http://sochi.yahoo.co.jp/より
おはようございます。和田です。
今日は、昨晩の浅田真央選手の滑りについて書かずには居られません。
フィギュアスケート女子ショートプログラムで、転倒やコンビネーションジャンプの失敗から、16位と出遅れていた浅田真央選手が、オリンピックの舞台で、トリプルアクセル(3回転半)も含めた8種類のジャンプを全て成功させ、フリーで自己最高得点をたたき出しました。
このリスクある「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」への挑戦に、彼女のスケーティングの魅力が詰まっています。
オリンピックの舞台は、スポーツの祭典であり、アスリートとして果敢に挑戦し続けた姿に、拍手を送りたいです。
あのフリーの滑りは、アスリートである彼女の意地を掛けた作品だったと思います。
過去の失敗(前日のショートプログラムの失敗)までも美しく感じさせてしまうアスリートの姿に、純粋に感動するはずです。
フィギュアスケートが採点競技である以上、より高得点を狙えるプログラム構成でスケーティングをすれば、結果は得点として付いて来ます。
わざわざトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などに、チャレンジしなくても、リスクの低い他の方法で高い得点を狙うことはできます。それが採点競技です。
そのことを知りながら、スケーティング技術の限界に自ら挑み続け、それを大舞台で自己表現した姿は、人生の集大成ともいえる生き様であり、自然と心が揺さぶられる滑りになったのだと思います。
浅田真央選手の滑りが多くの他の競技者から賞賛させることからも、得点以上の価値を持っている挑戦であることが解ります。