「うわぁ!本当にお茶、美味しい!!さっき私が淹れたのと全然違う~~!!」
「モ―子さ~~ん、お姉様~~~!!ジュリ様~~~!!こちらでお茶、しません~~?」
露出度が高い息子を前に、魔王とその妃がある主の悟り(?)を開いている背後から、呼びかける仲間達の声。そちらに振り返ってみると……。
「えっ!!春日さん!!」
「わ~~…キョーコちゃん、すっごく素敵な格好ね!!…ところでこれ、何かの撮影?」
突然、モ―魔王と銀閣によって連れ攫われてきた町娘・博子の姿が!!
「さ、撮影、というか…社長さんの、お遊びというか……。」
「そう……。まぁそれはいいんだけど、何で私がこれに巻き込まれているのかしら…?」
お茶が淹れるのが上手なキャラは『ななちのブログ』の中ではキョーコちゃんか貴女しかいませんから!!
「でも、私、アメンバー限定作にしか出ていない、しかもオリジナルキャラなのよ?こんなところに出てくるべき人間じゃないわ。」
「でも、このブログでは唯一の社悟浄の弱点になる人物でしょ?攫ってきておいて損はないと思うのよね。」
「淹れてくれたお茶が美味しいし。もうそれだけでいいのよ。細かいことは気にしないの。モ――…。」
「博子お姉様、素敵なお衣装ね!!美しいわ!!写真に撮ってもいい!?」
「え、別にいいけれど。それ、どうするの?」
「もちろん、お父様にお送りするの!!」
「……いやぁ……皇兄さん、別に喜ばないと思うけど。」
「博子お姉様、スタイルがいいからスリットの入ったチャイナ服、とってもお似合いよ!!」
「えぇ~~…。でも、このスリットって好きじゃないのよねぇ個人的には……。足、開けられて楽な気もするけど……。」
「あぁあ!!何をしているんですか!!そんなに大股開かないでください!!」
「え?あ、ご、ごめんなさい。どこまで足が開けられるのかなぁっていう好奇心で。どうせ女の子しかいないし……。」
「Oh!あなた、ケッコウからだやわらかいノネ!!」
「あ、はい。一応、毎日欠かさず柔軟体操はしているんです。癖みたいになっていて。」
何だかお茶を淹れてのんびり女子会が始まってしまったモ―魔王軍団。
荒野の中で、そこだけがまるでピクニックに来た女子たちのようになっています!!
「別にいいでしょ~。三蔵一行がこないんだから。あ、春日さん。お茶、もう一杯。」
「あ、はい。…っていうか、私、本当にここにいていいの?」
「いいのよ、ななちもきっと、宣伝したくてたまらなかったんでしょうし。」
『社さんのコイビト』、絶賛アメンバー記事限定で公開中!!皆さん、よければ読んでね!!
さ~て、次回のさいゆ~きは~~??
「まだ続くのね、モ~~~~……。もういいわよ。ここでお茶飲んでるから、さったと天竺に向けて皆歩いて行ってよね。」
…やる気の欠片もないモ―魔王様ではございますが。やっと対面となる予定。
…ですが、戦いになるのでしょうか……。ななち、超不安。
「あんたが不安がるならやらなきゃいいでしょ!?モ~~~!!」
はい、すみません!!申し訳ございません!!
モ―魔王様の怒りを受けながら、さいゆ~き、act8へ進みます!!