J1 2009 チーム内ニート伝説 ~働かざるものウィリアム・ギャラス~ | picture of player

J1 2009 チーム内ニート伝説 ~働かざるものウィリアム・ギャラス~

さて、グアテマラ戦ですが、おもいっきり無視してほかのこと更新します。
まだあんまり言うことはない。
ただ、ザックの人選次第では、こういう前後分断になる可能性も十分あると思う。アタッカーあんだけ並べたら、そうなるわなあ。笑

さて、切り替えまして、Jリーグのお話。このくそ暑い中連戦お疲れさま・・・と言いたいのですが、肉体の限界に挑むマゾプレーヤーがたくさんいる一方、まぁったく試合に出てない選手がいるのも確か。期待されて入団しながらも、気づいたらベンチにすらいない! 観客席でやさしく手を振るお前は皇族か! と思ったこともしばしばだろう。「練習場だとイキイキしてるんだけどねえ…」と、サポさんたちもその死んだ魚のような目を見て嘆息することしきり。

もちろん、彼らだって好きで試合に出ないわけではない。監督の戦術に合わなかったり、怪我を繰り返したり、サビオラだったりして、やむを得ずそうなってしまったのだ。ただ、そこはプロ。試合に出てない彼らにも給料は発生している。事業仕分けでムダが削られる世の中、Jリーグだけが無為徒食の輩をほっておいていいのだろうか? いや、よくない!!(反語) 断固我々はムダ削減に向かって戦っていくのだ! 蓮舫のモビルスーツは化け物か!

というわけで、今回はそんな無為徒食のJリーガーたちにスポットを当てる。対象は2009年J1の公式戦(ナビスコカップ、天皇杯は除く)。

計算式は以下のとおり。
1.選手の不出場時間を計測
2.1分間当たりの給料を算出
3.不出場時間×1分当たりの給料=無駄飯
4.チームごとに総無駄飯を算出、ついでに無駄飯率も算出

ちなみに、これ、年俸は全選手を手打ちで入力したんだぜ…。
データでお世話になったのはおさじさんのサイトJリーグ公式 。おさじさんのところには特に年俸関係でお世話になりました。おさじさんは有用なデータを毎年アップし続ける 奇特な すばらしい方なので、みなさん崇め奉るべき。ありがとうございます。
では、どどーんといってみよう。


picture of player-無駄飯順位


上から順に、無駄飯金額が多い順に並べました。全体的に、そうだねえ、というチーム名が並ぶものの、あれっ?というのも多い。あと、無駄飯金額と無駄飯率はほぼ関係なし。実際の順位にもあんまり関係なかった。

1位はG大阪。総年俸が高い上に、無駄飯率も非常に高い。この年はペドロ、チョ・ジェジンなど高額の名人たちを雇用しており、レアンドロにも逃げられましたというわけで、無駄飯もかさむというもの。あ、ちなみに、途中移籍も一応そのまま残ったものとして計算しちゃってる。だから、ちょっとG大阪は損したかも。また、シーズン中の移籍で年俸補足できる場合(J1内とか)には、それで計算していますが、できない場合は0にした。

2位の柏は意外な感じ。ただ、この年は高額プレーヤーのアルセウがシーズン前にジ・エンド。澤も怪我、フランサ、ポポも半分くらいのプレーにとどまっていることで、驚異の無駄飯率62.52%を記録。あと地味に若手の登録選手が多く、その選手たちも重荷となって全体を押し上げている。

3位は浦和なのだが、もっとぶっちぎりでトップだと思っていた。高原が強烈な不良債権として存在しているが、ポンテ、エジミウソン、トゥーリオ、阿部などの高額選手は軒並み長い時間をプレーしている。無駄飯率も36.73%と非常に低い。そのため、総年俸ではG大阪と並んで2トップを形成しているのだが、3位に終わっている。くそう、もっと無駄飯食わせろよ!笑

4位神戸は社長のお買い物なのでやむなし。5位の磐田は意外だったが、全体的に世代交代に失敗しており、高額ベテラン選手がベンチでにらみを利かせているので、無駄飯率も49.28%とシャックのフリースロー確率並の高さ、この結果もやむなしか。6位鹿島もまた意外だ。ただ、ここもベテランがネック。大岩、ダニーロ、中田浩二などが軒並み遊んでおり、本山も半分くらいの出場。ただ、無駄飯を食わせても優勝できればいいよね。笑

逆に効率がいいのは、新潟あたりだろうか。新潟は無駄飯率35.71%、無駄飯1億2688万円と両方で下位。高額主力選手は動く限り酷使し、控えは若手で固めるという熟練の手口は奴隷商人必見。これで実際の順位は8位なんだから、新潟はクラブの持っているポテンシャルを最大限まで引き出しているといってもか過言ではないだろう。ブラック会社かもしれない。

山形もいい線をいっている。ただ、このチームは特殊で。無駄飯金額は下から2番目なのに、無駄飯率は上から2番目。このいびつな結果をもたらしているのは、とにかく総年俸の安さだろう。2億6660万円って、無駄飯9位の京都より上のチームは無駄飯だけでチームを作れるくらい。1000万円に届くのがたった5選手(うち外人3人)で、これは節約というか、もはやパンク。ノー・フューチャーなくせに残留するなんてずるいずるい。

横浜FMはもうわけがわからない。総年俸低い(外人雇ってないから)、節約率高し、年俸からすると10位というのは非常にがんばっている気がするのだが、それでいいのか、君たちは。がんばれ、ゴーン!

それより上は団子状態で、まあどこも似たりよったりかな。あと、7位名古屋は本当に意外だった。もっとバンバン金使ってるのかと思ったけど、そもそも総年俸もたいしたことない。やっぱGM代わってから、全然よくなったんだなあ…でも、なんだろう、この物足りない気持ちは…岩本輝を飼い殺したり、引退間際の元日本代表を給料アップで呼んだり、そんな無茶苦茶やって欲しい…名古屋くん、変わっちゃったね…。



さて、チームが終わったところで、次は個人。いいか、俺がチームだけで満足するなんて思うか…? 晒すっ…晒し上げてやるっ…! いいかっ、プロってのはそういうことだって思い知らせてやるっ…!

と息巻いたものの、あんまり無駄飯ばっかりやってても蓮舫が喜びすぎるので、逆に馬車馬のように働いた人たちをまず紹介。ともかく無駄飯を食わなかった人たちをチームから一人ずつ選んでみた。あ、GKは除外。だって、フル出場ばっかりなんだもん。というわけで、労働厨ランキングをどうぞ!




picture of player-チーム清貧




さて、清貧ランキングは軒並み30試合オーバーが連発。全体的に給料が安い若手が多い。あと、ディフェンシブなポジションがけっこう多めではある。やっぱり守備ユニットは代えづらいしね。そういうわけで、G大阪の山口、浦和の阿部、岩政なんかがランキングに入ってきてる。

この働き者たちの中でも、特に目を引くのが、磐田・前田とFC東京徳永。なんとフィールドプレーヤーとしてフルタイム出場。どちらもチームの中心選手である中で、この数字は立派の一言。FC東京では今野、磐田では駒野というフルタイムプレーヤーがもう1人ずついるのだが、年俸の低いほうがより使われてる感が強いので、2人を選んだ。

さて、このランキングの中で1-3位まであげるとすると、1位、2位はやはりフルタイムプレーヤーのこの2人だろう。その中で前田は得点王まで取っている。どんだけ働くつもりなんだ。というわけで、1位のブラックチームに勤めてるんだがもう俺は限界かもしれない賞には前田を、2位の月月火水木金金賞には徳永を選出。また、3位は9000万円の高額年俸ながらも驚異の無駄飯11万円の阿部を選出。権藤、権藤、雨、権藤賞ゲットでございまぁーーっす!

さて、お待たせしました、今日のオチ。いいか、俺がチームだけで満(以下略)、というわけでそろそろ文字打つの疲れてきたのでいってみよー!



picture of player-チーム無駄飯



どかーん。

森崎浩司やアルセウのように怪我でかわいそうな人もちらほら見えますが、かなり香ばしい名前がランキングに並んでしまいました。惨憺たる有様で散っていった英霊たちに敬礼!

やっぱり全体的に外国人が多いですな。カボレ、チョ・ジェジン、ダニーロ、アラン・バイーア、ラフリッチ、パウリーニョなどの5000万ニートプレーヤーが続々登場。見るたびに強化担当者の胃が軋む音が聞こえると評判の名前がこれでもか、これでもかと。逆にその苦しみが欲しくてやってるマゾGMも存在すると専らのうわさ。ああ、神よ、亡霊たちの嘆きを早く鎮めてくれたまえ・・・!

その屍たちの中でも際立つのがこの男、高原直泰。7000万超えの無駄飯はぶっちぎりのトップ。無駄飯率は50%を割ってるのにこの無駄飯金額はすごい。年俸高すぎ。2007アジアカップで無双していたのがつい最近なのに…移籍すべしすべし。というわけで、1位のゲリー・リネカー賞は高原に! 2位は悩みますがダニーロさん。試合数多いのに出場時間が少ないという高額クローザー的存在感と、3年間在籍した累積債務により、イルハン賞を贈呈。3位には迷いますが、アラン・バイーアを。この年には9試合440分もさることながら、僅差でこの後にマルセウという大駒も控えていることと、宮本、我那覇、須藤、鈴木規、と補強の的外れ感がすごいことも含めて、数え役満で3位のもう補強なんてしないなんて言わないよ絶対賞を贈呈! オメデトゥーーーース!


選手たちが少しでも幸せになりますように…。