続いてのレコーディングは、2月26~27日。

 ZELDAでは、ジャマイカやロンドンでのレコーディングも経験しとる亜子ちゃん、この頃には豊富な経験を生かしてみんなをグングン引っ張って大活躍してくれた。


 特にボーカルのリズムについては、一切の妥協なし。
俺自身、結構上手くいったと思っても、ガラスの向こうからヘッドホン越しに「うーん、キクちゃん、もうちょっとこんな風にリズム取って歌い直してみてくんない?」って感じでさ。
でも、それで確かにいい感じになったりして、おかげでホントに満足のいくテイクが録れましたきらきら

 27日には、ヒロトくんがブルース・ハープを持ってやってきたハーモニカ


 スタジオに入ってくるなり、ご機嫌オーラ全開ルンルン
クロスと2人でブルース・セッションを始めると、もう楽しくてしょうがないって感じでさ。
そんで、1~2回オケに合わせて、さあ本番いってみよーってことになると、もう殺人的なプレー炸裂で、その場にいた全員がぶっ飛んだばくはつ
ヒロトは、30年前に初めて会った頃からかなり熱心にハープをやっとって、俺たちの周りではバツグンに上手かったけど、今では楽器が身体の一部みたいになっとるし、何より黒人ブルースマン並みのセンスをバッチリ表現できるのがマジで凄い。

 2曲のハープ録りがあっという間に終わって、せっかくだからってことで、1曲、掛け合いコーラスも入れてもらい、無事終了カラオケ

 このあと、3月22、24、27日と続くわけだけど、今回は、何しろ参加してくれた人たちのプロフェッショナルなプレーに驚きっぱなしだった。
つうか、自分のレコーディングだってことを忘れて、普通に感動しまくりだったよ。
そのあたりのことは、また続きで書かせてもらうぜ。

 そういえば、2月2日には、ピートの友だちとかいうデカいやつが、いきなりバリトン・サックスを持ってやってきて、ピートの簡単な説明だけでめちゃ渋い音でブ、ブー!つって録音して、あっという間に帰ってったこともあったな(後で、ヒデちゃんっていう名前だってことが判明)バリトンサックス