綾鷹上煎茶の500mlに見るブランディング迷走 | Webビジネス改善講座

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北海道コカ・コーラボトリングから発売されている
綾鷹上煎茶をご存知だろうか?


以下の写真を見て欲しい。


ギークマーケッターになりたい男のネタ帳-綾鷹



発売当初、自動販売機で、160円の値段設定で
425mlと少し小さなペットボトルで販売していた。


この商品のブランドイメージは
プレミアム感を重視したもので、少し濁りがあり、
味が苦味などお茶っぽさがある商品であった。

自動販売機で、160円という微妙な価格設定で
150円で買える500mlのお茶とは差別化されていた。



個人的には、この『綾鷹上煎茶』は好きなお茶で
小銭が160円あるときは、自動販売機で好んで購入していた。


それが、先日、いつもの自動販売機で購入しようとしたら
パッケージも価格もリニューアルされているのだ。


価格も同じ、容量も同じ、デザインも同じような感じ。
特徴がまったく無いお茶になってしまった。


1本、購入して飲んでみたが
味までリニューアルされている。


味も普通のお茶になってしまった。


ブランドの迷走。


きっと次回からは、「おーいお茶」を購入するだろう。


160円の値段設定は、たしかに良くなかったも知れない。
でも商品コンセプトは悪くないと思う。



そう言えば、
こんなコピーの広告を打っていたなあ・・・。

面白いんだけど、個人的には
ブランディング壊している気がします。


『にこり。
それはまるて、
急須ていれたような
こたわったあし。
ペットホトルのお茶にまんそくてきない
あなたへ。
本物のにこりを
おととけします。

本物には、
にごりがある。』



たぶん伊右衛門のお茶の方が、
上手くブランディング作っていますね。


ということで、『綾鷹上煎茶』は、
ブランディング迷走中。