2011アジアカップ直前プレビュー | picture of player

2011アジアカップ直前プレビュー

さて、また2ヶ月もあいてしまいました。
その間は主にニューカッスルのキャロルにあこがれて髪を伸ばしていました。

そうこうしているうちに、もう明日からアジアカップだよ!髪なんて伸ばしてる場合じゃない!
思えば、前のアジアカップはハノイに見に行きました。懐かしいなー、もう3年前かー。現地のカフェで目が死んでいた少年は元気かな。
というわけで、まあ簡単なメンバー紹介と軽い展望を。簡単で軽いってどんだけ手を抜くつもりなんだよ、って感じですが、軽くて簡単でフリーがこの時代の合言葉なわけで、何が言いたいかって言うと、ipad欲しいってことだ。
前の代表候補メンバーの記事 とかぶってるところもありますが、いきましょー。


■GK

・川島永嗣
所属クラブのDFラインがグルーポンのおせち並のしょぼさで、がんがんシュートを撃たれまくってる人。正直「移籍失敗したーー!助けて寺田さん!」って思ってるかもしれない。まあ、シュート撃たれまくったぶん修行を積んでいると思いたい。正GK?なのかな。アジアのゲイたちを大興奮させて欲しい(性的な意味で)。ふんどし似合いそう。ていうか、イスラム教で同性愛ってどういう扱いなんだろう。教えて!アラーい人!

・西川周作
ヤンチャ系GK。抜群の反応と適当なポジショニングでスリリングなゴールキーピングを演出。足元うめえ。時折見せるヤマカンセービングはほんと心臓の弱い私みたいな老人にとっては、体に毒ですよ。安定感で考えるとやっぱり川島になっちゃうのかなー。

・権田修一
なんとなくだけど、この人がブラジルのピッチに立っているような気がしている。高い安定感と落ち着き。GKとして完成度が高い。チームは落ちちゃったけど、まあそれでどうこういう話でもないし。まあ、予想はなんとなくだけどね、なんとなく。なんとなくな気分で権田に3000点、そんな夜があってもいいじゃないか。


■DF

・今野泰幸
おそらくザックジャパンのDFリーダーになりそうな御仁。万能タイプ。知性があり、対人もも対空も強い。足元も悪くない。おまけに緊急時にはサイドバックもボランチもできるという有用性っぷり。一家に一台的な便利屋扱いだったが、円熟期を迎えて代表の中心になってきました。彼のラインコントロールが代表の生命線で、CBの一枚は確定。チームは降格しましたが、がんばってもらわなければならん。ただ、これだけいいところがあると、逆になんか少し穴がないかと思ってしまう。ものすごく金に汚いとか。家では全裸じゃないと落ち着かないとか、川島に異常な性的興奮を覚えているとか。

・岩政大樹
対空砲。栗原・トゥーリオがいないので、その代替か。どっかんどっかん跳ね返します。その代わりスピードはないし、小技もなし。ガンタンクみたいな感じです。性能がわかりやすいので、使いどころもわかりやすい。具体的には終盤のパワープレー要因というか、オーストラリア対策というか、さらに絞るとケネディ専用マンマーカー?って、怪我してるのね。永田と入れ替えかも。

・吉田麻也
オランダで悪戦苦闘中のマーヤ。189センチとでかくて、対空が強い。ただ、対人の守備はイマイチなので、1対1の状況が続くようだと、かなり厳しい。ゾーンはうまいので、先発候補かな。特徴は球出し。ミドル、ロングの配給をビシバシ通す和製フランク・デブール。人格的にも面白く、まだ何も実績を残していないのにかなりの自信家という稀有な存在。なんか選手として大成はしなくても、ヨーロッパのどっかのGMとかになってそう。マヤ!恐ろしい子!

・伊野波雅彦
ちょっと驚きの選出。今野のバックアッパーという位置づけなのか。対地、カバーリングと球出しも上手なのだが、対空戦がもう絶望的に弱い。お前は弓兵を前にしたペガサスナイトかというくらいのメロメロっぷり。今野と組むというのはあんまり考えられないので、控えが妥当か。ただ、今気づいたけど、もしかして3バック要因ってこと?そしたら、真ん中はこの人かも。

・槙野智章
念願のドイツ移籍が決まってヒャッホーの馬鹿。対空、対地、カバーリング、攻撃参加とスペックが高いが、知性を感じることがあまりない。そもそも4バックで機能するかってことがあまりよくわかってなく、たぶん使われるとしたらサイドバックか。ただ、守備能力が高いサイドバック枠は常にあると思うので、そこを埋められれば。センターバックができることに越したことはないのだけれど。余談だが、Jアウォーズでのあいさつは感動した。いいこと言えるじゃん。馬鹿だけど。

・内田篤人
マガト軍事教練所で絶賛高負荷トレーニング中。持ち味の攻撃を生かしつつ、ハードワークができるように徐々になってきた。マガトは精神と時の部屋の鍵でも持ってて、たった1日で1年分の修行ができるのかもしれない。だから頻繁に髪形が変わるのか、うっちーは! ただ、守備時のハチャメチャなポジショニングは健在で、これどうにかならんかなあ、ほんと。カウンター時に1人残ってるとかだと、なんつうかもう止められる気がしないというか、風邪の時に室伏と戦っているような気分になる。いや、健康でもボコボコにされるけど。

・長友佑都
フィジカル君。ここは完全に不動。怪我するか出場停止以外では、外れないでしょう。イタリアでは苦闘中。長友のオーバーラップで観客が一番沸くチームってどんなんよ。圧倒的なフィジカルと拙い攻撃性能というわかりやすい特徴だが、見逃せないのが細かいポジショニングミス。言葉の問題なのか、イタリーではちょいちょいやってます。こまめにラインを修正するザックジャパンで悪いほうに出なければ。まあ、当然中心としてやってもらわないと困る。ふんどし似合いそう2号。

・酒井高徳
駒野の怪我で棚ぼた選出。若さ、溢れてます!右利きのサイドバックで運動量がやたら豊富。守備をこなしながらちょいちょい前線に顔を出しては、DFを混乱させます。典型的な使われるサイドバック。ただ中盤で使われるとちょいちょいボールを持ったりするので、やらないだけでできるのか。まあ今回は経験。ガチで先発出場な状況は、チームとしては危機的状況。こなすだけの能力はあると思うけど。それと親父は坊さんなのかこの名前は。


■MF

・遠藤保仁
大黒柱。思えば前の大会は2列目で起用されてました。ワールドカップも主軸として活躍。今大会もアジア屈指のプレーメーカーとして期待大。ただ、ザックがその後を見据えているのも確かで、バックアッパーが憲剛ではなくて柏木だったのもその表れか。もしかしたら、代表レベルでは今大会と南米選手権が最後の大舞台になるかもしれない。前回成し遂げられなかった優勝を手にして欲しいなあ。押し込む状況で、どれだけ前線に顔を出せるか。オペレーション「砂漠のガチャピン」発動。目立つな、砂漠に緑色は。

・長谷部誠
キャプテン。いつの間にかすっかり労働者の風情になってしまった元貴族。昔はトップ下でスルーパスとか出してたんだが。所属チームでは半レギュラーに格落ち。ハードワークだけでなくもう一芸欲しいが、このチームでは別格か。プレスが効力を失った時、彼のカバーリング能力は必要。ピンチの時ほど目立ちまくる、日本代表のシルヴェスター・スタローン。私生活ではエイドリアンに逃げられてしまったようですが、怒りのカタールでがんばれ。

・細貝萌
ドイツ行き2号。長谷部の後釜を虎視眈々と狙う。ただ、どうしてもスケールの小さい長谷部という印象が強く。猟犬としての能力は本家をしのぐが、パスはさっぱりつなげません。ドイツでうまいこと化けてくれたらいいんだが。今大会はあんまり出番なさそうだなあ。だからと言ってそのイケメン具合がさびるわけではございません。

・柏木陽介
遠藤のバックアッパー…なのか?浦和ではボランチに定着したウンコマン。惜しみない運動量と攻撃に顔を出せるセンスの良さ、ボールも狭いところをつなげる。ただ、遠藤の後継者かと言われるとうーん?? ミドルより遠いパスがあまりうまくないため、左右に振るのが苦手。まあ今大会はバックアッパーと割り切りましょう。

・本田拓也
地味なほう。鹿島移籍も噂される、アンカーの人。正直、細貝を選んで彼も選ぶ理由がよくわかりません。細貝よりはボランチ感がある。細貝はイケメンセンターハーフな感じ。守備固めでどちらが優先されるのかわかりませんが、まあ、あんまり出ずっぱりはないでしょうな。ただ、もしかして4-3-3をやるんならレギュラー。で、地味地味って言ってるけど、よくよく見ると顔がけっこう派手。なんだろう、黒髪メガネの女子が意外に巨乳なのを発見したような気持ち。

・本田圭佑
派手なほう。ロシアのゴリラ。屈強なフィジカルでアジアでは反則級のキープ力。無回転FKとともに、今大会も猛威を振るう予定。香川がゴールから遠くなる&遠藤のあとがいないという事情のため、ほんとを言ったら一列下がって欲しいんだけど、オレマジトップ下やりたいっすから、っていうゴリラ押しがあるため、やむを得ずトップ下。理想的なんだけどなあ、ボランチ本田。やれよ、ゴランチ。ほら、バナナ多めにあげるから。ともかく、今大会は攻撃のキーを担う存在。彼がどれだけ溜められるかで勝負が決まる。

・香川真司
照之じゃなくて、一気にスターダムにのし上がった地味顔。DFの隙間で受けて、はたける新人類。シュートも激うま。ただ、今大会でドルトムント並の活躍ができるかは微妙。サイドに張ることを要求されているため、ゴールまでが遠い。アドリブでゴリラマンとポジションチェンジを行う、あるいはひいたゴリラマンのスペースに入っていくということができれば、ガチガチのDFブロックを崩せる。ただ、そんなポジションチェンジをザックが許すのかどうか。そんな彼の趣味は脱毛。下の毛がトゥルントゥルンらしい。

・松井大輔
無職。右サイドで岡崎とポジションを争う。もしくは香川のバックアッパー?攻撃で気が利くタメやドリブルができるので、使い勝手がいい。守備もできる。まだ劣化する年でもないので、今大会は大丈夫でしょう。まさかこの人がこんなに代表に生き残るとは思わなかったなあ。昔はサーカスマンでした。あと、意外と私服がオシャレ。ただ、松井がオシャレだっていうことを知っていて得することは今後50年以上あり得ません。

・藤本淳吾
クロッサー枠?といっても、たぶん起用されるとしたら右サイドなんだろうけど。あんまり選出理由がよくわかりません。プレースキックとクロスがいいので、追いかける展開では出番ありか。でも、キッカーはゴリラ&遠藤がいるのよねん。将来への投資…という年齢でもなくなりつつあるのだが。優秀なんだよなあ、でも。一味足りない気がするから、タトゥーでも入れて気合を入れるといいかもしれない。グランパくんのタトゥーを。


■FW

・前田遼一
おそらくレギュラーの第一候補である万能点取り屋。ポストプレイ、両足&頭でのフィニッシュなど高い平均能力は2年連続得点王で実証済み。ただ、それがアジアでも通じるかどうか。本田と香川がどれだけサポートできるかにかかっている。というか、むしろ前田がサポート役?それができるのならば、特に点を取る必要もない。でもやっぱこの人、ワールドカップに連れてくべきだったよね。

・李忠成
万能型2号。Jで絶好調のさすらいの点取り屋。佐藤2号が怪我した隙をついて、レギュラー奪取。そのまま日本代表に登りつめた。そんなに身長は高くないが、横からのボールに強い。ただ、やっぱり平均型なので、突き抜けた能力がないと厳しいかもしれない。追う状況だと前田との2トップも出てくるのかな。

・岡崎慎司
ドイツ移籍3号。日本人、なんでそんなにドイツで人気なの。職業ダイビングヘッド(@金田さん)といわれるように裏抜けと飛びこむプレーが得意。あとDFがかなりできる。まあ説明不要な選手でしょう。引き出しが少ない分、100%をわりと高確率で出せる選手。そして、高確率でふんどしが似合う選手。川島、長友、岡崎が三人ふんどしでいるところを想像すると、得体のしれない恐怖で仕事を辞めたくなった。今でも震えが止まらない。



全体的に若返りを図ろうという意図をすごく感じた。わりと妥当なメンバーがそろったが、攻撃の切り札が一枚足りないような気がする。特に高さ。地味本田or細貝を外して、平山かハーフナーか田代を入れてもよかった気がする。ま、そういうサッカーをする気がまだあまりないのでしょう。ベース作りの一環。

カップ戦は最初が肝心なので、2戦勝って、サウジとの最終戦はしゃんしゃんで終わらせたいですな。そっから先は出たとこ勝負で。個人的にはアジアカップはもちろん優勝してほしいが、それはあくまでおまけ。就任からまだ日も経ってないし、今後の強化につながるように、1試合でも多くできたらいいな、くらい。おそらく韓国、オージー以外はベタ引きしてくるに違いないので、ザックにはW杯アジア予選がどういうものかを身をもって体験してもらえればなと思う。高いFWがいないので、終盤追い上げる展開になると苦労しそうな気はする。は!?まさかそのための岩政なのかっ!?

色々ありますが、ものすごく楽しみです。みなさん、楽しみましょう。