セールスマンというよりも 「私に売れないモノはな | 花鳥風月 読書ログと四季の記録

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晴耕雨読の日々とはいかず、自由になる時間も減りましたが
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私に売れないモノはない! (Forest 2545 Shinsyo)/ジョー・ジラード

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自動車販売を営む著者が記す「なぜ、私は世界一のセールスマンになれたか?」

著者自身が書いてますが、セールスに魔法の言葉や決まり文句などはなく、
「際限なく頭を働かせること」が大事ということがよくわかりました。
("魔法の言葉"が書かれている章もありますが…)

全編を通じて感じたのが、"お客を尊重する"という姿勢です。
セールスを通じて得られるのは、お金と「友情」!!

他の自動車セールスマンが顧客をムーチ(うろつく、ねだるの意味)と呼んでいるのを尻目に、
感情と欲求を持ったひとりの人間として認める。

「一生懸命働いて収入を得て、本当に何かを買いたいと思っている」人という前提で向きあう。
そして、顧客への感謝の気持ちは忘れない。

私は著者を一匹狼と思っていましたが、実はまわりの協力をひじょうに大事にしていて、
改めて、ひとりでできる仕事はないということを認識させられました。

最後まで読み、著者のジラードはセールスマンというよりも、
顧客の心理をうまく読む"心理カウンセラー"だと感じだ次第です。