常識を守れば幸せになれるとは限らない | 癒しではない本当の自己変革を!

癒しではない本当の自己変革を!

モヤモヤをパッカーンに変えます。またあがり症ほか、うつ、パニック障害、不安、恐怖症、人間関係、性格の悩み事も相談承ります。    

 やるべきことはきっちりやって、他人さまには決して迷惑をかけず、弱音も吐かず、悪口も言わず、なんでもかんでも完璧をめざし、人に後ろ指を指されないような生き方に徹する・・・。

 そういう人がいたら素晴らしいですね。身近にそういう方がいたらぜひ寄生したい、お友達になりたいと思います。
 
 で、こういう人が素晴らしいというのは、たぶん世間一般に通じる観念、要するに「常識」ですよね。
 そりゃ人の迷惑を省みないDQNよりはみんなから尊敬されます。
 ただね、あくまで個人のレベルでいうと、「常識」を守ったら幸せになれるかどうかは、別の話なんですよね。
 もちろん他人との軋轢が少ないから、無難な生き方をしてるとはいえるかもしれません。でも、幸せとは別。
 むしろ、こういう「常識人であらねばならない」という思い込みが強いと、いらぬストレスを感じることになりかねません。

 人間っていうのは不思議な生き物で、「私は正しいんだ!!」って思いが強いと、無意識にそれを証明したくなって、「間違っている人」にばかり目が向いてしまいます。そしてそういう人がいそうな職場に就職したり友達に選んだり、ひどい人になると配偶者に選んじゃったりします。
 そうすると、毎日毎日「間違った人」を目にするわけです。それはめちゃめちゃなストレスです。だって大嫌いな人が身近にいるんだから。
 でもそのおかげで、ひとつだけいいことがあります。
 それは、
「ああー、やっぱり私は正しいんだ!」
 って再確認できること。
「私は常識人で、正義の味方で、社会の模範だ!」
 と(誰も言ってくれないから)、自分で自分を慰めることができる。でも、それが幸せな生き方だとは限らないわけです。ストレス源を毎日相手にするわけですからね。
 潔癖症の人は言います。
「身の回りを清潔に保つべきだということは、医学の常識だ」
 と。まあその通りといえばその通りなんですけど、でもそのせいでいつも不安と怒りを抱えて生きることになります。
 地球上のすべてのバイキンは殺してしまって当然で、他人が触ったつり革やドアノブなんか除菌せずに触るなんて常識外も甚だしい。むしろ除菌せずに生活してる人が意味わからん。医学の常識を知らないのか、云々。
 だから除菌しまくって生きている私は正しくて、無神経に生きてる不潔人間は間違っている。
 そういう感覚に近いと思います。
 この潔癖症における「バイキン」が、人によっては「いい加減さ」だったり「だらしなさ」だったりするわけですね。

 もちろん清潔だったり常識的だったりすることはいいことです。
 でも、それも度が過ぎると、人生を窮屈なものにしてしまいかねません。
 それを解決する方法はたったひとつだけ。
 なぜにそこまで自分の正しさにこだわるのか?を見極め、他人の「正しくない振る舞い」にちょっとだけ寛大になること。それだけです。
 ええ、ちょっとでいいんです。
 時速1mmと時速0kmでは、雲泥の差がありますからね。確実に進むのは、時速1mmです。だから、ほんのちょっとでいい。

 悩んでる人に本当に必要なものは「癒し」ではなく、
「まー、いっか」
 と言える「許し」と「緩み」なのかもしれません。



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2/18(水)京都(14時から)
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