■J1■2014年シーズン総括「大宮の魔法が解けるとき」part1 | picture of player

■J1■2014年シーズン総括「大宮の魔法が解けるとき」part1

浦和がやらかしたぞーーーーーー!!!
というわけでどこよりも早いJ1総括!早いだけがとりえです!



■1位 G大阪
赤いチームが毎年恒例の終盤逆噴射をしてくれたおかげで、柏以来の昇格即優勝を成し遂げた。2005年以来なので9年ぶりの戴冠。最終節は引き分けでしまらなかったが、おめでとうおめでとう!前半戦は苦戦の連続。「J特化フィニッシュ最終兵器」と化していた宇佐美を怪我で欠き、チームは申告な得点力不足に。遠藤と佐藤の藤しか共通点がない2トップとかで何をどうしろというのか。ボトム一歩手前を漂い、長谷川監督には民の怨嗟の声が響き渡り、打ち首もやむなしというところまでいっていた。しかし、中断期間と前後して宇佐美が復活してくると状況は一変。「ボールを受けられないと何の役にも立たない上にボールを受けるのが下手、だけどボールもって前向いたら止められない」というエース宇佐美のために宇佐美システムを構築。宇佐美の代わりに前線で動き回るす俺たちのパトリックを配置し、オフェンシブハーフにも阿部と鉄砲玉大森でひたすら上下動。結果的に宇佐美のマークが分散し、仕事ができる環境が整った。また、守備も構築のうまい長谷川監督のおかげで失点数も少なく、シーズンを通して安定していた。得点力のない期間をひたすら我慢し、宇佐美が復帰してからは宇佐美のために使いづらいパトリックをあそこまでハマらせて宇佐美システムを作り上げた長谷川監督は称賛されてしかるべきだろう。パトリックとかプレーの選択肢の一番最初が「右の奥に全力で走りこむ」だからな。そんな意味不明なプレーチョイス、普通どうしたらいいかわかんねえよ(笑)。それと地味ではあるが、例の降格させた強化部長がいなくなって、東口、米倉という弱点ピンポイント補強をシーズン前に行い、パトリックという傭兵をシーズン途中に注入し、「監督が欲しい選手をできるだけ買ってくる」というフロントの普通の仕事ができたのも大きいだろう。遠藤がいつまで持つのか、終盤には対策されつつあった宇佐美システムをどう発展させるのか、そもそも来年宇佐美いるのか、パトリックがまかり間違ってMVPとったらどうしようか、岩下のヘアバンドはあれでいいのか、大森とオ・ジェソクはシャブの売人と常連にしか見えない、仕上げのリンスはお前それでいいのか、などなどの悩みはあるが、ともかくも今は優勝を喜んでいただきたい。おめでとう!!


・宇佐美貴史
序盤を怪我で欠場し、夢のWカップも台無しになった男は鬱憤を晴らすかのように暴れまわった。前を向いて仕掛けさせたらJでは向かうところ敵なし。広いシュートレンジとキックの種類、ドリブル突破によって対面のDFを恐怖に陥れた。しかし、徐々に「フリーランニングできない」「相手DFを剥がす動きができない」「金髪が似合わない」などの弱点がバレてきてからは失速。中盤の爆発力が戻ってこないままシーズンを終えた。ただ、元々パトリックや阿部、大森に支えられての活躍。彼らがいて、宇佐美システムを構築しなかったら、ボールに触れることもできないだろう。そこらへんの問題を解決しない限りは、代表にもなかなか呼ばれないだろうし、海外に出ても目立った活躍はできないだろう。なんか宇佐美を見てると「走れる奴をうまくするよりもうまい奴を走れるようにするのが簡単だと思うだろう?でも、うまい奴は本当に走らないんだよ」みたいなオシム爺さんの言葉を思い出す。まずは髪型のヒモが超いらつくから、角刈りにして最近亡くなられた菅原文太さんの気合を受け継ぐのだ!パナソニックソーラーじゃけん!




■2位 浦和
ま、またやってしまった!おおおおおおふふふふぉぉふ(嘔吐)。序盤から安定した成績を残し、途中でJapanese Onlyでカマして無観客試合にするも、終盤はずっと首位をキープ。あちこちの界隈で「無観客試合を乗り越えて戦い続ける姿に感動しました!」「宇賀神が血を吐きながらクロス上げるシーンで泣いちゃいました!」と甲子園風美談が囁かれ始めた頃に、エース興梠の負傷。それまでの勢いが消え、それでもなんとか青息吐息で勝ってはいた。そして、勝負のG大阪戦。引き分けならほぼ優勝が決まるという試合で、後半40分のコーナーキックでなぜか大挙して攻撃に。そこから炎のカウンターを食らって失点、さらにはもう一発カウンターで沈められるという大失態。それでも勝点差は上回っていたのだが、その次の節には相手の鳥栖から退場&PKというプレゼントをいただきながらも、またも後半最後のラストプレーでCKから小林にヘッドを叩き込まれてドロー。そして、最終節では1点先取していて、G大阪が引き分けだったのでそのままいけば優勝なのだが、名古屋に思いっきり追いつかれ、最後は鈴木啓太のパスミスを掻っ攫われての逆転で終戦。別に恨みはないのだが、あまりの勝負弱さに笑ってしまった。焦りまくってる槙野と森脇を見るのは極上のエンターテイメント。というか、ペトロビッチ監督はとにかく攻め勝つことしか考えておらず、勝ってて時間なくても鹿島らないし、引き分けでいい試合で攻めに出るわで、リスク管理とかまるっきり頭にないから、優勝するよりも「自分たちのサッカー」をする方が優先されている模様。野球の監督やらせたらたぶん「バント禁止令」、「盗塁禁止令」、「新井禁止令」とか出すはず。最後の武士は浦和にいた。来季以降も続投するのかどうかは知らんが、「病み上がりの火星人が考えたような奇抜なサッカー」(@szakekovci)を続けるようなら、また苦労しそう。金が一番あって、客も一番入ってっていうチームなんだから、普通に圧倒的戦力整えて物量で勝ちきればいいのになー、とは思う。移籍金ゼロの選手集めてチマチマやるのは、鳥栖とか甲府とかがやるんならわかるんだけどさ。まあどんなサッカーやろうと文句言われる筋合いはないんだけど、金あるところはどーんと構えたサッカーしてほしいし、そうしたほうが勝てるチャンスは大きいと思う。ただ、来季もペ将が継続してやるならば、信じがたいような大コケが見られるはずなので、リーグの盛り上がり的には完全部外者としてそれはそれで楽しみである。あと、このサッカーだとたぶんACLでは勝てん。


・阿部勇樹
浦和式変形サッカーのツケをすべて払い続けたドM30代男性。その危機管理能力は抜きんでており、次期阿部内閣の目玉閣僚候補となるという噂も(未確認)。野放図にオーバーラップしていく森脇や槙野、はては那須の穴を献身的に埋め続け、決壊一歩手前で防ぎ続けているのだが、外から見ると「はたしてその仕事は楽しいのか?」「普通のチームだったらMVP一回くらいは取れてるんじゃないのか?」と思うのだが、なんかあれだろうかブラック企業に勤め続けててだんだんハイになってくるみたいな脳内ドラッグ現象が起こっているのだろうか。しんどければしんどいほど輝く和製スコット・パーカーの趣を呈してきた。まあ彼が幸せならそれでよい。ただ、来季はともに支え続けた鈴木啓太が健康状態が悪く、獲ってくるという噂の選手もほとんど攻撃の選手ばかり。阿部がセイフティ・バルブになることは間違いないのだが、いかんせん阿部もそろそろいい年なんだよね。もし壊れちゃったらと思うと、不安で不安で夜も眠れませんね(笑顔)




■3位 鹿
大胆な若手切り替えを行いながらのこの順位は立派の一言。久々の再登板となったヒゲが最初にやったのは老朽化激しかったメンツの一大刷新。前線は土居、豊川、カイオ、中村シードディステニーなどの若手を積極的に使い、守備では昌子と植田の若いセンターバックを起用。序盤こそ好不調の波は激しかったが、若い連中は試合を経るごとに成長。特に序盤は単なる特攻ドリブラーだったカイオはカットインを覚えると左サイドを蹂躙。最終的には8得点と、今の若手アタッカーの中ではかなり上位に位置する怖い選手となった。日本に帰化を早くよろしく。またダヴィの怪我でどうなることかと思われたトップも赤崎が徐々に順応を見せ始め、中村シードディステニーがゼロトップ気味で活躍するなど、代わりがなんとか埋めていった。そこに最早鹿島の若き王となった柴崎@ロッキンオンで8ページのロングインタビュー受けてそうが君臨。院政を敷く小笠原と共に、ハイテンポなアタッカー陣を操った。植田は最後までアンポンタンが治らなかったが、昌子がそのお守りで急激に成長できたので、結果としてよしとせねばなるまい。正直ここまでうまく噛み合って上に来るとは予想外だった。このままメンツが残っていけば、再び鹿島黄金時代が訪れる日も遠くない。しかし、いかんせん最重要人物である柴崎@俺達のロックを否定する奴らがロックじゃないからが抜群の意識の高さを見せており、オファーがあったら今すぐにでも外に飛び出そうとしているのが気がかり。「スペインじゃ通用しねーよ」とか言われてたのでぜひ見返して欲しいのであるが、ん柴崎@新しいとか古いとか関係ない俺たちの音楽がこの時代の音楽なんだからの代わりは見つかりそうになく、院政小笠原が再君臨ということにもなり、だいぶ来年はしんどくなってしまうだろう。はっ!?そのためのルイス・アルベルトか!そうなのか!!(たぶんクビ)。まあ来年はもっと強いだろうねー。


・植田直通
今シーズン最も期待されて使われて、かなり伸びたけどまだ色々足りない肉体派。最初出てきた頃はとんでもないポジショニングをしていることも多くて「うわあ、昌子これは大変なりぃ・・・」と思っていたのだが、そのポジショニングも改善してきていてるようないないような。時折すっとこどっこいな位置取りで完全なミスをしているのだが、「最終的に身体能力でどうにかする」ということを覚えてしまったので、こっちではあんまり進歩しないかもしれない。危ない!その道の先にはブランブル!!ブランブル経由のタリボ・ヴェスト行き!片道切符の肉体派超特急!ただ、本当に身体能力は高くて放り込まれても異常に空中戦が強いし、裏へ出されてもスピードがあるからどうにでもできる。キックもよくわからないサイドチェンジがすさまじスピードで飛んでいく。「こいつがいれば10年は戦える!」と誰もが未来に期待しちゃう素材なので、とにかく彼に身体能力だけに頼らないDFを教えて上げて欲しいものである。とりあえずU-19アジアでは競り勝ってるのに手の使い方が悪くて全部ファウル取られてたので、まず手を縛ってカポエラスタイルでディフェンスさせるところから始めよう。セレーゾさん得意だろ、そういうの。]




■4位 柏
最終節で雪で中止というよくわからない感じになっってしまった。やめるのやめるのネルちゃんが本当にやめちゃうということで、有終の美とはいかなかった が、意地で上位に食らいついてきた。レアンドロ別人の補強で駒が揃った!と思ったのだが、イマイチ前線のかみ合わせがよくなく、低空飛行。それでもなんと かヨタヨタやっていたのだが、チームの10番であるレアンドロ・ハゲミンゲスが叛旗を翻すというトンデモ展開。練習に現れないけど弟の引っ越しは手伝うと いう舐めっぷりで、当然のように名古屋に放出。しかし、それでかえってポジションが空いて、田中順也@トレンディドラマの噛ませ犬顔がフィット。よぉし、 これでいけるぞ!ヴィトーリアや!と思ったところで、スポルティング・リスボンに移籍。なんなの。なんでヴィトーリア邪魔するの。そこからは試行錯誤。 DFラインも3バックにしたり4バックにしたり、DFに秋野を使ってみたりシャドーに太田を使ってみたり、で、なんとか高山をシャドーにぐいっとねじ込ん でみたら、そこそこよかった。これでしばらくは安定。そしてとどめに、やけっぱちでドゥドゥを二人取ってみたらけっこうよかったので、若い方はそのままレ ギュラーに定着。シュートとぬめぬめしたドリブルを武器に、点を決めたらアホの坂田のダンスを踊るという謎の順応性を見せ、レアンドロとともに攻撃の軸に なった。・・・あれ?工藤は?まあいい。沸騰しかけたネルちゃんコンピューターもなんか満足したのか、退任となった。まあハゲミンゲスの乱があった年にし ては、上々の成績じゃないだろうか。これにて、ネルシーニョヴィトーリア時代は終焉。おそらく、吉田達磨@ダルマじゃないよさんが次の監督になるので、い よいよ柏は自前のユースをばんばん上げていく新時代に突入しそうである。ほとんどユースを見ないので、吉と出るか凶と出るかはわからん。ただ、モデルチェ ンジはうまくいくとは限らないので、ネルシーニョとは頻繁に連絡を取り合っておいて「もうハゲミンゲスみたいなのはいないから」「またヴィトーリアしてい いから」「ううん、ほんとはモデルチェンジなんかしたくなかったので、あなたのサッカーのほうがすき」ともしもの時のためにキープしておくことが肝要かと 思われる。 追記 ACLに行けるかも!夢をつないだかも!


・工藤壮人
滑り込みのワールドカップを狙ったシーズンだったが、チームがふわふわした状態だったのでおもいっきり煽りをくらって、代表入りを逃す。そこから先も下僕 ワーク。レアンドロがトップしかできないので守備をせざるを得ず、得点数はだだ下がり。ハゲミンゲスが抜けて田中順也@ポルトガルの空気を吸えば顔が薄く なる気がしたのかなが入ったときはよかったのだが、移籍したらまた下働きに。最終的にはいつの間にか入ってきたドゥドゥという面白外国人に話題をさらわれ てしまった。おもてたんとちがーーーーーーう!!フォルランが来て柿谷がサイドを駆けずり回ってたのはなんかわかりやすくつらそうだったが、工藤も地味に 似たような役回りをさせられてました。来年どういう使い方をされるのかわからないが、まあもうちょい中盤からいいパスが出てくれば、もっと点は取れると思 う。岡崎の次の「潰れ役ができる万能FW」として、このままくすぶってもらっては色々と困るのである。そのためにも来季は非情に結果だけを追い求めてもら いたいものであり、そのためにもニュースターに駆け上がりつつあるドゥドゥのトゥシューズに画鋲を入れたり、アホの坂田ダンスに対抗して、ゴールをしたら ユニフォームを脱いで柏名物パチパチパンチをするというパフォーマンスで日立台の主役の座を取り戻してもらいたいものですな!(イエローカード)




■5位 鳥栖

なんとか食らいついてG大阪の天皇杯次第でACLももしかしたらいけるかも、ACLだめだったけど、という頑張ったで賞。フィジカルサッカー爆発で首位になるも、なんとユン・ジョンファン監督と契約解除。いまのところ理由はいまだに闇の中なので、鳥栖フロントの情報管理能力はセレッソよりはいい。案の定成績は急降下してこのまま落ちていくかと思ったが、そこ吉田監督の下でなんとか踏みとどまった。元々そんなややこしいことしてないのと、夏場を超えてフィジカル爆発できる環境が整ったこと、ほかもコケてたこと、安田が卑猥なモヒカンの髪形をしたことなどが考えられるが、シーズン途中に監督を代えたチームとしてはこの成績は上出来と言っていいだろう。監督交代直後は迷いも感じられたが、途中からは割り切ってばこばこロングボール放り込んでいたし、まあ選手のタイプ的にそっちのほうがいいことは明らか。そしてやはり鳥栖が落ちていかなかったことの一つの理由として、豊田というエースがいたことがあげられるだろう。監督代わろうがなんだろうがとにかく前線で体を張り続け、重要なゴールを取り続けた。3年連続15ゴールは立派の一言。ピンクのマウスピースは最初吐血してるのかと思ったが、実際吐血してても闘えるんじゃないだろうか。ていうか、浦和とかいってクロスばんばん放り込んでもらえば優勝できんじゃねえの。さて、問題は来年以降だったが、吉田監督がとりあえず留任濃厚ということで、これは朗報なのではないだろうか。清水レジェンドの某○登さんを監督にして「バルサしようぜ!」という噂が流れたが、それは完全に死亡フラグ。縦に特化した今のスタイルだからこの順位にいられるのであって、この予算でなんちゃってパスサッカーをしようものなら爆死待ったなし。吉田監督が「ポゼッション・・・いいよね・・・」とか言い出したら、安田に拉致させて有明海に放り込んで頭を冷やしてもらった方がよかろう。繋いだら負け。でも、もし行くことになったら、ACL、どうするんだろうね・・・(遠い目)心配しないで来季も放り込むぞ!!


・キム・ミヌ
単細胞左サイドアタッカーでプレミア下位チームにいそうな感じがぷんぷん。とにかくがむしゃらに縦に突破し、上下動をいとわない、10番とはかけ離れたスタイルがウリ。ボールを持って、前が空いたら力いっぱいシュート、空いてなかったらクロスというほぼ単純二者択一、逆サイドからクロスがあったら必ず突っ込むという一択のプレースタイルはさすがに最近のプレミアだとここまで脳筋選手もいないぞ、というシンプルっぷり。アストン・ヴィラあたりで量産されてそうな感じが抜群。ゲームの組み立てとかはほぼないです。ただ、タフだが小技も効かないというタイプなので、逆サイドの水沼と共にこれ以上のチームに行くことはなかなか難しそうなのだが、ややこしいことしないこのサッカーだったらかなり効いてくる。向こう見ずなところも後ろにクレバーな安田がいるので、うまくいっている感じ。ただ、同胞の監督もいなくなったので、来年いるかどうかだなー。オフシーズンに安田はなんかうまいこと言いくるめて、来季のキャンプに二人でモヒカンで現れてください。




■6位 川崎F
終盤の大失速により、ACLも逃してしまった風間大僧正率いるカルト集団。大久保が好調を維持し、大島の成長とマルチマン谷口@服のセンスがださいの登場、さらには一人中盤クラッシャーのパウリーニョ、金久保、森島、武岡など控えも充実させ、いよいよ今年は優勝争いかと思われたが、最後まで踏ん張ることはできなかった。その原因の一つは中村Z。風間大僧正の唱える攻撃サッカーだが、それは中村Zがいないとほぼ成立しないということを終盤の欠場によって証明。大島がその代わりになるかと思われたが、アジア大会でボディプレスでPKを与えて以降、ひたすらに精彩を欠き続け、大久保に「そんなへぼいと“ひき肉”にしちゃうからネ・・・!!?」「ひぃっ・・・!」と脅される始末。確かに中村Zは偉大なのだが、欠場するとほぼ攻撃が機能不全になるって、この2年は一体なんだったのだ。また、レナトがあまりコンディションがよくなく、手口もバレてきているので、単騎突破できるのがいないというのも閉塞感の一要因だろうか。小林725号と大久保はいいボールがくれば決めるのだが、中村Zがいないとその回数が圧倒的に少ない。そして、次の要因は守備。上位陣では42失点は一番多い。パウリーニョや谷口を獲得したものの、守備についてはいまだにやる気がないこともわかった。中村Zと大島のダブルボランチで守ろうというほうがどうかしてる。パウリーニョは控えとしてしか扱われず、谷口は守備の穴埋めにたらい回し。最終戦は武岡、谷口、車屋の3バックとか未来すぎるのであり、そもそも守ろうという意思があまり感じられないのである。おそらく来年も風間監督は留任なのだと思うのだが、まあこの路線は変えないのだろう。ただ、守備をどうにかしない限り、かなり浮き沈みの激しいシーズンになりそう。中村Zもオフに手術するみたいだし、大概年とってきたしね。全盛期のエメルソンがいてあらゆる適当なボールを点にするとか、全盛期の明神みたいに全ての決壊しそうな箇所をガムテで補修して回る奴とかいるんなら別なんだけど、まあそんな選手はとろうとしないしなあ。ただ、今現在Jリーグの監督の中で、外国人含めてぶっちぎりのクレイジーは風間大僧正だと思うので、ぜひとも続けていただき、未来のサッカーを来年も我々に見せて欲しいものである。見える、見えるぞ!セットプレーで大久保が森島に肩車されてイエローカードをもらう姿が見えるぞ!


・大島僚太
この年代トップクラスの技術を持つテクニシャン。今年も前半は中村Zとカミカゼボランチを組みながらぶいぶい言わせていたのだが、前述のアジアショックによって急激にトーンダウン。あのフライングボディプレスはサッカー的にはPAで絶対にやってはいけないことだが、プロレス団体DDT的には中々見どころがあるという噂も(未確認)。中々シャイな性格なので自分に篭ってしまいがちなので、大久保のように「ハイハイ、俺がわるーござんしたー!」と寿司を投げて発散することもできなさそうなので難しいのだが、中村Z後を継ぐのは彼しか見当たらんので、ぜひ奮起して欲しい。ただ、真面目な話、アジア大会を見てても思ったのだが、彼についてはサイズの問題が一生つきまとうと思う。そこをまずはJでどう克服していくのか。それができたらもう一回り大きい選手になりそうなんだけどなー。新人でいきなりクソダサい金髪にしてきた谷口くんの心意気を見習い、ここは金髪坊主にしてセンター街の住人になるかとおもいきや、なぜか地方のロードサイドで自転車漕いでそうな高校生になってみるのもまた一興。特攻の僚として、多摩川クラシコ前に多摩川泳いでFC東京クラブハウスを襲撃とかで名をあげよう!テセが先導してくれるらしいぞ!



part2 に続く!
少し時間かかるかも!