スパイラル=渦（うず）。
マッシュルームの形を思い浮かべてください。
あれもうずです。
マッシュルームに縦に包丁を入れると、
笠の部分が内側にくるっと巻き込んで、うずのようになっています。
どのようにマッシュルームのうずの部分ができるのでしょうか？
上に向かって成長しようとすると、
大気によって反対方向の圧力を受けるのです。
自分は上に行きたいのに、それを阻む力を受けます。
ここに葛藤が起きます。
上に行きたい、でも、それを邪魔される。
そのときマッシュルームはどうするでしょう。
内側に向かっていくのです。
それが、マッシュルームの笠にできた内側に向かううず＝スパイラルです。
２０１６年の７月はこのようなスパイラルの影響をダイレクトに受けます。
１）自分らしい生き方を追求したい。自分の好きを追求したい。
２）他者・地球・宇宙に奉仕したい。
３）静かに自分のハートで自己の本質や大いなる存在と一体化したい。
この３つの思いが、”同じぐらいの強度で常に”私たちを刺激するのです。
どの方向に向かおうとしても、それとは違う圧力が自分にかかってくる。
しかも、反対の圧力は、２方向からやってきます。
当然、混乱や葛藤が生じます。
どれ一つとっても満足はできません。
どうしたらいいのでしょう。
簡単です。
どれもすべてやる必要があります。
毎日、１～３のすべてをやります。
この一か月は、特に３の静かに大いなる存在や自然とつながる時間を
長めにとることが非常に重要になります。
通常の生活をしていたら、多くの人が２）に多くの時間を費やすことになります。
仕事の時間や家族の世話の時間は、
２の時間、あるいはは１と２のコンビネーションの時間です。
３の時間を１と２と同じだけの長さをとる必要はありません。
長さの問題ではなくて、クォリティの問題です。
３の時間を必ず毎日、できるだけ長くとってください。
それによって、バランスがとれ、自分のビジョンを再確認したり、
再発見することができます。
この時間に自然に葛藤がほどけていきます。
３の時間というのは、簡単にいうと、一人で静かにする時間です。
一人で音楽を聴くとか、本を読むとか、お風呂に入るとか、
そうゆうことではありません。
静かにするのです。
思考を休めてください。
自然の中でぼーっとしたり、
水の音を聞いてぼーっとしたり、
瞑想したり....
そうした、日常から離れ、思考から離れる時間...
その間に、小さな自分を超えた大きな自分と、小さな自分が意識的に、
そして無意識の中でもやり取りをし、必要な調整が起きます。
７月はいつもよりも、繊細になっています。
そうした意味でも、静かな時間をとって、自分をいたわることが重要になります。
ぜひ、一人で静かに過ごし、
神的な自分、宇宙とつながっている自分にゆだねる時間を
多めに作ってみてください。
繊細であることは、弱いということと同義語ではありません。
葛藤があるというとは、何かが間違っているということではありません。
今月、葛藤を感じたら、内側に向かう、
より本質に向かうための近道を通っていると思ってください。
ＳＦ映画で、ワープの場面では、登場人物は肉体的にはつらそうだったりします。
（顔が引きつっていたり、わ―って叫んだり）。
あのワープの中にいるようなものです。
ワープした先にあるのは、よい揺るぎない自分だけのやすらぎの場です。
ワープも慣れてくるとなかなか面白いものでもあります。
ワープも何度も体験してみると、
ワープ中にその揺るぎのない場所をすでに感じることができます。
それはちょっと魅力的に感じませんか？
いずれにしろ、興味深い一か月になることは、間違いなさそうです！
