病と処方箋 | picture of player

病と処方箋

トルコ旅行から帰って来たら、政権が代わってたよ!笑

しかも、インターナショナルウィークだったので、楽しみにしていたトルコリーグは見れませんでした!

というわけで、ニュースでは知っていたものの、さっきオランダ先生に軽く殴られた試合を見ての感想。久々だなあ、代表の文章書くの。適当です。

■わかったこと
・プレスがはまればある程度ボールは取れる
けっこう取れてた。ただし、オランダのセンターハーフとDFの足元がぼろぼろだったのも確か。あんなにつなげないの、オランダ。これがスペインとかブラジルとか相手だと多分ボール取る前に足つって終わる。しかし、そんなスーペルパス回しのチームはほとんどないので、本大会でもある程度高い位置でボールを奪う機会はあるんじゃないかと思う。

・奪った後がずぇんずぇんダメ
普通、奪ったらまずゴールを目指して手数をかけずにショートカウンターという形を取るはずなのだが、いかんせんこのチームはなぜかそれをしない。玉ちゃんが外に開いてボールを受けて、そこで終わり、という形が多い。裏抜けできるのは岡崎だけ(まあこれも問題)なのだが、彼にはサイドハーフとしての守備と逆サイドからのクロスに突っ込むという非常な重労働が課せられているため、一試合通してカウンターに参加し続けるのは不可能。というわけで、せっかくボールを奪っても、点が全く入る気配がない。それと、遅攻では中央で起点を作れるわけでもないので、人数をかけてサイドを崩すことになるが、それだとサイドバックが殺人的な運動量が必要。終盤には、二人とも過呼吸してた。また、アジアで武器になっていたセットプレーも、大男相手だとまったく意味がないこともわかった。

・そして、過ぎる時間…
で、後半に足が止まって、いいようにぼっこぼこにされる、というパターンですな。プレスが効かなくなって相手FWとDFがガチの勝負になると、アジアで猛威を振るった中澤&トゥーリオでも簡単にやられちゃう。岡ちゃんは「90分持たせるようにする」と言っているのだが、まあ成分不明の怪しい薬でも使わない限り、それは無理じゃないかなあ、と。

■では、どうするか
・ショートカウンター特化
トップを玉田にするのではなく、もうちょっとゴールを志向できる速いFW(佐藤寿、岡崎、大久保、茂木、森本など)にしてみる。また、中村初号機が不動ならば、二列目にそういう選手を用意しておく。特に憲剛の位置にカウンターで走れる人がいるといい。また、サイドは消耗が激しいので、交代要員を豊富に使うようにする。これで体力のあるうちに点をとるしか、今のチームで勝つ手段はない。

・点が取れた場合
試合をできるだけ眠らせる。中盤のテクニカルな面々にできるだけスローな展開を志向させ、休む暇を与えなければならない。遠藤、長谷部、中村初号機、中村Zというキープに長けた面々の中から何人か出し、またチーム全体でそのパス回しを意図的に継続させる。時折、カウンターを繰り出せればなおのこと結構だが、ここでの主眼はパスを回し続けることにある。また、相手の放り込みに対処するため、跳ね返すことのできるCBあるいはSBが欲しい。なので、長友、内田という小兵だけではなく、もうちょっとサイズのあるCBタイプをどちらかのサイドに置くのもいい。川崎の菊地とか、伊藤とか、あとは岩政いれて3バックにするとか。ショートカウンター主眼ならば、それほど攻撃する必要性はないはず。これなら運がよければ勝てるかもしれない。ドログバとかいたら、無理だけど。

・点がとれなかった場合
前半のうちにショートカウンターで点が取れなかった場合。これはもう後は点を取られないことに集中するしかない。引き分け狙い。前半で勝つことが目的なので、それが失敗した場合の次善の策です。この場合は、守備の開始点をセンターサークル以降に下げて、ブロックをつくって耐え忍ぶ。で、時折、ロングカウンターで相手ゴールが取れたらしめたもの。ただ、それは幸運の部類に属すると考えて、基本線は引き分け狙い。また、ポゼッションの時間を多くして、体力の消耗を極力防ぎ、終盤にもう一度プレスをかけることもできるかもしれない。ただ、それもファンタジーに近い。まあ、前半で点を取れなかったら負け。



以上、適当な雑感。
なんかこのチームは色々なことをやろうとしすぎているような気がする。この試合がトルシエ代表のフランス戦みたいな位置づけになればいいね。なんか、岡ちゃんの発言を聞く限り、無理っぽいけど。