(さいゆ~き act1)
時は唐代。人間と妖怪が共存していた桃源の時代は過ぎ去り、世は混沌としていた。
そんな時代を憂いた1人の高僧が、世界を救うべく立ち上がった。
その名は……
スッパ~~~~ン!!
「ブラ~~~ボォォォォ~~~~!!」
「ルルルルルァ~~~ミ~~~~~~~~!!」
「フォ~~~~~!!!!」
♪ジャカジャカジャカジャカジャカ♪
♪ピーピー ドンドコドン、ドコドコドン♪
「…ローリィ三蔵です。皆さん、ヨロシク。」
「って、何ですか、これ!?え、さいゆ~きって、西遊記、ですよね!?」
「はぁ~~ん?そりゃそうだよ。西遊記は西遊記だ。」
「その場合、三蔵法師といえば某テレビ局のように女優さんを使うのが通常では?最上さん、最上さんはどこだ!?」
「バカか、蓮。お前、唐の時代なんだぞ?砂漠越えするような過酷な旅に、女の体力で行けるわけねぇっつの。勝手に美化されているが、玄奘三蔵っつ~~~のはガタイのいいおっさんだったって説が…「やめろ、聞きたくない!!俺は最上さんがこのドラマに参加するって聞いたから、てっきりあの子が三蔵法師なんだろうと思って参加したのにっ!!」」
「ほっほ~~~…お前、そんな不純な動機で参加しやがったのか……。」
「うっ………(や、ヤバい)。」
さぁ、始まりました、西遊記!!ローリィ三蔵が天竺を目指す、珠玉の名作のスタートです!
さてさて、次回の『さいゆ~き』は~~~?
「え!?これ、続くのか!?」
「続くに決まってんだろ。よく見ろや。『さいゆ~き act1』ってなってんだろが。」
読者様より苦情がくるまで続きます!!
「くっ!!こんなくだらないネタで…!!強気にでたな、ななちめ!!…ところで、俺は一体何の役なんだ??それに最上さんは?」
「そんな不安がるなって。お前に最も相応しい役だ。(ニヤニヤ…)最上君はもうちょっと先の出番だがな。」
「……(悪い予感しかしない)」
不安でいっぱい敦賀蓮!!次号、『さいゆ~き act2』、お楽しみに!!