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先月、粘土で土器作りをしました。一ヶ月かけて乾燥させて、
いよいよ土器焼き。ということで、玄海青年の家に泊まりこみ。

勝手知ったる面々で私を女性と思ってくれて、お風呂一緒に
入ろうと声をかけてくれた。まだ小学校にも上がってない小さな
子が、荷物持ってあげるとか、急がなくていいよと言ってくれる。
そして、今回は嬉しいことに、背中を洗ってくれました。
誰かに背中を洗ってもらうなんて子供の頃以来だったので、
ものすごーく嬉しかった。

いつもはトイレとかお風呂とかすごく難しい問題で、
頭を抱えてしまうけど、思いっきり素の自分、女性として生きたい
と言う内なる声に思いっきり正直に生きられる時間。

ちなみに、最近新聞記事で見たけど、東日本大震災の避難所での
仮設のお風呂で、マイノリティを抱え、女性として生きたい男性が、
男女どっちのお風呂にも入れないと戸惑っていると、女性陣が、
一緒に入ろうと声をかけてくれたそうな。ただでさえ大変な状況の
被災地で目に見えて身体に障害があるわけでなく、性別違和は
思考、ものは考えようで片付けられることもある中で、受け入れて
もらえたこと、そして、性別違和を抱えてる方が震災をどう乗り
越えたのかということが新聞に掲載されることは嬉しいことです。

そして、土器焼きの日。
キャンプファイヤー場で徐々に1000度近くまで上げていきます。
なので化繊の服だと、最悪、火がつくことさえあります。
天気も気になるけど、やはり火が左右されるのは風。
かなり風が吹いていましたが、何とか焼き上げることができました。

その時間、何をしていたかと言うと、
土の絵の具で絵を描こうワークショップ。
土が絵の具になるんです。
去年も開催して好評でした。

まずは土の採集。
枯葉の下には土がある。土の栄養で木は大きくなり、葉をつける。
その葉がはらはらと舞い落ち、枯葉となって、土になる。
そのサイクル。
土を触ってごらん。においをかいでごらん。
みんなが食べてる野菜はこの土から育つんだよ。

そして、大事なこととして、掘って土を採集したら、
きれいに掘った所を埋め戻してあげる事。
採らせていただく、の姿勢を子供たちに伝える。

その土で絵を描いてみる。
すりばちで固まった土をすりつぶし、ふるいにかけてさらさらにする。
さらさらになればなるほどいい絵の具になる。
香辛料のような、漢方薬のような、挽いたコーヒーのような土。
まさに手つきは職人そのもの。
大人も夢中になる。
もっとすりつぶす!もっとさらさらにする!と気合を入れる参加者たち。
妥協しなくなる。『職人だねぇ』とほめると大人も子供も喜ぶ。
特にお父さん、照れながらもまんざらでもない様子。
落ちている木を使ってすりこぎを手作りするつわもののパパまで。
そしてみんなニカワを調合して思い思いの絵の具ができ、絵を描く。

今回、特に印象に残ったこと。
参加されてる方で、目の不自由な子がいました。
目が不自由な子にお絵かきと言うのは不安がありました。
だけど、同じように体験させたい。やってみる?と聞くと
うん!というので、土を採集に。
まず枯葉を触らせます。ざくざくいってる!と枯葉を確認。
枯葉を手で払うと、触って土を確認、さっきの話をします。
さわりながら掘る場所を探って、掘って採集。
触らせ、においをかぐ。ものすごく触感、においに反応していました。

そして戻って、ちゃんと、すりつぶし、ふるっていました。
絵も一生懸命描いていました。
物理的には描いた絵は見えてないかもしれない。
だけど、ちゃんとロープでつるして満足そうな笑みを浮かべた
その子はきっと描けた絵が見えてるのかもしれない、
楽しんでもらえたかな、と思いました。
私自身、学びとなる有意義なワークになりました。
これからもライフワークのひとつとして、土の絵は続けていきたい。

そして、実はこの日、人生初めてのことが二つあったんです。

ひとつは、うどんを小麦粉から作ったこと。
ちゃんとこねて、足で踏んで、細かく切って。
初めての手打ちうどん。
ゆでるとふくらむので、すごくがんばって細くきったら、
細めのいい面ができて、初めてにしては満足なうどんの出来♪

そして、もうひとつは、けん玉ができたこと。
これまで挑戦したことはありました。
ただ、一度たりとも皿に乗ることはありませんでした。
かすりもしませんでした。
しかし、コツを教えてもらって、15分くらいがんばったでしょうか・・・
それはいきなりやってきました。
まず大皿に乗り、小皿に乗り、中皿に乗り、
剣先を持って中皿に乗せる「ろうそく」もできました。
これまでまったくけん玉ができなかったのに。
あとは「とめけん」ができればだいぶ違いますよね・・・

ちょっと、けん玉に目覚めちゃったかも・・・。