■J1■干物再生計画「残り物には福があることもあるかもしれないが保証はしない」 | picture of player

■J1■干物再生計画「残り物には福があることもあるかもしれないが保証はしない」

さて、Jリーグもぼちぼち序盤戦が終わり、そこそこ上位、下位の面子が分かれてきたでござる。
このGWの連戦ではそろそろ監督解任なども出てきそうな情勢。
それと同時に、各チームもある程度陣容が固まり、使われる選手も決まってきている。そうなると割を食うのが使われなくなった選手。相応の実力を持ちながら定位置はよくてベンチ、悪くてスタンド。
そんな選手をピックアップし、夏の補強に向けて各チームに紹介しようという次第!我々は第二の関口を生み出してはいけないのです!
怪我とかはすべて把握してないけど、なんかそういう事情があったらメンゴな!



■橋下和 (浦和) 左SB、WB
おかしい・・・プレシーズンでも使われていたのに、シーズンが始まるとほとんど使われず、ここまでリーグは100分にも満たない出場。意外とターンオーバーしている今年の浦和だが、そのターンオーバーの波にすら乗れてない模様。関根と地震雷火事宇賀神にポジションを奪われ、終盤の時間稼ぎにすら出てこない。ただ、宇賀神と比べてそんなに劣っているとは思えない。おそらくボールの落ち着きどころになれるという点で宇賀神の方がミシャ好みなのだろうが、長い距離を走れるのと、アーリー気味のクロスの精度は中々のもの。なにより左足というところがよい。28歳と油が乗り切っている年でもあり、くすぶっている場合ではない。左のWBに困っているチーム、たとえば永井で誤魔化してる名古屋とか、なんとなく山本がやってる鹿島、とにかく選手を魔改造したい川崎とかどうだろうか!



■赤嶺真吾 (G大阪) FW
ここまで出場は12分とパトリックの控えの役目さえも与えられてない現状にドロップキック。東北最強のダイナマイトヘッダーはその猛威を振るうことさえ許されていない。戦術が宇佐美仕様に特化されすぎていて、全然馴染めてないのが原因。パトリックと同じことしろって言われても無理でござる・・・。ただ、その得点能力は錆びついていないので、とにかく前線の決定力に苦しんでるチームはどうだろうか。下位の甲府、山形、そして太田のクロスに合わせる人が誰もいない古巣FC東京とか。あるいはセンターフォワードがイマイチいない神戸なんかもオススメである。ただ、一番欲しいのはウィルソンが孤立して徐々に苛つきを見せている古巣仙台だが、遺恨とかはよくわからん。



■奈良竜樹 (FC東京) CB
移籍決定後から危ないと言われていたのだが、案の定現在リーグ戦は出場ゼロ。森重、カニーニ、吉本、丸山がいてなぜ獲ったのか、よくわからない補強だった。J-22選抜とかに呼ばれてるのかとおもいきや、なぜかそっちにも行ってない模様。なぜだ。札幌で不動のレギュラーだったディフェンス力は中々のもの。CBが不安な清水、甲府、山形、そしてまともなCBが一人もいない川崎にはオススメである。後、FC東京は野澤、橋本、丸山、林などそこそこ実力のある若手が順調に腐っているので、夏の東京バーゲンセールでJ2あるいはJ1下位チームはワゴンに走れ!!



■佐々木翔 (広島) CB
甲府でJ1屈指のエアバトラーとして鳴らし、意気揚々と広島に乗り込んだ佐々木だが、ここまでリーグで先発はゼロ。塩谷、千葉、水本は全員めちゃめちゃ健康でタフ、おまけにACLもないから使い所がないのが現状。25歳とめちゃくちゃ若いわけでもないので、出場機会がない現状は辛いところだろう。水本、塩谷、千葉が大怪我しないとチャンスが来なさそうなので、奈良と同じでCBが欲しいチームは声かけてみるのもあり。特に古巣甲府はCBがえらいことになってるので、「なあ、塹壕戦しようや・・・」とあまい囁きを何度も耳元で繰り返そう!あと、広島は京都から来た工藤浩平もばっちり腐ってるので、「中盤でなんかリズム欲しい」というパスサッカーなチームにはオススメ。川崎とか浦和とか好きそう。


■杉本健勇 (川崎) FW
序盤は何かと使われているのだが、最近ではすっかり船山より序列が下になってしまった和製ベントナー。風間異端サッカーにほぼ馴染むことができず、このままでは去年のパウリーニョコースまっしぐらである。伸び盛りの時期に二部に落ちるチームから脱出してこの状態というのは忸怩たる思いがあるだろう。ただ、いかんせん今までJ1でさほどの結果を残してないところがネック。ただ、でかい、足元うまい、そこそこ速いというスペックだけは素晴らしいので、それを開花させてくれる指導者が待ち望まれるところ。とにかく前線の戦力が足りてない山形、だれでもいいから来て欲しい甲府などがオススメ。それと、ネルシーニョにしばき倒されてヴィトーリアの精神を叩き込んでもらうのも吉。



■狩野健太 (柏) MF
去年まではそこそこジョーカーとして使われていたのだが、吉田体制になってすっかり存在を忘れられている。足は遅い、キープもそこそこ、点が取れるわけでもない、守備も下手、と使いづらいことこの上ないのでやむを得ない部分はある。ただ、一撃必殺のFKやとんでもないパスを出すことも多々あり、周りのサポートがあれば輝ける人材である。セットプレーで点を取りたい松本、とにかくなんでもいいから点を取りたい新潟、だれでもいいいから来て欲しい甲府などはどうだろうか。ネルシーニョにしばき倒されたのである程度ハードワークもできるようになっている。ただ、イマイチ成功している図が思い浮かばないのもつらいところである。



■山村和也 (鹿島) CB
「関塚さん、すいません、俺は鹿島で頑張ります!!」と、ロンドン五輪の恩師からの誘いをおもいっきり蹴ったはいいが、扱いはサブのサブくらいの状態。J1出場は植田も昌子もソッコもいない時に限られてしまっている。CBとしてはイマイチ信用出来ないのだが、そうも言ってられないチームにとっては、必要ではないだろうか。空中戦はけっこう強い。あと、ボランチもできなくはないという感じである。また、リーダーシップがあるので、とにかくなんとかしたい清水などはいっそのこととってみるのもいいかもしれない。あと、シーズン前にフラれたうちはいつでもウェルカムなんやで・・・昇格の夢を一緒に掴もうや・・・。



■ノヴァコビッチ (名古屋) FW
清水からきた塾長だが、名古屋では苦戦している。開幕からの試行錯誤の末、チームは3-4-2-1のフォーメーションに落ち着いた。ただ、1トップのレギュラーは川又。裏を狙うこととエアバトルを要求される1トップはノヴァコ塾長は苦手なので、たまに使われたりするのだが全くフィットせず。しかし、2シャドーとして使われても、名古屋のここは非常に運動量を要求されるのでフィットせず。西野監督は気を使って起用したりもするのだが、今のところ全く機能する気配はない。ただ、前線での懐の深いボールキープとここぞという時の得点力はやはり捨てがたい。夏に武藤が出ていきそうな雰囲気のFC東京、チームカラーにぴったりの神戸、いまいち1トップが定まりきらない横浜FMなんかはどうだろうか。清水が買い戻して長沢とのツインタワー復活というのもありだとは思うのだが・・・やらねえだろうなあ。



■佐藤優平 (横浜FM) MF
去年プチブレイクの兆しを見せつけ、MALIA嬢もゲットして順風満帆だったはずなのだが、今シーズンはほぼ構想外。モンバエルツ新監督のおめがねにはかなわず、ひたすら我慢を続けている。その風貌の自由さと同じように、割とポジション放棄気味で自由に動き回るスタイルのため、戦術に合わないものと思われる。ただ、去年見せつけたように足元のテクニックと運動量はかなりのもの。前線に潤滑油が足りないチームにはうってつけと思われる。なんか前線を混乱させたい浦和とか、いかにも川崎とかには普通に合いそうである。しかし、このまま腐らせてはまずい。なぜなら我らのMALIA嬢がさげまんということになってしまうからである。Jの平和のためにも、リーグ全体で佐藤優平を応援していこう!個人的には異文化鳥栖に放り込んで何が起こるか見てみたい。あ、あと矢島大将軍も順調に腐っておりますので、セット価格でお安くしております。


■指宿洋史 (新潟) FW
序盤はレギュラーとして使われることもあったが、前線の軸がラファエウ・シウヴァになってしまっため、それ以降はすっかり影が薄くなってしまった。他にも鈴木武蔵、山崎亮平、田中達也などもいるため、なかなか状況は厳しい。たぶんヤンツーに粛清されたんだと思う。ただ、懐を活かしたポストプレーはかなりうまく、前線に起点の欲しいチームにはうってつけと思われる。「シーズン中にFWが出て行く」というのは去年の川又でこりごりだろうが、そんなことは構っていられないのである。興梠の復活がよくわからず、前線に高さのない浦和、とにかくだれでもいいからFWが欲しいFC東京、鳥栖で豊田とツインタワー、1トップ欲しい横浜FM、あと下位チーム全般と、就職先には困らなそう。新潟を出て、ヤンツーに復讐の一発だ!!




というわけで、適当にピックアップしてみた。
Jではまだ移籍に対して抵抗があったりするのだが、才能を持った選手がくすぶっているのを見るのは中々きついものがある。
ここでは移籍先をJ1だけにしたが、J2でもとりあえず移籍して出場機会を増やすことが得策であり、それが選手生命を伸ばすことにもつながるだろう。
冗談めかして言ってはいるが、代表まで上り詰めながら2年間を無駄にした関口のような事例を見ると、選手として出場機会は本当に重要だな、と思う次第である。


あ、ただ、この連戦で監督が変わったりすることもあると思うので、その場合は残るも吉かと。中々監督が変わらなそうな場合には高橋“クローズ”祥平のようにバス囲みを煽って監督解任を早めたり、非常の手段を使うことも大事なのである。代理人に出所不明な噂をメディアに流させたり、欧州流をここらへんでも身につけていこう!出場機会のためなら親でも殺せ!アデュー!!