これからの蹴球の話をしよう ~J1 2011展望~ part3 | picture of player

これからの蹴球の話をしよう ~J1 2011展望~ part3

part1part2 に続いて!
昨日、落合フクシくんを助ける夢を見た。
あいつ、せっかく助けたのに文句言ってばっかりなの。
なんなの、あいつ。


■名古屋

(加入)
MF:藤本淳吾(清水・完全移籍)
MF:田中輝希(三菱養和SCユース・新卒)
MF:吉田眞紀人(流経大柏高・新卒)
FW:永井謙佑(福岡大・新卒)

(放出)
DF:竹内彬(千葉・レンタル)
MF:マギヌン(未定)
MF:福島新太(徳島・完全移籍)
FW:杉本恵太(徳島・完全移籍)
FW:巻佑樹(湘南・レンタル)

○フォーメーション
FW:玉田、ケネディ(永井)、金崎
MF:藤本(小川)、中村試作型(ブルザノビッチ)
MF:ダニルソン(吉村)
DF:阿部、増川、闘莉王(千代反田)、田中
GK:楢崎


○今後
1節は驚異の新人永井の活躍でドロー。前年王者は静かなオフを過ごした。補強は控えめで藤本が目玉くらいか。「勝ってるチームは変えるな」という原則に従ったままのことだが、ダニルソンが長期不在になってしまいアワアワ。代わりをこなせる選手がいないので、中村試作型と吉村のダブルボランチにした模様。元々、潤沢な個人能力で局面を圧倒するのが基本戦術のため、冗談みたいな身体能力だったダニルソンの離脱は痛い。早く戻ってきてー、という悲鳴が聞こえる。あと、永井はたった1節でもJ1で通用することがわかった。あのスピードは異常。「い、いま起こったことをありのま(略)」という状態で、あれを守るのは相当大変。しばらくは飛び道具として活躍しそう。当然、優勝争い。そのほかにはメンバーが入れ替わってないのでさして言うこともない。前述のとおり、不安は怪我くらい。なので、ちょっと俺の異常な性癖について話そうかと思う。実はバナナの皮で滑った女の子に目がなく(以下略)


■G大阪

(加入)
DF:藤春広輝(大体大・新卒)
DF:金正也(駒大・新卒)
DF:金承龍(全北現代・完全)
MF:大森晃太郎(G大阪ユース・昇格)
FW:川西翔太(大体大・新卒)
FW:アドリアーノ(C大阪・完全)

(放出)
DF:安田理大(フィテッセ・完全移籍)
MF:安田晃大(北九州・完全移籍)
MF:ルーカス(アトレチコパラナエンセ・完全移籍)
FW:ドド(未定)
FW:チョジェジン(未定)

○フォーメーション
FW:イ・グノ(平井)、アドリアーノ282号(大塚)
MF:宇佐美(二川)、橋本(佐々木)
MF:遠藤、明神(武井)
DF:下平、高木(山口)、中澤(金)、加地
GK:藤ヶ谷

○今後
開幕戦はダービーを制した。オフはルーティンワークとして他チームの外人を強奪。ルーカスの抜けた穴をアドリアーノ282号で埋めた。そのほかでは戦力は微妙にダウン。特に安田の抜けたところが痛い。お調子者は曲がりなりにもこなしていたのだが、下平がどれだけこなせるか。とりあえず、スピードはない。また、高齢化の波がじっくりと襲ってきている。明神、橋本、二川、遠藤をフル稼働させるのはそろそろ無理がある。代わりと言ったら、宇佐美にほとんどすべてがかかってしまう。本当にうまいんだけどね、宇佐美。彼次第というところもあるが、夏にバイエル~ンに行ってしまう可能性もあるとかないとか言っちゃったりなんかしちゃったり。あと、遠藤師匠もイタリア入りとか言っちゃったりなんかしちゃったり。宇佐美&遠藤が残れば優勝争い、抜けたらちょっとACLも難しいかもね。しかし、この外人強奪テクニックはすごい。微妙に軋轢を残しながらも躊躇しないその熟練の技は、略奪愛を目論む20代後半OL必見。


■C大阪

(加入)
DF:金聖基(朝鮮大・新卒)
MF:村田和哉(立体大・新卒)
MF:野口直人(C大阪U-18・昇格)
MF:キムボギョン(大分・復帰)
MF:中後雅喜(千葉・レンタル)
MF:倉田秋(千葉・レンタル)
FW:杉本健勇(C大阪U-18・昇格)
FW:夛田凌輔(C大阪U-18・昇格)
FW:ピンパォン(バスコダガマ・レンタル)

(放出)
DF:石神直哉(湘南・完全)
DF:羽田憲司(神戸・完全)
DF:山下達也(札幌・完全)
MF:家長昭博(マジョルカ・完全)
MF:アマラウ(未定)
FW:アドリアーノ(G大阪・完全)

○フォーメーション
FW:ピンパォン(小松)、(播戸)
MF:乾、ボギョン、清武(倉田)
MF:マルチネス、中後(黒木)
DF:丸橋(尾亦)、上本(藤本)、茂庭、高橋(酒本)
GK:金

○今後
開幕戦はにっくきG大阪に粉砕された。ていうか、もう開幕ダービーやめねえ? オフの大きな動きとしては、アドリアーノを隣のクラブに取られたので、発音に気をつけなきゃいけないピンパォンを獲得。しかし、うまくいっていない。元々セカンドストライカーなのでボールが収まらず、2列目と自由に動き回ってゼロトップ状態。配給役のマルチネスも困惑気味。2トップにするかしないと中々難しそう。ただ、そうなると2列目で誰を外すかというのが悩ましい。ボギョンかなあ。とりあえず、攻撃が整理されないことには先が見えない感じ。アマラウ→中後は明確に守備力が低下するので、上本、茂庭がどれだけ持ちこたえられるか。あんまり点が取れない状況が続くと、厳しい。というか、そうなりそう。ACLもやらなきゃいけないし、今年は来年のACL権がとれたら御の字というところか。気になるのはやはりピンパォン。ピンポンだったら俺の中の眠っていた窪塚洋介が唸りを上げてオフサイドになるのに。「この星の一等賞になりたいの、俺は!そんだけ!」。だいぶ大きな望みだと思うんだが、星の一等賞。


■神戸

(加入)
DF:羽田憲司(C大阪・完全移籍)
DF:柳川雅樹(甲府・復帰)
DF:林佳祐(同大・新卒)
MF:ホジェリーニョ(アルスワル・完全移籍)
MF:馬場賢治(湘南・復帰)
FW:小川慶治朗(神戸U-18・昇格)

(放出)
GK:榎本達也(徳島・完全移籍)
DF:冨田大介(甲府・完全移籍)
DF:小林久晃(甲府・完全移籍)
MF:エジミウソン(熊本・完全移籍)
FW:我那覇和樹(FC琉球・完全移籍)
FW:高橋祐太郎(C大阪・完全移籍)

○フォーメーション
FW:ポポ(都倉)、大久保(吉田)
MF:ホジェリーニョ(小川)、朴(イ)
MF:羽田(三原)、ボッティ(田中)、(松岡)
DF:茂木、河本(宮本)、北本、石櫃(近藤)
GK:徳重

○今後
第1節はレッズをハメ技。去年は奇跡的な残留を果たしたが、今年はけっこう厳しい。純粋戦力的に上積みはホジェリーニョと羽田くらいか。和田さんの「がんばろう!神戸!」サッカーは、運動量でがんばってる感じはするが、今年にそれ以上の発展があるかと言えば、なさそう。前線はそれなりに人がいるので、なんとかそこで点を取れれば。ただ、大久保とポポは似た者同士過ぎるので、都倉か吉田を入れませんか。結局は外国人次第になっちゃうのかな。ホジェリーニョがどれだけできるのかと、ボッティがどれだけ稼動できるのか。なんかボッティずっと腰痛いって言ってて、こんなに自分の箇所が痛いって言ってるのは巨人に移籍してきたヒルマン以来だ。「左肩に小錦が乗っているようだ」は野球史上に残る名言。ボッティも「腰が八百長しているようだ」くらい言えばいいのに。


■広島

(加入)
DF:水本裕貴(京都・完全移籍)
MF:西岡大輝(福岡教大・新卒)
MF:鮫島晃太(鹿児島城西高・新卒)
FW:井波靖奈(広島ユース・昇格)

(放出)
GK:下田崇(引退)
DF:ストヤノフ(岡山・完全移籍)
DF:槙野智章(ケルン・完全移籍)
MF:篠原聖(未定)
MF:田慎一朗(岡山・完全移籍)
MF:岡本知剛(鳥栖・レンタル)

○フォーメーション
FW:佐藤(李)
MF:高萩(ムジリ)、森崎浩(山崎)、(高柳)
MF:山岸(服部)、森崎和、青山(丸谷)、ミキッチ
DF:水本(盛田)、中島(トミッチ)、森脇(横竹)
GK:西川

○今後
開幕節はスコアレスレスドロドロー。今年も基本思想は変わらず。意地でも繋ぎます。新戦力としてはオシムジェフからの払い下げの水本と、トミッチ、ムジリの東欧ライン。水本→槙野はほぼ同等、ストヤノフは稼働率が低すぎなので、収支はプラスか。ただ、いかんせん基本思想は変わらないので、相変わらず守備は穴。毎年ターニングポイントがあると思うのだが、ペトロビッチ別人はいろんな意味で全くぶれない。主に悪い意味。リスクヘッジがいい加減すぎる。よっぽどのこと(ドログバ加入とか)がない限り優勝は難しいが、争いには絡むだろう。トミッチがどれだけリベロとして活躍できるかというのが注目。また、森崎兄がシーズンを通して稼動できれば安泰。うーん、代表呼ばれるべき人だと思うんだけどなあ。遠藤後にどうだろう。まあ、4年後はこの人も33なんだけどさ。


■福岡

(加入)
DF:和田拓三(千葉・完全移籍)
DF:小原章吾(愛媛・完全移籍)
DF:畑本時央(浦和ユース・新卒)
DF:キム・ミンジェ(中央大・新卒)
MF:成岡翔(磐田・完全移籍)
MF:松浦拓弥(磐田・レンタル)
MF:清水範久(横浜FM・完全移籍)
MF:牛之濱拓(福岡U-18・昇格)
FW:重松健太郎(FC東京・レンタル)

(放出)
DF:柳楽智和(FC東京・完全移籍)
DF:中島崇典(柏・完全移籍)
DF:平石健太(未定)
MF:永里源気(甲府・完全移籍)
MF:阿部嵩(金沢・完全移籍)
MF:久藤清一(引退)
FW:大久保哲哉(山形・完全移籍)
FW:大山恭平(未定)

○フォーメーション
FW:城後(重松)
MF:松浦(清水)、成岡(高橋)、田中
MF:末吉、中町
DF:キム、田中、丹羽(小原)、山形(和田)
GK:神山


○今後
第1節は新潟に粉砕された。前途多難。専門誌からきつい、きついと言われ続けているが、やっぱりきつい。けっこうなかずの新戦力をとったものの、決定的な人材は少ない。成岡、松浦、重松などがバコバコ点をとるとも考えにくい。それよりも放出した大久保、永里というキープレイヤーを失ったほうが痛手か。とにかく前線からのプレッシングと早い攻撃に活路を見出すしかないが、それでも限界は近い。中町、末吉もJ1では影が薄くなりそう。とにかく点を取らないことには先が見えてこないが、城後1トップで点が取れるのかというと、ぽぽぽぽーん。夏にテコ入れをして、単騎特攻ができるブラジル人を獲得しないとどうにもならんかも。この際、性格はペドロ・ジュニオールクラスとかでもいい。あと、守備全然しなくてもいい。そんなのいやだって? あんた、もう35歳でしょ、贅沢言うんじゃないわよ! あんたは処女が好きだって言うけど、処女はあんたのことなんか相手にしないのよ! 母さんだってあんたみたいな男いやなんだから! 結婚できるだけでもありがたいと思いなさい!



変則シーズンとなった今季、いろいろ荒れると面白いですなあ。
楽しみましょう!