■日本代表■新顔たちの肖像 | picture of player

■日本代表■新顔たちの肖像

気付いてみれば半月も更新してないのだけれど、それでしれっと戻ってきちゃうのが俺のいいところだよな。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20080417-00000015-spnavi-socc.html

さて、すっかり忘れていたけど、日本代表発表。
このチームの現時点での全体を論じても仕方ないので、個人に注目してくよ!
というわけで新顔&久々を紹介。

■寺田周平(川崎)
「川崎山脈」改め「川崎ちょんまげーず」のリーダーを長年務める落ち武者。高さは問題なし。スピードはそれほどないので、すっこーんやられることがあるが、読みと当たりの強さでカバーリングもストッパーも務めることができる。単純に中澤のバックアッパーとしての招集だと思われる。不安は足元だが、岩政よりはかなりまし。経験のあるDFが少ない代表において、トゥーリオさんは怪我することに忙しいので、割と出番はきそう。でも、呼ばれるんなら伊藤のほうだと思ってた。

■栗原勇蔵(横浜FM)
帰ってきた鉄砲玉。気の強さと頭の弱さはピカイチ。あと、体も強い。スピードもかなりあるので、ストッパーで相手を殺すという単純な仕事では滅法強さを発揮する。ただ、少しでも頭を使う仕事をさせると途端にチームがカオスに飲み込まれる。特におととしくらいにサイドバックやったときは、絶望的な不器用さを発揮して憤死。フィードも壊滅的なので、単純作業に従事させるとよろしいかと。試合クローズ要因なのかなあ。

■長友佑都(FC東京)
サプライズではない。左サイドバックに難を抱えているこのチームにあって、そのポジションを試すのは当たり前。そうなると、開幕からインパクトを与えていた左サイドバックは彼しかいない。妥当な選出。長友最大の武器は活動量。試合開始から走り続け、後半ロスタイムに相手ゴール前に顔を出す。はっきり言って気持ち悪い。安田のような派手さはないが、両足を器用に使いこなせるので、攻撃性能も問題がない。加地さんにテクニックを足して、キングを抜いた感じ。顔が農民系なので、鈴木啓太と並ぶとどこの黒澤映画だという感じになるが、それは止むを得まい。期待大。単なるバックアップではない。

■中村直志(名古屋)
超久々選出の中村別人のさらに別人。好調の名古屋において、セントラルMFとして完全にチームを仕切っている。オランダのヒゲにサイドをやらされてぶすくれていたが、ミスターの再コンバートで完全復活。出足の鋭さと正確な足元、さらには尽きることのない運動量で今の名古屋の心臓になっている。プチセスク。ごめんよ!対談でセンターハーフいないなんて言って!相変わらず髪型は昭和風だけど、そこがかわいく思えてくる・・・とは限らない。でもこのポジションは死ぬほど人がいるんで、食い込めるか。

■西紀寛(磐田)
この前いつ呼ばれたんだかわからないくらい久々。今年、調子いいの?一試合しか見てないが、そのときはトップ下を務めながらサイドに流れていく相変わらずの西でしかなかった。この選出はようわからん。何をどうしたいのか。というか、この人を呼ぶんなら、神戸で猛威を振るってる古賀誠二だと思う。

■茂原岳人(柏)
いえーい、俺たちの茂原が代表初選出だ!甲府での日本人最強ウインガーとしての働きを見ていたので、選出は遅すぎるくらい。前線から走り回り、ボランチも務められる守備力もある。熱くなりやすいのが玉に瑕だが、相当頭のいい選手だと思う。酒さえ飲まなければ。このチームにおいては、やはりウイング的な仕事が中心になるのだろうか。一回くらい茂原1トップとかやってみろっつーの、岡ちゃん。絶対機能しないから、そんなの。

■香川真司(C大阪)
これは驚いた。ていうか、これでオリンピックへの力の入れ具合がどれほどかかってのが容易に想像でき(以下略)。実力的には選出は妥当。ヘディング以外のあらゆる攻撃能力が平均値を大きく超えている。特に、判断のスピードがびっくりするほど速い。梅崎も早いが、それ以上な気がする。どうやったらこういう選手が生まれてくるのか、いまいちよくわからない。柏木とともに、将来を担っていくであろう人材。大事に育ててねん。

■永井雄一郎(浦和)
うわー、王子が帰ってきたぞー!選出はジーコジャパン以来??すっかり年をとって、今ではもう雄一郎は29歳になりました。相変わらず1.5列目でやる気があるのかないのかよくわからんプレーを繰り広げているが、とにかくそのセンスは抜群と釜本御大のお墨付き。ただ、なんか山瀬、巻、高原と並ぶと暑苦しすぎるので、一服の清涼剤になれるような気がする。そして、たぶんそろそろ怪我する。


まあ、G大阪と鹿島がいないので、なんとも言えない。ただ、屈強なセンターバックを多数呼んでるので、おのずとどういうサッカーをするのかが後ろは見えてきた。合言葉は「とりあえず跳ね返せ」。後は山瀬におまかせだ!いえーい!