったが、そうでもなかった。
・韓国は4-2-3-1か。キーパーが札幌のク・ソンユンではなく、キム・スンギュ。DFが右からジョン・ドンホ、キム・ギフイ、キム・ヨングォン、イ・ジュヨン。ヨングォンくんは日本にもいた。ボランチが神戸のチョン・ウヨンとチャン・ヒョンス。右に長崎のイ・ヨンジェ、中央にチュ・セジョン、左に俺たちの特攻野郎鳥栖のキム・ミヌ。チュ・セジョンがどういう選手だかよくわからぬ。そして、最前線にはおそらく空中戦アジア最強のLG製電柱であるキム・シンウクがずどーん。雷とか落ちろ。
・いつ見てもキム・ミヌは飴とかあげたくなる顔してる。
・解説はまたも山口素弘さん。これが・・・世代交代か・・・!
・20番チャン・ヒョンスが点を仰ぎながらなんらかの祈り。


・前半開始。
・1分、早速韓国がロングボールを放り込むも、森重が危なげなく対処。
・4分、あっさりと左サイドを切り裂かれイ・ヨンジェがクロスもキーパー西川くんキャッチ。
・柴崎が前でプレスかけてるけどよくわかんねえな、並びが。藤田アンカーの4-1-4-1か。
・10分経過して、攻撃の糸口が一つもない模様。シュートどころかアタッキングサードへの侵入もゼロ。
・12分、倉田が飛び出してパスが出るも追いつかずという流れだったのだが、たとえ追いついたとしてもここ近年まれにみる魂のオフサイド。
・14分、山口蛍炎のパスミスもなぜかそのまままたボールが持ってくるという美しい韓国の友情。
・15分、キム・ミヌが中央で思いっきりシュートを狙うも、右足だったので当然のように宇宙の彼方へ。
・16分、山口蛍危険な位置で2度めのボールロスト。
・18分、永井が炎のカウンターで一気にボールを持って行くも、柴崎との音楽性の違いによりワンツー成立せず。
・19分、こぼれ球を拾ったチョン・ウヨンがミドルシュートも西川くんの正面。
・ボールを運ぶ術が無いために、ひたすら押し込まれる。
・20分、キム・シンウクのシュートをキム・ミヌがかかとでブロックしてコミカルな顔がスローモーションに。
・21分、興梠が倒されて得たFKを東京のクロスマシーン太田が直接狙うも壁。
・24分、左サイドからのクロスにキム・ミヌがヘッドで合わせたのを森重がどハンドでPK。それをチャン・ヒョンスが落ち着いて決めて韓国先制。
・押し込まれるとこういうアクシデントが起こる可能性は高まるね。
・倉田はACLやってるからか、競り合いに躊躇がなくて頼もしい。あと藤田もユン・ジョンファン軍事教練所にいたからか相当やれてる。
・29分、山口がPA前で空いてを倒してFK献上。チョン・ウヨンが直接狙うも枠外。
・31分、柴崎@ロックが聞こえないがやけっぱちでシュートを放つもDFがディフレクト。
・33分、なんで永井が左サイドにいるの?
・34分、あちらこちらでアフターファールをやりまくってたチュ・セジョンにイエロー。
・ごりごりに押し込まれる日本。時間を作る選手がいない。
・37分、空中戦で永井がヘッドバッドを食らってFKゲット。ちょっと変化をつけてこぼれたボールを倉田が拾い、横に流したボールを山口蛍がミドルを叩き込んで同点!!!
・これは腑に落ちない韓国!
・39分、勢いに乗ってカウンターで永井が飛び出すも日和って右サイドにパスを出す。やりきれー。
・41分、韓国がサイドチェンジから裏を取るも、槙野が決死のクリア。太田の裏は高速道路。びゅんびゅんびゅんびゅん現代車が通過してます。
・42分、高い位置でボールを奪い、倉田、興梠と繋ぐも飛び出してきた山口には惜しくもボールはつながらず。
・43分、今日はじめてオーバーラップをかけた太田が伝家の宝刀を抜くも、初クロス恒例の宇宙開発。
・前半終了。
・相手を警戒してラインをだいぶ下げていたので押し込まれること矢の如し。当然のようにPKで点を取られたが、山口蛍の乾坤一擲の一撃でなんとか追いついた。その前後あたりから多少ラインを上げるようになって、試合にはなるようになってきた。
・ボールを運ぶ仕組みが柴崎の即興と倉田の顔出し、永井の特攻くらいしかないのでボール運べないこと山のごとし。山口蛍が危険な位置で何度もボールロストをしたように、競り合いを恐れてボールが逃げ、逃げの流れになっており、最終地点では選択肢がないといういつものACL感。
・それでも倉田は気の利いたプレーでタメを作り、攻撃陣で一番機能していた。競り合いを恐れない守備も非常に良い。またアンカーで入っている藤田も超絶にうざいチュ・セジョンに仕事をさせず、中々の出来。興梠もボールが入ればなんかすることはわかった。
・ただ、前半は流し気味のように見えた韓国。後半にはもう一段階ギアが上がりそう。その時に日本は耐えられるやいなや。


・後半開始。
・47分、なぜかピンクのビブスを強要されるハリルホジッチ監督w
・48分、左サイドからのクロスを槙野がキム・シンウクに完全に押さえ込まれて胸トラップされるも、ハンドの判定でラッキー。槙野はホールディングやめろ。
・49分、山口都とのワンツーから倉田がミドルもヒットせずキーパー正面。
・太田の裏専用スイーパーとして機能する藤田。
・53分、カウンターから倉田が特攻してファウルゲット。中に入れたボールは当然跳ね返され、こぼれ球を山口が二匹目のドジョウを狙うも枠外。
・54分、自陣からのFKを適当に蹴ってとにかく走らせるという、永井の正しい使い方。
・59分、倉田がナイスなターンで危ない場面でファウルゲット。とにかく何が優れているというわけではないのだが、高レベルで安定してる上に戦える。
・60分、左サイドからのクロスにキム・シンウクが合わせようとするも、森重が今度はハンドなしでクリア。
・62分、韓国がCKのやり直しという珍しいプレーもなんとかしのぐ。
・63分、チュ・セジョンとイ・ジュヨンがアウトで、イ・ジェソンとホン・チョルがイン。
・64分、カウンターで永井が独走しかけるも謎のパスを選択してカウンター失敗。ハリルホジッチ激おこ。
・柴崎が広範囲に動いて組み立てたからなにからやっていて過重労働だけど、苦しめば苦しむほどロック。そろそろ豚の臓物をピッチに投げ始めるぞ。
・67分、遠藤の魚雷タックルで与えたFKを折り返され、最後はヘッドで合されるもボールはクロスバーに。助かった。
・69分、最後まで異物感を残して永井が浅野と交代。
・70分、柴崎のスルーパスから浅野が抜けかかるも、DFに追いつかれて最後は遠藤の適当クロスで終わる。
・72分、押し込まれてクロス、セカンドボール拾われる、クロスという韓国無間地獄の中からイ・ジェソンにシュートを撃たれるも、宇宙開発。
・76分、続く韓国無間地獄の中で右サイドからのクロスをキム・シンウクがボレーで叩くも遠藤がブロック。残念、そこは足でした。
・78分、興梠に代えて宇佐美。倉田が右に移動し、宇佐美が左に、浅野がトップに。
・79分、韓国はチャン・ヒョンスに代えてクォン・チャンフン。
・81分、前プレからボールを奪うも浅野がシュートまでいけず。その後ぐだぐだして最後は太田の2本目のクロスが普通に跳ね返されて終わる。
・82分、カウンターで森重が炎のオーバーラップを仕掛けるも、だれもついてこなくて死ぬほど笑った。
・84分、遠藤オーバーラップからCKも槙野が得意のホールディングでファウルとられて終わる。
・86分、倉谷代えて俺たちの川又@chinkodekasou、浅野が右に。
・88分、キム・シンウクを集団でボコるも当然ファウル。FKは西川にストライク。
・89分、ごちゃごちゃしたところからキム・シンウクが抜け出しかかるも、槙野が魂のホールディングでノーファウルで潰す。いいぞ!ばれなきゃいいぞ!
・ロスタイム、柴崎のクロスに川又@chinkodekasouが飛び込むも惜しくも合わず。
・両チーム疲弊の末にドロー。


・日本は前半押し込まれながらもなんとか耐え、後半は少しマシな試合になって互角以上に渡り合った。これで東アジアカップの優勝はなくなった。
・前半はぼっこぼこのサンドバッグだったのは下がりすぎたから。前半の終わり頃からなんとか修正したものの、ちょっとあまりにも下がりすぎた。
・また、戦術練習をしてないのと即興メンバーなのでしかたがないのだが、あまりにもボールを運ぶ手段が少なすぎる。カウンターのチャンスは何度もあったのだが、無秩序すぎて一度もハマらなかった。ただ、これはある程度整備できると思う。
・邪推すると、本当にハリルホジッチはこの大会をふるい分けに使ったのかな、とも。戦える選手、応用の効く選手を見極めているのかもしれない。
・そういう意味では、倉田は攻守のつなぎ役としてクレバーかつ激しく闘い、今後も代表に入ってくるのではないかと思わせる出来だった。藤田もチャンスはあるだろう。永井はもうソリストなのでしょうがない。
・つぎはかちましょー。うぇーい。