2008-06-25 20:55:55

ある若いDFの決断

テーマ:フットボール
京都、水本の加入を発表=Jリーグ

Jリーグ1部(J1)の京都は22日、京都府城陽市内のクラブハウスで、G大阪からDF水本裕貴(22)の移籍加入を発表した。

えー、遂に決まってしまいました、水本君。千葉→G大阪→京都という見事な移籍金ロンダリング。育ての親である千葉から出奔し、シジクレイが抜けてレギュラー確実!と思われたG大阪では中澤別人にあっさりとポジションを奪われ、オリンピックまでに試合勘欲しい!ということでの掟破りのシーズン2回移籍。あと一回でハットトリックだねってやかましいわ!

さて、この義理人情も全くない、とりあえずのご都合主義的移籍に関しては、当然のごとく非難轟々。高い移籍金を積んで獲得したG大阪の方々はもちろんのこと、「ACLに出て成長してくれ!」と泣く泣く送り出した千葉の方々も釈然としない思い。G大阪からは負け犬呼ばわりされ、千葉からは裏切り者扱い。まあ、それもそうだよね。お世話になったところに後ろ足で砂を引っ掛けるような行為だから。

ただ、そんなに責めるようなことかいな、と思う。確かに、在籍3ヶ月での移籍は早い。もう少し踏ん張ってもよかったかもしれない。責める人の気持ちもわからないではない。ただ、現状でのG大阪でのCBのレギュラーは中澤別人と山口だ。ほとんどの試合では彼らがファーストチョイスで、水本の出場試合はたった6試合。しかも先発はそのうち最初の2試合だけ。次のチャンスはいつ来るかわからない。

また、オリンピックがある。世界的に見ればオリンピックは端役も端役だが、日本ではそうじゃない。マスコミの煽りとサッカー協会の力の入れようからもわかるとおり、一つのイベントとして確立されている。選手もここで活躍することが、A代表や海外への近道だと思っている(本当かどうかは別として)。まあ、若い選手がそういうふうに考えるのは当然だよね。だって、そういう風に煽ってるんだもん。で、試合に出られないことで、その若い選手が大会にベストコンディションで臨むことができない。しかも、その選手はオリンピック代表の監督から信頼され、大会でキャプテンマークを巻かなくてはいけない・・・。そりゃあ、焦るだろう。枕に顔を埋めて、ぬわーとか言いながら足をばたばたさせるくらい焦る。そして、彼は眠れない夜に考える。自分に残された選択肢の中で、もっとも試合に出る可能性が高い方法はなにか、と。おのずと答えは出てくるだろう。

おそらく、どれくらい非難されるかわかっていてやったはずだ。水本は常識のない若者ではないし、頭の足りない人間でもない。だから、今回の移籍でどれほどのものを自分が背負うのか、わからないわけがない。ていうか、わかれ。わかっててくれ。でも、それでいて、なおのこと試合への出場機会を求めた。そういうことでいいんじゃないかな。非難だとか、落ちたイメージは結局自分で背負うしかないんだし。要は結果だよ。北京でマカーイを完封すりゃ、そんな悪評も吹っ飛んじまう。今回のドタバタも美談にさえなるかもしれない。重要なのは、水本は自分を追い込んだってこと。たとえばオリンピックで無様なプレーをしても、「出場機会があんまりなかったから、すんません」っていう言い訳はできる。でも、水本はそれを拒否した。アスリートとして、そこは賞賛できると思う。それは中々出来ることじゃないし、俺はポジティブに捉えてるよ。

あと、ちょっと気になったのは、今度の件で水本を叩いてる人たち。もちろん、叩かれてしかるべきことをしたと思うし、その非難は水本も承知の上だと思う。ただ、義理とか人情とかそういう観点からの非難は、ちょっと違うでしょ。そういうことじゃないと思うんだよな。彼らの思考方法ってそうじゃないよ。彼らは一般人からしたら頭おかしいんだよ。試合に出て、相手を叩き潰すことが彼らの第一目標。試合に出れないってことは、死んだも同然なんだよ。そこをわからないで「耐える根性がない~」とか「代理人に踊らされて~」とか、そういう批判ってすごくナンセンスだな、と思う。以上、歌丸でした。
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2008-06-18 20:52:38

■戦評■EURO2008グループリーグ イタリア-フランス

テーマ:フットボール
たまにはユーロを見るぜ!
ていうか、やっぱりユーロはレベルが高いなあ。基礎技術がすごいわ。

■イタリア2-0フランス
■短評

瀬戸際を迎えた前回ワールドカップのファイナリスト同士の対戦は、ほんのちょっぴりだけ運があったイタリアに軍配が上がった。

勝ってもルーマニアが負けない限り先に進めない両者は、前の試合からメンバーを入れ替えてきた。イタリアは4-3-2-1のような形。GKが現世界第一位のブッフォン、DFラインが右からザンブロッタ、パヌッチ、キエッリーニ、グロッソって全員サイドバックじゃねえか!で、MFが底にデ・ロッシを置いて、両脇にピルロ&ガットゥーゾ。トップ下気味にペロッタとカッサーノ、1トップには動ける巨人ルカ・トーニ。対するフランスはテュラムの爺さんがアウト。キーパーがクペ、DFラインが右からクレール、ギャラス、アビダル、エブラって全員(以下ry)。MF中央がトゥラランとマケレレ、左にリベリー、右にゴブ。トップがアンリとベンゼマ。

序盤は一進一退。フランスはリベリーの突破を中心に、イタリアはピルロの展開からのトーニへのクロスを中心に攻める。点を取らなければいけない両者が細心の注意を払いながらも前に出てくるこういう試合の緊張感は実にいい。両者一回ずつの決定機を迎えながら、不運にも10分くらいにリベリーが負傷退場。懸命に走ってチャンスを作っていたので、フランスは大きな武器を失うことになった。しかし、フランスはその後も集中力は切れず、トーニを封じながら、返す刀でアンリ、ベンゼマ、ゴブを絡めたカウンターで鋭く切り付ける。対するイタリアもペロッタの大きな動きを生かし、その周辺にボールを供給。寸止めエロスのような展開は正直楽しい。・・・のだが、それも25分頃まで。ピルロからの一発のロングボールをトーニが美しいトラップで裏を取る。慌てたアビダルが脳が死んでいたとしか思えないスライディングタックルで倒し、PK献上&一発退場。これで試合は壊れた。

PKをピルロが落ち着いて決め、後はお決まりのイタリアン・ジョブ。受けて立つには軽すぎるDFで若干不安な場面はあるが、昔よりはパスも回るので、うまくかわしながら後半を進める。再三のチャンスはトーニが全部外した。こんだけ外すのは逆にすげえ。フランスはベンゼマ、アンリを中心に攻撃をするが、散発的なチャンスを作るも、立ちはだかるのはブッフォン。点の香りすら嗅ぐことができず、70分頃にデ・ロッシのFKがDFに当たって入る不運な失点でジ・エンド。ルーマニアがオランダに負けたので、イタリアがノックアウトラウンドに進出。

イタリアはあっぷあっぷながらもなんとかプライドは保った。ただ、この先の道も平坦ではない。この試合でピルロがイエローを受けたために、次節出場停止。デ・ロッシしかボールを持てる選手がいない。アクィラーニを使うかもしれないが、ちょっと未知数。また、DFラインも往年の面影はない。カンナバーロの兄貴と怪人マテラッツィがいないので、ドイツの頃の安定感からは5割減(当社比)。パヌッチの老獪さとキエッリーニの勢いでなんとか持たしているが、高さはそれほどないし、サイドバックも守備は強くないし、1試合1点か2点は覚悟したほうがいい。次は好調なスペインが相手なので、ずたずたにされる可能性もある。また、攻撃も連動性とはほど遠く、トーニやカッサーノ、カモラネージがなんとか個人技でやっている状況。予選のあの連動はどこにいったのか。

ただ、悪いことばかりではない。幸いにもスペインに高さはないため、DFの低さは問題にならない。また、ピルロがいないことでロングボールが増える展開となるだろう。その際には巨人・トーニの相手をするのは、プジョルとマルチェナ・・・後は、わかるな?とありえずがんがんロングボールを入れて、それをカッサーノやペロッタに拾わせるが吉。後は、中盤を肉体派で固めて、スペインの苦手な肉弾戦に持ち込めば、勝機は十分にある。あと、カッサーノがまともにプレーしてて笑った。セリエAを見れてないので、実質的に見るのは前のユーロ以来。相変わらず変なくねくねドリブルで、とにかくボールを取られず、いつも危険なところを狙ってるね。個人的には、デル・ピエロよりカッサーノだと思う。

フランスはリセットせざるを得ない。頼みのヴィエラ、テュラムは怪我でリタイアし、マケレレも頑張ってはいたが、もう引っ張るのは限界だろう。ジダン依存のチームからジダンが抜けたのに、そのままにした自称名将は馬鹿だと思う。まだ、留任させるの?これからは新監督のもとでベンゼマ、リベリーを生かすようにチームを作るしかないだろう。ワールドカップ予選はもう今年から始まる。時間はあまり残されていない。あと、アンリも代表引退するらしいね。結局、代表ではただの一度も輝けなかったなあ。フランスのアンドレアス・メラーの称号を与えよう。古いか。

■picture of player ルカ・トーニ
この日の試合を決定付けたファウルをもらったのはお見事。しかし、とにかくシュート外しすぎ。頭で行こうが、足で行こうが、こぼれ球が来ようが、何をやっても入らない。ポストに守備にと、1トップという難しい役回りをこなしてはいるが、シュート局面ではからっきしのプー。力みすぎなのがテレビから見てもわかる。おのれはセリエAで20点も取ってるんじゃないのか。それと必見は外した後の顔。「どうして俺がこんな目に。」というこの世の終わりのような顔をする。貴様が外したんだろうが。まあ、でも当たらないときのFWなんてこんなもんだよね。最後はポストに当ててたんで、そろそろ爆発するかも。でも、まだあの驚愕の表情を見たい。完全な悲劇のマッチポンプ。
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2008-06-09 21:45:33

■戦評■ワールドカップアジア三次予選 オマーン-日本

テーマ:フットボール
うおーい、なんでフェルナンジーニョが京都に???
わけがわからん。

■オマーン1-1日本
■短評

敵地で臨んだ一戦は悪くない結果だったが、それが意図したものではなかったことがなんと言うか。

日本は本拠でのスタメンから怪我の百姓を外して、駒野を左に移し、右にうっちー。他は同じ。対するオマーンも似たようなメンバー。誰がどう変わったかは見分けつかん。

唯一神楢崎をあがめましょうという試合。猛暑、移動という悪コンディションを考えれば引き分けという結果は妥当なんだけどねーという。結果だけ見れば悪くはない。これで後は全勝すれば先に進める。ただ、内容はぐっだぐだでしたな。この前の戦評でも「引かれたらやばかった」みたいなこと書いたけど、監督が代わって、案の定ベタ引き。そこをこじ開けるのに大久保、玉ちゃんは相性最悪。遠藤&中村初号機を中心にボールは回しはするものの、引いた中東は水を得た魚のようにがっつりぷかぷか(意味がわからない)。玉田、大久保は引いてきてボールをもらい、果敢に突進していくものの、さすがにあれだけ固められては厳しい。ここをどうやって崩していくというのは日本の長年の課題なのだが、今のところよい答えは見つかってない。チームとしての連携がそこまで進んでないので(ワールドカップまでに完成するのか?という話もある)、対アジア用の対策としてはパワープレーも有効かもしれない。この試合に限っては巻がベンチ外だったので、矢野を早めに投入してどっかんどっかん蹴ってみるのもよかったんじゃないかな。まあ、監督代わって出方が読みづらかったとは思うし、このレベル相手に大砲サッカーやってもなあ。ただ、引いてはいるものの、特別組織立った守備をしていたのでもないので、もうちょっと崩せないとこの先はかなり厳しい戦いになるんじゃないだろうか。そのためにも、この試合は長谷部よりも中村Zだったんじゃないかな。サイドチェンジを早いタイミングで送れるのが、初号機だけだとちょっと厳しい。それと、弱いチーム相手だったらいいのだが、果たして啓太が出場しないで、守り切れるのかはやっぱりわからない。オマーンが引いた分、カウンターするスペースが出来てたんだけど、しばしば中盤がそれを拾いきれてなかった。

と、まあこんな内容。しかし、この試合のハイライトは他の部分。いや、何って大久保ですよ、大久保。神戸でキャプテンマークをまかされて、ようやく大人になったかなーと思いきや、おもいっきり蹴ってましたがな。そりゃ退場になるわ。しっかし、やっぱ中々メンタルがこういう選手は治らないのかねえ。ジーコのときもシミュレーションで退場になってたよなあ。まあ股間蹴られれば、そりゃあかちんと来るよね。だって、痛いもん。「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ってあらゆる神に対して謝っちゃうもん。でもなあ、ワールドカップ予選だもんなー。蹴れば退場になるってわかるし、やっちゃいけないって今まで教えた監督も全員言ってるだろうし(小峯さんなんて怖そうだな)。でも、俺は好きなんだよね、こういうの。「最もやってはいけない試合で、最もやってはいけない時間帯に、最もやってはいけない行為をやってしまう」っていうのが、とても人間らしいというか、システムと金がらみの昨今のサッカーそのものに対するアンチテーゼになっているのではないか!?ないな、それはない。ま、でもとりあえずこういう予想も付かないことをする人は好きよ。オフェンスの選手ってそうじゃなくちゃとも思うし。あ、でも、大久保は坊主ね。


■picture of player 楢崎正剛
川口にすっかり取って代わって正守護神の座を射止めちゃいました。もう4年交代でどっちかがワールドカップ出ればいいじゃん、とか思う。しかし、32歳になってますます安定してますな。自慢のアゴも鋭さを増し(うそ)、PKもしっかりとセーブ。川口よりも爆発力と変態性はないが、ハイボールへの安定感と冷静さは確実に上。公務員か。俺は楢崎のほうがいいと思う。というか、10年ずっとこの二人で日本のゴールマウスを守ってるんだよなー。二人とも30を超えたけど、たぶん南アが最後でしょ。その後が完全に空白地帯になってるので、その育成も考えなくちゃならん。地味だけど、これはけっこう頭の痛い問題かもね。がんばれよ、西川、川島。
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2008-06-04 21:13:14

■戦評■ワールドカップアジア三次予選 日本-オマーン

テーマ:フットボール
やっとみーれたー。
でも、メシ食いながらの観戦、通称メシサッカーだったので、簡単に。

■日本3-0オマーン
■短評

バーレーンで大恥かいた日本は、スタメンほぼ総入れ替えで背水の陣。キーパーはひさびさの公式戦になる楢崎。DFが右から、駒野、中澤、トゥーリオ、百姓。中盤の底には長谷部とまさかの遠藤ボランチ起用。オフェンシブな位置に中村初号機、松井。2トップは玉田を最前線に置いて、ちょっと引き気味に毒蝮大久保。対するオマーンは4-3-3というよりも4-5-1か。

玉ちゃんと大久保のちびっ子二人で引いてくる相手に対してどうすんだろー、と思いきや、オマーンはぐぐっとラインを上げて中盤勝負を仕掛けてきた。男前。それを読み切っての遠藤ボランチ&ちびっ子2トップ起用だったら岡ちゃんかっこいい!なんだけど、マジでそうなんかな。ともあれ、男前のオマーンはだったが、その男前具合に実力がちょっと伴っていなかった。中盤を現時点で最もテクニカルな面々で固めた日本に対して、オマーンは組織立ったプレスをかけることができない。松井、中村初号機は簡単にはボールを取られず、遠藤、長谷部にもかっるーくいなされる。プレスがかからないのにラインを高くするのははっきり言って自殺行為。玉ちゃん、大久保に再三裏を取られ、DFラインはがたがた。でこぼこのままそれでもラインを上げようとする姿には悲壮感すら漂っていた。守れず、攻められずでは中澤にCKからヘッドを叩き込まれた時点でもうジ・エンド。後は日本の中盤との追いかけっこでした。楢崎、超ひま。

さて、日本。結果が出たことはよかったんじゃないかな。予選は結果が重要だから。世の中には「美しく負ける」ことを趣味とする変態もいるようだが、それは少数派だし。さて、内容。運よく相手が出てきてくれたが、これが下がっていたら打開できたのかはクエスチョンマーク。プレスする体力がなくなり、オマーンがベタ引きに近くなった後半なかば過ぎからは、ほとんどチャンスを作れなかったのは、皮肉だった。また、現在、は中村初号機や遠藤、松井のテクニックと足先でうまいことキープできているが、ヨーロッパ・南米を相手にして同じことをしても、今日見せたウルトラポゼッションは瓦解し、あっという間にボールを奪われてずたずたにされるだろう。個人技ではなく、もっと連動してボール回しをするようなトレーニングを重ねることが必要になってくる。また、ボール回しだけでも足りない。どこでスイッチを入れ、相手に向かっていくのか。そのスイッチングをチームとしてどう司っていくのか。中村初号機頼みだといずれにっちもさっちもいかなくなるのは、ドイツで証明済。いずれ壁は訪れる。そのときにどういう対処法を取るのか。今から準備しておくのか、それともぶっつけなのか。そういう場を数多く経験できるか、壁にぶつかった時に処方箋を用意できるか。岡田監督と協会の仕事はそこに尽きる。

あとはオマーンについて。前に出る勇気は非常に男前だった。中東には珍しいスタイルなので、なおさら。ただ、次のアウェーなんだけど、またが前に出てきたら、ただのアホだ。勇気と蛮勇はまた違う。でも、出てくるんだろーなぁ、監督頑固そうだったし。笑

にしても、2点目のトゥーリオはいつあがってきたんだろ。ぜんっぜんわかんなかった。
しっかし、禿げたなー。

■picture of player 松井大輔
アテネの頃には一人サーカス団だったが、フランスで激しいDFとフィジカルをぶつけられても崩れない技術を身につけた。ハイプレッシャーに慣れているので、今後、ボールの預けどころとして重要な役割を果たすだろう。ただ、正直、チームの中での貢献度はまだまだ。局面での凄みは見せるが、ゴールへの道筋があんまり見えてこない。もっとPAに近いところで仕事ができるといいのだが、まだチームがそこまでの段階までいってない。ただの預けどころにするには、ちょっと惜しい。顔もちょっと惜しい。
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2008-06-02 11:53:21

2008J1序盤総括 part6

テーマ:フットボール
さあ、最後だぜうわっほ!
現人神さまありがとう!
(part5はこちら


■札幌
「やっぱり降格ゾーンにはまっちゃったよーの札幌。」
「勝ち点10、得点12の失点25。17位。」
「いやー、がんばってはいるんだけどなあ。」
「がっつり失点してる。」
「前に出ようとしてるからしょうがないんじゃないか。その証拠に思ったより点は取れてる。」
「でも12点か・・・。」
「まああのタレントではここらへんが限界だ。」
「そうかもしれん。」
「ダヴィが意外と通用しているな。」
「というか、FW少なすぎだ。」
「なんかエジソンとかいうFW取ったらしいな。」
「・・・誰?」
「スラムの発明王。」
「いやいや、スラムはいらないだろ。」
「じゃあ、発明王。」
「ゴールをする方法を発明するのか?」
「どうだろう・・・。っていうか、公式見たら、1990年生まれだぞ。」
「学徒動員か。」
「皇国の荒廃はこの一戦にあり、か。」
「古いわ。」
「どれほどの才能があるのかわからんが、全てを任せるわけにはいかんな。」
「そういえばノナトは?」
「・・・。」
「・・・。」
「まあ気を取り直して、クライトンの話でもしよう。」
「レゲエ人だな。」
「この人のおかげで、なんとか持ってる。」
「FWに使われたりして大変だが、一人だけレベルがちょっと違うな。」
「キープにラストパスにシュートに大車輪だ。」
「逆に言えば、この人が怪我とかで抜けると・・・。」
「早めのシーズンエンドが訪れるな。」
「だろうな。他には気になるのはいるか?」
「うーん、あとは吉弘かな。」
「ヒロシマ育ちだな。」
「彼は中々見所あるぜ。曽田が壊れた今、彼しかDFラインを支えるのはいない。」
「まずは失点を減らさなきゃなあ。」
「ただ、そこも痛し痒しだぞ。三浦さんは穴熊戦術は得意だが、それをやるとより一層点が取れない可能性が高い。」
「ある程度殴り合いしなきゃってことか。」
「前線にエメルソンクラスのスピードスターがいれば、引きこもっても成り立つんだがな。」
「エジソンに期待か。」
「18歳にそこまで期待するのも・・・。かと言って、誰か取ってくる金もない。」
「ジリ貧だな。」
「ただ、これで残れればすごいと思うぞ。」
「うん、三浦さんに『マジシャン』の称号を与えてもいいと思う。」
「後は、にしんさんも言ってたが、負け方だな。」
「負け方?」
「そうだ、負け方だ。がっちり引いてもいいし、殴り合ってもいい。ただ、日和見で戦術を変えたりして、いいように負けるってのはなしだ。」
「負けてスタイルもないと思うけどな。」
「いや、そうとも言い切れないぞ。貫いて負けるのと、不本意な形で負けるのでは、後々への影響がまるで違う。」
「そういうもんかね。」
「その試合だけだったら適当でいいのかもしれんが、長期的な観点から見ると大きな差になってくる。クラブビジョンとか、覚悟の問題だ。」
「要約すると?」
「三浦さんを簡単にクビにするな、ってことだ。あれ以上にいい監督はすぐには見つからん。」
「そりゃそうだな。」
「変えたくても金がないかもしれんけどな。」
「もっと切ない話だな。」
「やっぱり金は重要だぜ。」
「金だけでも困るけどな。」


■鹿島
「さて、王者は苦しんでいる。」
「勝ち点19、得点20、失点12の6位。」
「あれ?意外に上にいる・・・。」
「もっと負けてる印象だよな。」
「最近の成績が印象悪くしてるのか。」
「確かに、第6節から7戦勝ちなし。」
「それまでは5連勝してるから、極端だな。」
「去年も終盤に思いっきり連勝するまでは勝ちきれなかったからな。」
「いろんな意味で思い切りのいいチームだな。」
「失速した原因はなにかね?」
「原因とまで言い切れるかどうかはわからんが、内田が欠場し始めてから、勝てなくなったな。」
「確かに、タイミングは一致してる。」
「代わりは伊野波だが攻撃性能においては格段に落ちる。」
「サイドバック一人で勝てなくなるかね。」
「このチームにおいては特にそうだな。サイドバックのオーバーラップが攻撃戦術の重要な核だから。」
「そんなもんか。」
「たかがサイドバック、されどサイドバックだ。」
「サイドバックがいなければサイド攻撃しなければいいのに。」
「そこでなぜマリー。」
「マリーは使い勝手がいい。」
「まあいい。後は、やっぱりACLが地味に効いてる。」
「やっぱりきついのかね、あれ。」
「他のブラジル監督の例に漏れず、オリヴェイラ監督もスタメン固定気味だからな。どうしても疲労は出てくる。」
「ターンオーバーって考えはないのかね。」
「したくてもそれほど潤沢な戦力があるわけでもない。特にDFのバックアッパーはきついぞ。」
「まあ規模が大きいチームではないからなあ。」
「野沢も欠場気味だったし、内田もアウト。そうなると途端にチームの格が落ちる。」
「岩政が怪我したりとか考えるとおそろしいな。」
「アレは超合金製だから、大丈夫。」
「岩でできてるんじゃなかったっけ?」
「超合金製の岩。」
「もはや人間じゃない。ひでえな。で、この後どうなる?」
「怪我次第。」
「言い切ったな。」
「代表、オリンピックと色々あるしな。」
「あんまり招集されてないじゃん。」
「でも戦術上重要な選手が多い。内田、田代、それとあらゆるポジションをカバーする伊野波。」
「怪我すると痛い選手ばっかりだな。」
「それとチーム得点源のマルキーニョスや野沢も決して怪我には強くない。」
「マルキーニョスがいなくなったらどうなるんだろうな。」
「どうもならん。佐々木や興梠も頑張ってはいるが、いかんせん穴がでかい。」
「ダニーロ氏がなんとか・・・。」
「ありゃ中盤の選手だ。」
「やっぱ怪我は重要だな。で、怪我がなかったら?」
「このまま優勝争いをするだろうな。」
「まあそうか。」
「ただ、去年から上積みがあるわけでもないし、インパクトには欠ける。」
「上積みが上積みになってないチームも多いけどな。」
「それを言うな。」


■浦和
「いつの間にか首位にいた印象。」
「勝ち点26、得点24、失点11で首位。」
「開幕に連敗したが、そこからは1敗しかしてない。」
「持ち直したな。」
「監督解任が吉と出た。」
「求心力を失ってることがあそこまではっきりと外部にわかるのも珍しいな。」
「まあ、去年から準備していたんだろうな。結果を残したことで、切るに切れなかった。」
「ACL取ってしまったからな。」
「優勝して解任ってどこのカペッロだって話だ。」
「エンゲルス氏はどうだい?」
「無難にこなしてるんじゃないか。取り立てて戦術に目新しいところはないがな。」
「ベースは変わってないな。」
「ただメンタル面では劇的に改善した。硬直したスタメンチョイスをやめ、生え抜きの堤やエスクデロを使うようになった。」
「この効果はでかいな。」
「そうだな。風通しの悪かった組織に真っ当な競争原理を持ち込んだ。」
「普通の組織だったら当たり前なんだけどな。」
「当たり前じゃない世界があったんだからしゃあない。」
「ま、そうだな。でも、それだけで勝てちゃうんだから、サッカーは面白いな。」
「元々戦力が潤沢にあったってのもある。今でも前線の連携なんかは皆無に等しいが、それでも勝っちゃう。」
「確かにこれで負けたら話にならん。」
「戦力の多いチームは往々にしてまとめづらいこともあるとは思うけどな。」
「さて、エンゲルス就任以降なんだが。」
「チーム・トゥーリオになったな。」
「ボランチあるいはトップ下での起用。その発想はなかった。」
「まあ、あの運動量を見てると、十全に機能してるとはいいがたいんだがな。」
「動かなさすぎだ。」
「ただ、手詰まりになることが多かった攻撃の切り札はできたな。」
「トゥーリオを中盤に入れることでの運動量低下とその攻撃での個人能力を差し引きしたら、後者が上回った、と。」
「パートナーの萌たんが死ぬぞ、そのうち。」
「私の代わりはいくらでもいるもの・・・。」
「言わない言わない。」
「あと、地味だけど、農民1号の欠場も痛かった。」
「啓太な。2号は長友か。」
「いや、3号。2号は要田。」
「一体何人が顔を思い浮かべられるというのか。」
「ま、ともかく一人収穫祭がコンディション不良に陥ったのは地味に効いた。」
「代表レギュラーだしな。」
「昨年の酷使がけっこう応えてたんだろうなー。」
「コンディション不良といえば、高原も駄目だったな。」
「ああ、11試合で2得点は不発もいいところだな。」
「なんなんだろうな。」
「うーん、序盤はチームが崩壊してたからって言い訳もできるが、あからさまに不調だな。」
「元々、それほど個でどうこうするタイプではないからな。」
「確かに連携で生きるタイプだから、今の浦和の前線はきつい。パサーもいないし。」
「三ちゃんも早々に怪我しちゃったしな。」
「パス来ない→無理をする→うまくいかない→自信喪失。という連鎖のような気もする。」
「身体の切れというよりメンタル面か。性格悪そうなのにな。」
「得てしてそういうもんだ。」
「ただ、いなくても別に問題はないな、今のところ。」
「エジミウソンがいるし、1トップ2シャドーならそもそも必要ない。」
「切ない話だな。」
「ドイツからわざわざ帰ってきたのに、酷い話だ。」
「さて、今後、どうなるかね。」
「オジェックのままだったら優勝きついと思ってたけど、代わっちゃったから、今は一番の候補じゃないか。」
「そうか。」
「トゥーリオ中盤の誤魔化しがいつまで持つか、ってところもあるけどな。ただ、メッキが剥がれる頃には、ポンテも三ちゃんも戻ってくるだろ。」
「そううまくいくかなあ。」
「わからん。ただ、うまくいかなくても守り倒せるのがこのチームの強みだ。」
「確かに得体の知れない不気味さは感じるな。」
「特に山田からはすごい感じる。」
「それはまた違う不気味さだと思う。」
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