「えぇ!?わ、私、単なる町娘よね!!私、この西遊記の世界で全然関係ない人間よね!?通行人A並みの人物よね!!??」
「『通行人A』にはこんなに出番ないわよ、博子さん。」
「そうそう。もう立派な登場人物になっているわよ。そもそも、京子さんのマネージャーさんなんでしょ?」
「だったら博子さんは私の一味ってことでいいわよ。モ~~~……。」
「えっ!?でも、ほら、私、『ななちのブログ』のみに存在する、いわゆるオリジナルキャラだし!!」
『社さんのコイビト』、ななちのブログ限定記事にて公開しております!!一旦終了しましたが、もうすぐ続編が掲載されるかも!?お楽しみにね!!
「変なところで宣伝入れてきたわね……。」
「西遊記、関係ないじゃない。」
「あのっ!!それよりお話を戻して、伯父さんを何とかしないと……。」
「モ~~~~……いいわよ。そのままにしておきましょう。これ以上、わざわざ世界を混沌に陥れる必要、ないでしょ?」
「そうそう。こうしてゆっくりお茶を飲みながら、団欒しましょうよ。あ、博子さん、お茶のおかわりちょうだい。」
「ほらほら、マリアちゃんもそんなに泣かないで。社長なら大丈夫。ちょっとやそっと、危ない目にあったところで死ぬような人じゃないし。きっと自力で瓢箪から出てくるって。ほら、ヒロちゃんの淹れてくれたお茶でも飲んで、ゆっくり座りなよ。」
「(ゴクゴク……)そうね。騒いだところでどうすることもできないし。あっ!!そうだわ!!私、博子お姉様と社さんの慣れ染めを聞きたいの!!」
「え?俺とヒロちゃんの?」
「えぇ!!だって、本当は、博子お姉様は私のお母様になるかもしれなかった方なのよ?それを社さんが奪って行かれたんだものっ!!きっと、とてもドラマチックな何かがあると思っているんだけれど……。」
「いや…ドラマチックかどうかは分からないけれど……。」
詳細は、『社さんのコイビト』、ななちのブログ限定記事でチェック!!
「……2回目の宣伝よ……。」
「商魂たくましいとはこのことね。」
「それにしても。博子お姉様のお茶は本当に落ちつくわ!!」
「そうだね。本当に、癒されるよ。」
リラクゼーション効果も度を過ぎると、怠け者を作りだしてしまうようですね。それにしても、社悟浄までも怠惰な人間にしてしまえるとは。博子効果、恐るべし!!
「っっ!!誰か!!一緒に伯父さんの心配をしてよ~~~~!!」
博子さんの大絶叫を聞きながら、以下、次号へ!!
混沌の世界を救う、救世主は現れるのか!?