決算月でもあるこの9月は動きが多く、情報も多く入手できているのですが、
その中で、改めて組織戦略について、考えさせられることが多いです。
今ある事業に必要な人材のみの組織よりも、
若干の余力を持った組織の方が中長期における成長性は高い。
組織において必要な人材のプールを持っておくことで、
例え、事業戦略が初期に誤っていても、
優秀な組織によって事業戦略は軌道修正され成果に繋がっていく。
これはリアルワールド自身が、REAL100を通じて体感したものでもある。
今だけを考え、現場で必要な人材を焦って取ろうとするのではなく、
中長期的で目指す方向に対し、必要な人材を採用し、組織を強化していく。
これを実現するには、中長期で何をするか、中長期目標設定が必須。
その上で新卒かキャリアか。
キャリア採用であれば、
人材紹介会社は報酬や仲介マージンの良い企業に、優先的に良い人材を紹介する。
そのため優秀な人材は、中小・ベンチャーにはなかなか紹介され辛い。
如何にダイレクトに優秀なキャリアに働きかけられる状態を築くか。
キャリア採用においては非常に重要。
新卒採用であれば、
どれだけ素直で行動力があり地頭の良い人材を採用できるか。
キャリアに対しては比較的、こちらの方が難易度が低く、
また入社後も会社へのロイヤリティが高いため勤続年数も長まりやすく、
勝負所で想いを共にし乗り越えやすい。
但し、完全戦力化するまでの育成期間、マネジメント、
また育った後、さらに大きく成長していくための天井を如何に高めるか、
そこに経営陣やキャリアの力が求められる。
中長期目標とそれらを実現しうる人材プールを如何に構築していくか。
組織戦略は、規模感に応じて変わってくるものだと思いますが、
常に新たな手法を吸収し、如何に中長期成長を実現しうる組織としていくか、
時代や会社のフェーズに応じて柔軟にあるべき姿へと進化していきたい。