Baidu IME(バイドゥ)の危険性と対策 | Webビジネス改善講座

Webビジネス改善講座

街で見かけたビジネスのネタやネットの最新情報、Web技術を活用した広告やマーケティングの方法を紹介しながら、Webビジネスの改善に役立つ記事をエントリーいたします。

Baidu IME(バイドゥ)の危険性と対策


おはようございます。和田です。

2013年の暮れから、たまに報道されているBaidu IME(バイドゥ)の話を少しまとめみたいと思います。


バイドゥIME使用、29府県市…PC1千台超


記事によると、中国検索大手「百度バイドゥ」製の日本語入力ソフト「バイドゥIME」は、情報を外部に無断送信してしまうソフトで、全国の都道府県と政令市のうち29府県市で1000台以上の公用パソコンに同ソフトが使われていたとの報道です。


この問題は、そもそもBaidu IMEが意図せずに、別のソフトをインストールした時にインストールされる場合があること、送信設定は設定変更することで止めることが出来ること、アンインストールして利用しない選択は出来ることは、理解しておきたいです。


利用ガイドラインにも、データを送信して利用することは、一応書かれています。
http://ime.baidu.jp/type/terms/index.html


もちろん、Baidu IMEが無断で情報を収集する設定をオンにしている点や意図せずにインストールされることには、大いに疑問を感じます。

ただ今回の問題は、Baidu IMEを入れた覚えがないまま使い続けていたり、出荷時にインストールされた海外製のPCを利用しているケースもあり、セキュリティリスクを考えずに、そのまま利用されて続けていたことも大きな問題だと思います。


Googleをはじめ、多くのWebサービスでも、利用規約での承認はあるものの、無意識の内に、情報が収集されています。

その動きは加速しますし、ある程度のデータは収集されていると考えておくべきです。


その前提で、セキュリティ対策が必要な場面では、リスクを考えて、対策を講じる必要があるのです。


つまり、データは収集されている前提で、収集されたら困る場面では、セキュリティ対策をしっかりと立てて取り組むことです。



Baidu IME問題が気になっている方は、まずBaidu IMEを削除してください。コントロールパネルのプログラム、プログラムのアンインストールから削除できます。



(追伸)
WindowsXPもサポート期間が切れた後は、使い続けることは出来ますが、セキュリティリスクが高くなることを理解しておいてください。
デスクトップであれば、最新のWindows8やXPからの乗り換えでも使いすいWindows7のマシンも3万円台から購入可能なので、買い替えをおススメします。