マンマークってよくよく考えると卑猥な響きだよね | picture of player

マンマークってよくよく考えると卑猥な響きだよね

サッカーブログ界の地獄のロックンローラーブルゴスことdorogubaさんから質問がきたので、答えるよ!


試合を見てないんですが冗談かと思ってたいんですが、試合後の上記のコメント読むとマジだったみたいですね。いや、すごい。というか機会があれば、今からでもぜひ見てみたい。で、試合見てないので妄想で語るしかないんですが、気になるのは「文字通りマンマーク」って、いったいどれくらい密着マンマークだったんだろうかってこと。上のコメントと読むと「状況に関係なく、うちが攻めていようと守っていようと、(アレックス選手は)僕の横にいました」ってことみたいだから、ほんと金魚の糞的にまとわりついていたみたいなんですが、すごいなぁ。


恋人同士というわけではないんだけど、学校でも休みでも何するのにも一緒で、共通の友人から「君ら付き合っちゃえばいーじゃん。」って言われるくらいのレベルです。わかりづらい。
正直、「便所までついてくぜ!」ってほどの激しいマンマークではなかったです。ボールは結構入っていたし、パスが入ったから確実にプレッシャーをかける感じですかね。千葉のカウンター時にはアレックスもマークを捨てて何度か上がっていましたし。そもそも、アレックスは運動量はあるんですけど、マンマーク下手くそでした。


ここでミラー監督が言っている「中村が前に飛び出す動きを入れ出したことにより、うちのDFがずるずる後ろに下がってしまうという状況が起こってしまいました。」というのは、たぶん上の図のような感じだと妄想しているんですが、そうではないですか? まぁ「中村の飛び出し」に対してアレックスが金魚の糞的にどこまでも付いてきたのかは知りませんけど、もし付いてきていたなら「。前に出てくる選手に対してオフサイドトラップをかける」のは難しいと思うけどなぁ。どうなんだろ


テレビ観戦だったのでオフザボールを全て見れていたわけではありませんが、後半になってから意図的に中村ZはDFラインの裏をフリーランニングで突こうとしていました。その時にもアレックスは律儀についていった形です。
ただ、DFラインが押し下がった主要な要因かと言うとそうでもありません。なぜなら、中村Zが行く前にはすでにDFラインが下がっていたからです。そして、彼が狭い裏に抜け切る前に、川崎は他の手段で攻めていました。DFラインが下がったのは、中盤の運動量低下によるプレッシャーの減退が一番じゃないでしょうか。それよりも中村Zが空けたスペースを交代で入った田坂なんかが上手く使えてたな、という印象です。


で、個人的にはそういう金魚の糞的マンマーク状況下で、ぜひ中村選手にやってほしかったプレイがあったんですが、どうやらそれをやってくれたみたいでして。そのプレイとは、ズバリ自らがオトリになることに専念して「相手のオフサイドラインをはちゃめちゃにする」ようなポジショニングをとる動き! ボールポゼッションした攻撃時に、オフザボールの動きで見方のFWや相手の最終ラインを追い抜いて、GK近くの自らはオフサイドのポジションまで移動するんですよ。もちろん金魚の糞を引き連れてね。なるべくボールに関与しないようなポジションに。で、中村選手の動きに合わせて、FWの選手が逆になるべく自陣近くに引いて、最終ラインの後ろにスペースを作るようにすればOKです。図にするとこんな感じ。


なので、あんまりこういう状況にはなってません。僕も一度そういうのを見てみたかったんですが(笑)。

「ついてくるならオフサイドラインの向こうまでいっちゃうよ!」というdorogubaさん案に対する一般的な回答としては、まあマークしてる相手がオフサイドライン超えた時点であとは放置ってのが一番かな、と。マークを放すタイミングとか難しいと思いますけどね。ただ、チーム一番のパサーをマークしてるわけなんで、それほどジャストなタイミングでいいパスは出てこないような気もします。


ていうか、弱者の戦術なんで、まあこんなことやっちゃあ勝てないっすよね。笑
あと、一発勝負のトーナメントならともかく、長丁場のリーグ戦ではメンタル面でのマイナスもありそうです。