準備に取り掛かろう

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2016年7月16日午後4時、東京地裁での原発メーカー訴訟の判決言渡しは、実質10秒で終わった。

何しろ、第4回口頭弁論で、我々が今後の立証予定を述べ、被告らの反論に対しても再反論すると明言したにもかかわらず、その機会を与えることもなく、突如として弁論を終結した裁判体だ。まともな判決など期待できるわけがなかった。

それでも、安易な予定調和を許さない人々は、これまで通り103号法廷を埋め尽くした。
わずか10秒足らずの裁判長の空虚な宣言を聞くために。


みんな知っているのだ。

この裁判の意味を。

法廷を埋め尽くすことの重大さを。

弁護団を鼓舞することの必要性を。


ここは、原発メーカーが、一切の責任を負わないことを約束された上で、巨大な利益を確約されるという責任集中制度の不合理性を、司法に問うことができる唯一の場。

歴史の検証に耐えうる議論を尽くすべきは当然のことだ。


人格権と環境権の区別さえまともに理解しない、未熟な法律論に基づく、極めてずさんな判決を突きつけられたところで、僕たちを落胆させることはできない。

どちらにしろ、ここで終わることはないのだから。

さあ、すぐに、被告らも裁判所も、逃げ道のないところまで追い込むための準備に取り掛かろう。

法廷を埋め尽くす熱い思いと世界中に散らばる同士たちと共に。

NO NUKES RIGHTS流れ星

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トンデモ医療っていう問題

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昨日は、友人の医師のお誘いで、「あなたは受ける医療をどう選びますか? ~トンデモ医療を見分け、最適医療を患者自身が選択するために~」という集会に参加しました。


トンデモ医療」の定義が曖昧ですが、典型的には、末期のがん患者に対して、通常の抗がん剤治療なんかやってもどうせ助からない、今はまだ先進医療にさえ指定されていないが、これこそが最先端、あちこちで奇跡を起こしているなんていって喧伝されながら、実は効果がほとんど実証されておらず、かつとんでもない高額の治療法のことをイメージすればいいでしょう。

例えば、免疫細胞療法です(免疫療法とは別のものです)。


そういった治療法をお勧めする医師として名を連ね、週に3日クリニック等に顔を出せば、年3000万円という契約を求められる例は少なくないようです。

これらの治療法の特徴は、抗がん剤治療などと併用でき、副作用がないことで、つまり効果はなく、めちゃくちゃ高いという以外には大きな問題がないため、良心的な医師であっても、週に3日、魂を売って、それで得た金と残りの4日を社会のために使えばいいんじゃないか、と迷うのは責められることではないでしょう。

(友人の言葉を借りれば、「副作用は残された遺族の財産がなくなることだけ」)


また、患者の側からも、仮に効果が実証されておらず、高額であったとしても、1%の可能性でもあれば、それに賭けてみたいと考えるのは、何ら不思議なことではありません。


しかし、末期がんを宣告され、藁をも掴む思いの人たちに、まるで金さえ払えば助かると信じ込ませて、財産を投げ打つような選択を強いるとすれば、これは詐欺というしかありません。


そもそも、これらの治療法を受けて奇跡的に生還した人たちが存在するのは確かですが、その人たちは間違いなく他の治療法も併用しているため、どの治療が効果的だったのかを特定することはできないのです。

懇親会にも参加して、色んな関係者の人たちと話しましたが、皆さん、強い問題意識を持っていて、あちこちで熱い議論が続いていました。

また、法律家の立場からすれば、様々な対策が考えられるような気もしており、今後、少しこの問題に関心を持つことで、役に立てるかもしれないとも思いました。


それにしても、結局、医師とか弁護士とか、強力なライセンスを持つ人たちは、強力な倫理観が求められるってことだよねー。

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環境法律事務所として

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事務所旅行と称して、金曜の夕方から日曜にかけ2泊3日で沖縄に行った。


男性弁護士1人を残し、弁護士4人、事務員3人の総勢7人で、環境問題の現場を視察しようっていう企画だ。



個人的には、修習生時代に「環境BABY」と称する仲間と、そのときも2泊3日で辺野古ややんばるの森をばっちり回ったし、一昨年だったか、JELFの総会でも行ったんで、3回目になる。

http://yaplog.jp/jumps_kick/archive/1173

http://yaplog.jp/jumps_kick/archive/1174

http://yaplog.jp/jumps_kick/archive/1175


まずは、初日、夜7時ぐらいに那覇空港に到着し、それから国際通り近くのホテルにチェックインした後、九茂地文庫じまんやNAHACHOPと3軒回って、沖縄料理を堪能し、最後に沖縄そばを食べてホテルに戻った(若干女子2名は、それぞれ別にバーへ行ったらしいが・・・)。


翌日は、朝6時起きでレンタカーをぶっ飛ばして泡瀬干潟へ。

泡瀬訴訟の原告の方に、多様な命のざわめく干潟をじっくり案内していただいた。



続いて、辺野古海

グラスボートを出していただき、素晴らしいサンゴに一同、大盛り上がり。

そこをボートが通りかかり3人ぐらいの人たちがこちらに手を振ったんで、思わず僕たちも手を振り返してしまったが、それは地元の人たちを日給5000円で雇うというやり方で分断を図った監視船ということだったダッシュ!



その後、険しい道を20分ほど歩いてたどり着く「ジュゴンの見える丘」へ。

どんなに目を凝らしてもジュゴンが見えないのは前回同様だけど、いつまでも見続けていたくなるような眺めだ。





その後、辺野古のテント村に顔を出した後、美ら海水族館へ。

ここは初めてで、ジンベエザメは期待通り‘怪獣’だったけど、何よりアサヒガ二っていう愛嬌満点のカニが最高だったかに


そして、最終日は、10時にチェックアウトして、やんばるの森へ。


途中、国頭村の波止場食堂で昼食を食べたんだけど、評判どおり、というか想像が追いつかんほどの爆量でぶっ飛んだ。

例えば、このカツ丼、すごいっしょ?ヤング吉田も完食できず。



やんばるの森は、案内してくれる人もおらんかったんで、あんまり深いところに入ることもできず、それでも結構頑張って走り回ったんだけど、ヤンバルクイナには出会えんかったなあ。

最後は高江のテントに寄って、のぶりんがTシャツを買い、いよいよ那覇空港へ戻ってチェックイン後、ビールで乾杯して搭乗飲み会♪


みんなでこういう現場を回れたっていうのは、ホントに楽しかったし、有意義だったと思う。

こういうの、いいね!って感じてくれるメンバーたちと、これからもしっかりと環境事件に取り組んでいきたいもんだぜ地球

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