■J1■2015シーズンスローガン評価 「言霊?ああ、俺の隣に寝てるぜ」 | picture of player

■J1■2015シーズンスローガン評価 「言霊?ああ、俺の隣に寝てるぜ」

Jの開幕が待てない!
俺達はJが見たいんだ!!負けて早くバスを囲みたいんだ!

そんな君たちよ、落ち着きなさい。
まだ半月もあるじゃないか。
そのまえに今年の心構え、聞いときたいんじゃなぁーい?

というわけで、毎年恒例の企画。
各クラブスローガン選手権を開きます!!
今年も凄まじい言霊たちがあつまりました!

2014年のJ1はこちら 、J2はこちら


考えるな!感じろ!!




■仙台

挽回

クラブ創設20周年のシーズンに味わった悔しさを晴らすべく、ベガルタ仙台にとってまさに『挽回』の年にする。全てはチームの勝利のために、そして復興のシンボルとして戦う「献身」の精神を胸に、次の20年に向かっての新たな一歩を力強く踏み出すシーズンにする


仙台


・総合点 5.5点
・未来へのダジャレ点 6.5点


確かにそうなのである。手倉森さんがダジャレと共に去りぬしてしまい、後任のアーノルド監督がアーノルドルドルしてしまって、すんでのところで降格を免れたということで、まさに名誉挽回の年となることは確かなのである。しかし、あまりにも普通すぎる。シンプルなのはよいのだが、あまりひっかかるところがなく、牛たんを頭に乗せたらすぐに忘れてしまいそうになる。やはりここは手倉森さんの手を借りて、ダジャレ路線を突き進むのがよかったのではないだろうか。たとえば「挽回には私の出番かい?」などとして、J屈指の男前監督である渡邉監督とのギャップでがっちりハートをつかもう!!



■山形

山形総力戦



山形


・総合点 7.0点
・油一滴血の一滴点 6.0点


今年J1に残留するためには実際に全力で臨まないと難しいだろうし、それを表すのに「総力戦」という言葉はぴったりなのではないだろうか。非常にシンプルだが、メッセージが伝わってくるスローガンである。ただ、禍々しいデザインもあいまって、「総力戦」となると先の大戦を思い出すということもあり、これを見たレフトウイングの方からは「軍靴の響きが聞こえてくる」などと言われそうであり、そこらへんへの配慮はあったのだろうか(しなくていい)。また、やはり山形の地域性を活かして欲しいところもあり、具体的には「芋煮」「将棋の駒」「秋田殺す」「宮城も殺す」「岩手はいいや」などの東北山形ホットワードを散りばめて欲しかったものである。



■新潟

GOAL!



新潟

2015シーズン、アルビレックス新潟はタイトルの獲得、ACL出場権の獲得を目標として掲げています。
ピッチに立つ全員がハードワークし、最後の一瞬まで勝利をあきらめずに粘り強く戦うスタイルは着実に成長を続けています。2015シーズンは、ひとつひとつのゲームで昨シーズン以上に多くの“GOAL!”を奪い、シーズンの最後には、掲げたタイトル獲得、ACL出場権獲得の目標“GOAL!”の達成を目指していきます。トップチームだけではなく、すべてのカテゴリー、クラブに関わる全ての人が、“GOAL!”達成のために努力することを誓います。

また、継続して掲げているクラブスローガン「SMILE」も、クラブの基本的な理念や姿勢を表現するものであり、「GOAL!」とともに掲げてまいります。



・総合点 5.5点
・なんか意識高い点 7.0点


シンプルメッセージである。去年はゴール不足に苦しんだこともあり、ゴールは一つの目標としていいのではないだろうか。というか、新潟が「タイトルの獲得」と「ACL出場権の獲得」を目指しているという事実を初めて知った。そうなのか。目標はともかくとして、その説明がなんかネットワークビジネスみたいなのが気になるところ。しかも「SMILE」もクラブスローガンとして保持し続けるということであり、「GOAL」と「SMILE」というそこはかとない自己啓発感が漂っているのであり、ヤンツー洗脳作戦の可能性も微レ存。もっと現実的で新潟らしいスローガンとして「レオ・シルバがばんばんやるぜ!」とかのが公約達成の可能性が高いのでよいのではないだろうか。あと、フォントが「ゲータレード」みたい。



■鹿島

RISE TO THE CHALLENGE 覚悟



鹿島


「困難に立ち向かう」「試練を乗り越える」「挑戦への飛躍」などの意味を持つ「RISE TO THE CHALLENGE」をメインスローガンとし、それを成し遂げるための確固たる意志を示すため「覚悟」をサブスローガンに据えた。多くの若手が主力として定着した2014年から一歩進み、2015年はこれまでの数多くの選手たちが受け継いできた伝統を新生アントラーズが継承していけるのか、資質や資格が問われるシーズンとなる。同時に、過去最長タイのリーグ優勝のブランク(5シーズン)から抜け出し、新しい時代を迎えるためにクラブ全体の真価が問われる。クラブとしての決意を込め、2015年シーズンは覚悟を持って挑戦に臨む。


・総合点 5.5点
・なんかかっこいい感 6.5点


相変わらず、なんかデザインの威圧感がすごい鹿島である。ちょっと話題になった英語の正しさだが、これは慣用句として合っているらしい。ただ、その意味とスローガンの画像の下の日本語の「覚悟」が特に意味が一緒ということではない、というのはいいのだろうか。まあ目標としては汎用的なのだけれども、具体性にはすごく欠ける上に英語なので、ちょっと長風呂した後にビールでも飲んだ夜には忘れてしまうのではないだろうか。デザイン的にはかなりいい感じなので、そこが惜しい。ただし、「言葉の意味はよくわかんねーけど、なんかかっこいいぜ」ってのはデザイン含めてスローガンとかに重用だと思うので、よいのではないでしょうか。



■浦和

相変わらずスローガン嫌いの硬派浦和の諸君である。なので、毎年のことだが俺が考えようと思う。今年はペトロビッチ政権の可変型サッカーが極まると思うので、

「超合金サッカー変型ロボ浦和改」

とかはどうだろうか。森脇ミサイル、発射!!!



■柏

MORE



柏


今、この時を、まず大切に、全力で取り組む。
そして今より次。今日より明日、明日よりも明後日。『さらに、もっと』。

一日一日を大事に積み重ねながら、日々向上心を持ち続け、サッカーに真摯に向き合い、極めていく。アカデミーからトップチームまで芯の通った強化体制を築き、またクラブとしても日々歩みを止めることなく、一歩一歩着実に成長しながら、チームとフロントが一体となって「柏レイソルのサッカー」を表現し、追求していく。



・総合点 5.0点
・JUN SKY WALKER(S)点 7.0点


さて、去年までは「VITORIA」のごりごり勝利至上主義で数年通していたのだが、ネルシーニョ監督退任ということもあり、今年は変えてきた。ただ、あまりにシンプルすぎて、まるで引っかかりがないのである。「MORE」て。ちょっと年齢層高めのご夫人向け雑誌かよ。あと、デザインもインクが切れていたのか白黒であり、香典袋のようにも見えてくるので非常に不吉。ただ、説明は秀逸。「今日より明日、明日よりも明後日」というのがJUN SKY WALKER(S)の名曲「START」を彷彿とさせる構造であり、担当者は90年代に青春を送ったおっさんもしくはおばはんということは間違いなく、もう「START START これから始まる 新しい日が来た2人の START」がスローガンでいいのではないだろうか。「2人」って誰だよ、という問題はあるが。



■FC東京

Bello e Aggressivo!


FC東京


主となる「Bello e Aggressivo!」は、昨年に引き続いてのスローガンとなります。
『ファン・サポーターのみなさまを楽しませるような、美しく魅力的な攻撃サッカー』を展開することを今年も目標に掲げます。
※参考 「Bello e Aggressivo」とは
「Bello」 ・・・ 「美しい」、「素晴らしい」、「気高い」
「e」 ・・・ 英語の「and」と同意語
「Aggressivo」 ・・ 「積極的」、「攻撃的」

「すべては勝利のために」というメッセージには、監督、選手をはじめとした現場スタッフだけではなく、クラブに関わる全ての人が「勝利のために」力を出しきり、タイトル獲得に挑む想いをこめています。



・総合点 5.0点
・百万遍念仏点 6.5点


去年から継続だけど、誰もこんなややこしいスローガン覚えてねーから!継続性を基本的には推奨する当ブログではあるが、それはある程度筋が通っている場合のみである。どうせポマードが監督やめたらやめるんだろ、このスローガンも。ただ、念仏も意味もよくわからずとも百万遍唱えれば極楽浄土に行けるということもあり、「べべべ、あぐれ?アグリシモ?」とか何回も言っていれば、行けるところには行ける可能性もなきにしもあらず。試合前にリバプールの歌を歌うよりも、この念仏を唱えて異様な雰囲気にスタジアムを包もう!



■甲府

プロヴィンチアの挑戦 一体



甲府


【スローガン】
 樋口新監督のもと、クラブ史上初の3年連続のJ1の舞台を迎えます。チームとしての一体感、サポーターが作り出すスタジアムの一体感。それはヴァンフォーレ甲府が持つ大きな魅力の一つであり、J1を戦い抜くための強力な「武器」でもあります。今シーズンは、その「一体」を旗印に、クラブに関わるすべての人の力を結集し、さらなる上を目指し挑戦を続けていきます。

【デザイン】
 スローガンロゴは昨年同様、書をベースに表現。「一体」が持つ言葉の意味とともに、戦いに挑み突き進んでいくチームの力強さと躍動感も感じられるようデザインしています。



・総合点 6.5点
・だから、デザインの説明するのはダメだっ点 5.0点


昨年の残留はチーム全員で守備を固め、盛田師匠を前線でラーメン人柱にするなどの非人道的処置で残留を勝ち取ったので、「一体」という言葉はよろしいのではないだろうか。また、自分たちをあくまで「プロヴィンチア」と称しているので、今年の目標も残留であるという強い意思を感じて非常によろしい。デザインも勢いがあってかっこいい。ただ、何回も言っているのだが、「デザインはこういう意図ですよ」ってのは、手品でいったら種明かし、スーパー・ストロング・マシンでいったら「お前、平田だろ?」ということであり、そもそものデザインという概念の意味をはなっからぶっ殺す所業。繊細なデザイナーさんが泡吹いて倒れちゃう事案なので、やめてさしあげて。それは勝手にデザインが語ってくれるんだからさ。



■松本山雅

One Soul 走破!その先を目指して



松本


2015シーズンも「ONE SOUL」をスローガンとして掲げます。
「ONE SOUL」は今や単なる標語の域を超え、
長年にわたって築き上げてきた、ファン・サポーターや地域の皆さまとクラブをつなぐ「絆」そのものを表わす言葉です。
クラブ創立50周年を迎え初めてJ1の舞台に立つ今年度、
今こそココロをひとつにして、熾烈なシーズンにチャレンジしていきたいと思います。

サブスローガンは「走破!その先を目指して」。
足を止めずに最後まで走り抜く!この松本山雅スタイルをつらぬいてJ1の強豪チームに挑んでいきます。
そしてチームもクラブもその先にある結果を求めてまい進してまいります。



・総合点 7.0点
・唐突セカイケイ点 7.0点


継続スローガン案件。チームカラーの緑を活かして、デザインも統一性あり。サブスローガンの「走破」というのもチームスタイルを表した造語で素敵である。今年のJ1挑戦という目標をチーム全体でやっていくというのがよく現れてるのでとてもよいです。ただし、説明文を読んでみるとしごくまっとうなことが書いてあるのだが、なぜか「今こそココロを一つにして」と急にこの部分だけカタカナになってしまっているのかよくわからず、これがあることでなぜかそこはかとなくエヴァンゲリオンしてしまい、「瞬間、岩上のロングスロー重ねて」「見知らぬ、キローラン菜入」などが浮かんでくるので、「J1の中心で愛を叫んだ反町」ということでがんばっていただきたい。



■横浜

Integral Goal -All For Win-



横浜FM


・総合点 6.0点
・貴様!帝国のスパイだな! 6.5点


去年まで継続の「All for Win」は今年もそのまま使います。ということで継続性については○。ただ、メインスローガンの「Integral Goal」はちょっと難解。「不可欠な」とか「必須の」とかそういう意味らしいが、日本人がメインターゲットのスローガン市場において、けっこうな数の人が辞書引かなきゃいけない言葉使うのはどうなのさささ。引っかかりっていう意味ではありだけれども。あと、「Integral」は昔「インテグラ 乗ってぐら」のCMで有名な車を思い起こさせるのだが、その発売元はホンダ。それは日産的にどうなの、という感じなのだが、これも親会社からの離脱、シティ路線まっしぐら乗ってぐら!という意味ならばよろしい。いや、全然よろしくない。



■川崎

ちょっと見つからないので、俺が考えます。

「濃縮攻撃100%風間印!」

という濃厚スローガンでどうでしょうか?


→ありました



ATTRACTIVE


川崎


武蔵小杉の都市開発に見られるように、川崎市は新たな街の魅力を生み出すべく日々変化しています。
3月には新メインスタンドも完成し、フロンターレの試合観戦環境も著しく変化します。
これら街やスタジアムが魅力的に変化する中、川崎フロンターレも市民、サポーターを魅了するサッカー、そしてスタジアム内外での活動展開が必要だと考えます。

 

「人々の心をさらに惹きつけ、夢中にさせるクラブになる」という意味をこめて、2015年のキャッチフレーズを「ATTRACTIVE」(英訳で「魅力的な/魅せる」)とネーミングしました。



・総合点 6.0点

・戦慄のデザイン点 7.0点


なんかスローガンで検索しても見つからなかったが、ここはキャッチフレーズらしい。いい加減にしてほしい。というわけで、attractiveである。まあスローガンとしてはシンプルで意味も通るし、よいのではないだろうか。ただ、昨年が「OURS」、一昨年が「wing」、その前が「一体感」ところっころ変わってるのは、なんかそれどーなのよという気分になってくる。まあシーズンスローガンなんだからそれでいいと思うのだけれども、言うこところころ変わるとちょっとなあ、と。川崎に限ったことではないのだけれどね。あと、このデザインは「かわいいのか・・・?きもいのか・・・?」というギリギリの線を突いており、俺の判断だと「ギリでキモい。けっこうキモい」ということになってしまうので、ちょっとつらい。そういえば、デザインの一貫性はあるよね、川崎は。あと、先に作ったスローガンの著作権は放棄しまうので、川崎のご担当者の方はご自由にお使いください。



■湘南

証明 show the style


画像なし

長い歴史の中で、2度の昇格、降格を繰り返し、3度目の昇格となります。何とかして証明したいという想いを込めております。


・総合点 6.0点
・私は無実だ点 6.5点


画像が見つからん。湘南の「しょう」にひっかけて、「証明」と「show」という言葉を使っていて、まあダジャレなのだが、引っ掛かりはけっこうよいのではないだろうか。ただし、HPにスローガンのページが見つからず、画像もなさそうということでマイナス点。しょうがないので、新体制挨拶で社長が喋ってるのを引っ張ってきたのだが、なんか後半部分が何を証明したいのかよくわからず、なんか冤罪にあってその罪をなんとか晴らしたいみたいな点が非常に切実な感じ。湘南にはがんばって中田旅人が犯した罪は出身元の自分たちのせいではないということを証明していただき、「それでも僕はやってない」という面白シーズンを送っていただきたい。



■清水

Heat Attack Express Beyond the Limit!



清水


Remember2014
あの年の屈辱を忘れない。
2015
厳しさと情熱を持って、誇り高きクラブへ。

HEAT!
とてつもなくサッカーに熱い清水へ。
とてつもなく勝負強い清水へ。
今、これまでを超える、強い、熱い、闘いを!

ATTACK!
未知の領域へチャレンジする勇気を。
選手、スタッフ、クラブが、果敢に挑む姿勢を。
今、強いメンタリティを胸に、立ち向かおう!

EXPRESS!
ピッチを、突き進む、駆け抜ける戦士に。
全速力で、敵ゴールに殺到するエスパルスに。
今、この情熱の闘いを、見せつけてやれ!

-BEYOND THE LIMIT!-
限界を越えろ。


【デザインコンセプト】
常に原点回帰の精神で初心を忘れることなく精進し、切磋琢磨して技を磨きあげていくことを表現した。
その一瞬一瞬を命がけで、時に冷静に、時に激しく打ち込む姿勢の剛柔一体を日本の武士道精神と掛け、力強くスピード感のある筆文字(激しさ)とゴシック体(冷静さ)でデザインした。
オレンジのブラッシュストロークはその磨き上げた技から放たれる、全ての人たちの想いを込めた「一球闘魂」でゴールを貫く執念の軌跡を表現した。


・総合点 7.0点
・シャブでもキメてんのか点 7.5点


今回、ピカ一にイカれてるスローガンの清水。昨年降格ぎりぎり回避で頭のヒューズが一本飛んでしまったのだろうか。そもそも「Heat Attack Express」の意味が説明されてもさっぱりわからない上に、一文字間違えると「Heart Attack Express」で日本語の意味は「心臓麻痺一直線」という世にもすさまじいスローガンに。そして、説明文もキてる。まず「Remember2014」の始まりのフレーズがすさまじく、その後のもうなんか「テニプリ」の漫画みたいなノリであり、もう1フレーズごとにぐいぐい高まってくるテンションの高まりがすごい・・・なにこれ・・・こんなの初めて・・・最後の「限界を超えろ」ではなぜか半裸で立つ大前と本田の姿が想像できるというもの。そして、デザインコンセプトまで説明した上に、「一球闘魂」とか言い出して、とどめ。いやー、これはすごい。もうなんか、すごい。ぜひ、皆様には説明文も一言一句朗読していただき、このすさまじい出来栄えを堪能していただきたい。大丈夫か、清水の担当さん。



■名古屋

捷 moving



名古屋


名古屋グランパスにとって2015年は飛躍を目指す年です。
常に勝利を追い求める能動的な姿勢を「捷moving」というスローガンに込めました。
「捷(ショウ)」という文字は動きの素早さや敏捷さの他、「戦に勝つ」との意味を持ち、チームが体現する躍動感やその先にある感動をイメージした「moving」と融合させ表現しています。
名古屋グランパスは新たな決意のもと、2015年を闘い抜きます。



・総合点 5.5点
・関係ないのにJFK点 6.5点


Jスローガンの特徴として、ネタがなくなってくると「moving」を使ってしまうという傾向がある。今年は名古屋がその罠にハマってしまったようである。Movingはなんか響きのいい言葉だし、意味もわかりやすいので安易に使ってしまうのだが、JリーグでMovingというと「Moving男一代記」である色黒のAV男優風味の俺達の城福さんの専売特許。FC東京をmovingさせて壮絶な死を遂げた2010年の「城福心中」を思い起こさせてしまう不吉な言葉なのである。もうMovingて言われた時点で「捷」の意味すらわからなくなり、そもそも「捷」があったかどうかさえ覚えてない。そんな禁忌にあえて触れたのか、それとも知らなかったのか。名古屋の2015年は激動のシーズンとなりそうである・・・!



■G大阪

Moving G



G大阪


“動く”“感動させる”などの意味を持つ「Moving G」。
ガンバ大阪がさらに成長し、Jリーグ、アジアの先にある世界の舞台に立つために、今シーズンも選手、スタッフが同じ目標に向かい全力を注ぎ、一致団結して動く。そして、チームやクラブの活動を通して、今シーズン終了後には、昨シーズンと同様に、ガンバ大阪に関わるすべての皆様に感動を届ける、という想いを込めました。

今シーズンのガンバ大阪が目指すものは、Jリーグ連覇だけではありません。
3冠王者として臨む2015シーズンは、3年ぶりにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場します。ACLでは2008シーズンにガンバ大阪が制覇して以来、Jリーグからアジアチャンピオンを輩出できていません。この現状を打破し、アジアにおけるJリーグ、ガンバ大阪のプレゼンス向上のためにも、Jリーグ王者として優勝を目指します。
そして、2014シーズンから取り組んできたアジア戦略。1月にはトップチームもインドネシア遠征を行い、アジアでのサッカーの普及やレベル向上に貢献します。これらの活動を進めていくためにも、積極的にアジアに出て行きます。
また、2008シーズンから動き出し、2013シーズン冬に起工するに至った新スタジアム建設も、ついに2015シーズンの秋には完成します。皆様からの募金で作られる日本で初めてのスタジアム。皆様の想いが詰まったこのスタジアムへガンバ大阪は拠点を移し、そこで新たな素晴らしい歴史を築き、地域のシンボルとなるようクラブとして取り組みます。

長年使用していた万博記念競技場での試合開催も今シーズンで終わり、2016シーズンの開幕は新スタジアムで行います。ガンバ大阪が新たなステージで戦えるように、クラブ一丸となり全力で努力して参りますので、今シーズンも皆様のサポートをよろしくお願いいたします。


・総合点 5.0点
・キサマぁ!まだ抗弁する気であるか!点 6.5点


お前らもかよ!!もうMovingはあきあきなんだキーーーーー!!!そして、ガンバは去年も一昨年もそうだったのだが、もうほんと説明長すぎなのである。告白されて断るのに「いや、きみのことはとても好きなんだけど、やっぱ俺ゆっくり考えたいし、お互いの未来もあるしさ、ていうか、消費税も上がったし、安倍政権もなんだかあれだしさ、いや、ほんと君は好きなんだけど」とか言ったら「消費税」あたりでぶん殴られるのがオチである。ただ、一応「○○G」というスローガンは継続させているのは中々一体性という点で好感は持てるのであり、来年あたりは「ゲゲゲのG」「レコンギスタのG」「スポットのG」などのホットワードで世間に訴えかけていってもらいたいものである。



■神戸

一致団結~One Team, One Family, One Dream



神戸


ヴィッセル神戸では、2006シーズンより継承してきた「トモニイコウ。」のクラブ理念を礎に、クラブ20周年を迎える2015シーズンより、クラブの団結力をより一層高め、悲願であるタイトル獲得に向かって更にまい進していきたいという思いを込め、昨年2014シーズンスローガンである「一致団結~One Team, One Family, One Dream」をクラブスローガンに掲げます。

また、この「一致団結」は弊社取締役であった故三木谷良一氏がクラブの根幹を成すコンセプトとして、強い思いをもってクラブに贈った言葉でもあります。ヴィッセル神戸に関わるすべての人が1つの家族「ヴィッセルファミリー」となって、強い絆で結ばれ、これからも同じ夢を目指して、神戸の街と共に歩んでまいります。



・総合点 5.5点
・なんか普通すぎて逆にすごい点 6.5点


2006年から継続してきた「トモニイコウ」というナイススローガンを捨て去って選択したのは「一致団結」。うぅぅぅぅんん?なんかものっすごい普通になってしまって、とても残念である。そのあとの「One Team・・・」のくだりもものすごい普通。どうしてしまったのだ。故三木谷良一氏のコンセプトとして送った言葉とあるが、なんかものっすごい当たり前のことではないだろうか。ただ、ここまで来ると逆に普通が際立ってくるという逆張り感がビンビンであり、来年は「人はみな死ぬ」「飯食べないと腹が減る」という当たり前スローガンを掲げ、あたりまえ体操のCow Cowとコラボとかしたらいいんじゃないだろうか。超ふつう!!



■広島

結集 WE FIGHT TOGETHER 2015



広島


2015シーズンは、サンフレッチェ広島の新たな歴史を刻むチャレンジの年。
森保監督の下、選手、スタッフ、フロント、サポーターの皆様、関係者の皆様、
サンフレッチェ広島に関わる全ての人の力を結集し、
1試合1試合の最善の準備とチャレンジャー精神を貫き、勝利を目指し全力で戦います。
その強い決意をスローガン「WE FIGHT TOGETHER 2015 結集」と表現しました。


昨年に引き続き、書家・紫舟(シシュー)との「紫コラボレーション」が実現!
サンフレッチェ広島に関わる全ての人の力を結集し、
1試合1試合の最善の準備とチャレンジャー精神を貫き、
勝利を目指し全力で戦う強い決意を、書家・紫舟のサポートをいただき、ロゴデザイン化しました。



・総合点 6.0点
・今年も美人すぎる書家点 7.5点


2文字+「WE FIGHT TOGETHER」路線の継続であり、今年は結集だそうで。2文字というのはよほどインパクトが残らないと記憶に残らないのであるが、果敢なる挑戦ありがとうございます今年もほんとに印象に残らないのでほんとうにありがとうございます。去年が「全力」、一昨年が「一丸」ということを覚えている人間がどれほど広島にいるのだろうか。ただ、継続性は年を経るごとに価値を増していくと思うので、その点はプラス。そして、今年も美人すぎる書家の紫舟さんとコラボしていて、年に一度彼女の画像を検索して幸せな気持ちになるのでみなさんもやったりんじん!!



■鳥栖

Next Stage~挑戦~



鳥栖


「挑戦者」私たちはその気持ちを忘れない
一試合一試合に全力を尽くす
ようやく世界の輪郭が見えてきた
でも何かをまだ掴んだわけではない
「Next Stage~挑戦~」



・総合点 5.5点
・戦慄のJポップ点 6.5点


2012年の「超!結戦。」、2013年の「超!奮迅。」、2014年の「超!激翔。」という意味不明超路線を放棄してしまったのは悲しい出来事である。ただ、ユン・ジョンファン監督もいなくなったので、いたしかたなしか。そういった意味で、このスローガンはシンプルながらもクラブ実情にあったいいものなのではないだろうか。しかし、なぜか説明が急にJポップ調になってしまっているのは気になる点であり、実際にJポップ風に節をつけると驚くほど簡単に歌えてしまうのでああり、コブクロとRad Winpsが交互に出たり消えたりする。セカオワはいい。今までの意味不明だが勢いはあるという路線のほうが、この「パスタ食って親に感謝」路線よりもよかったのではないだろうか。来年には抑えきれないリビドーのために「激!」とか「肉!!」とかの路線に戻ってくれると俺だけはとても嬉しい。



さて、今年もまたスローガンを堪能させていただきました!!
最高の言霊たちが集結したNE!
ということで、スローガン賞発表!



■優秀スローガン賞

山形 「山形総力戦」



■清水大丈夫か賞

清水 「Heat Attack Express Beyond the Limit!」




J2はまた今度ね!そんじゃーね!(パクリ)