品揃えの多様性か絞り込みか | Re.design-リデザイン‐の中の人

Re.design-リデザイン‐の中の人

パチンコ店と遊技機に真摯に向き合い業界歴19年。確かなアイ(眼・愛)で本質を見抜く!!


最近耳にした 『機種数を増やしたら稼働がアップする』 というお話。
顧客回遊性や滞在時間のポジティブ変化などデータの裏打ちがある事は承知していますが、『再現性のある法則なのか?』 という点では疑問です。

過去のある条件下での事実変化ではあるのですが、営業としては再現できてこその価値。
おそらく「元々の機種数はこれぐらい」・「スペック帯はこのあたり」・「貸玉は~な方が良い」などの条件が付けば再現性はあると思いますが、こんな話をされるまでもなく、これからの商品設計を考えれば勝手に店舗の機種数が増えていくであろう事は容易に想像できます。
(5号機初期どうだったのか、デジハネ導入期にどうだったのかを考えると当然の帰結)
むしろ、その時はアイテムの絞り込こそが重視されるハズです。

こういった品揃えの多様性と絞り込みは、P店に限らず小売業でも重要なテーマになりますが、それについては既に答えが出ています。
それこそ、かつて日本一の売り上げを誇っていた『何でもあるが、欲しいものはない』ダイエー碑文谷店の閉店、半径500mのシェア率100%を掲げた地域密着の極み『18万アイテム』のダイシン百貨店(大田区大森)の閉店の意味は大きいでしょう(共に2016年5月閉店)。
共通項は品揃えの多様性を重視した方向性だったものの・・・という点です。

参考記事①
参考記事②

それぞれの背景を紐解くと長くなるので割愛致しますが、端的に言えば消費行動の変化に対応できなかっという事です。
一方で、業績好調のコストコのアイテム数はコンビニと同程度の4000アイテム以下など、絞り込みでの成功事例は山ほどあります。
絞り込みにアイテムの目利きや入替基準が問われるのは言うまでもありませんが、現時点では絞り込みの方に分がありそうです。

より正確に言うならば、『現在の消費者の消費行動は絞り込みを支持しています』という表現が正しいと思いますが。



さて、本日は少し案件の締め日の早い
仄暗い水の底から FPMZ(藤商事)
の事前評価を公開です。

原作はリングでお馴染み鈴木光司氏で、2002年に映画化されていますが、パチンコは映画版権ではなく原作版権(音楽は映画楽曲を押さえてあります)。
ここら辺は、ヘタに縛りの強い版権となるよりは、遊技機として扱い易い方がポジティブだったりもするので、そういった背景も踏まえつつ実機を打って判断すれば問題ないでしょう。

映画の話をすると、2005年にダーク・ウォーターという名で洋画リメイクされていますが、良くも悪くも判り易さを好むアメリカという文化の違いを感じる作品でした。
邦画にしても短編小説の映画化なので正直100分間はキツイし、「リングの勢いに乗っかった作品」というのが一般的なコンテンツ評になるのではないでしょうか。
まあ、遊技機の評価とは無関係ですが^^

 


どうでも良いのですが、コレ
何でブラックコーヒーを推しているのでしょう?
示唆が読み解けない^^
(ジャグラーブラックパネルとかコクッチーではない)




パチンコ・パチスロ ブログランキングへ