小池知事が待機児童対策で約126億円の補正予算を議会に提出するそうです。

 

時事ドットコムニュース

待機児童対策で126億円=補正予算案提出へ-小池都知事

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090900748&g=eco

 

126億円?

東京都の予算ってそもそもいくらなの?

と思って調べてみたら、一般会計で7兆円、特別会計と公営企業会計で6.5兆円も

あるんですね。

だったら知事が目玉政策として126億円使っても0.1%だしいいのかな?

となんとなく思いました。

 

記事によると今年4月時点の待機児童数が8466人で今年度中に

計画している保育サービスの定員数を5000人増やして、170000人にするそうです。

 

中身を詳しく見てないので、イニシャルが126億円として、

ランニングがいくらかかるのかちゃんと把握してませんが、

いろいろとおかしい気がしました。

 

前にごにょごにょ計算してみたら、保育園の月額って10万円ぐらいに

単価設定するのが適正な市場価格じゃないかな?って結論に

なったように記憶してます。記事にしておけばよかった。

 

単純に126億円を5000人で割ると、一人当たりの待機児童解消に

かかる今年度の補正予算案額は252万円。

 

別の記事によると、厚労省の待機児童対策の費用は一人当たり705万円らしいです。

 

BLOGOS
厚労省の待機児童対策の費用は、一人当たり705万円!

http://blogos.com/article/70605/

 

そして、さらに市区町村の単位でも、待機児童対策を実施しているような・・・。

これって内数なんでしょうか?

別々に計上しているような気がしなくもない。

 

さらに思うに、待機児童のいる家族って、収入が少ないほど優先的に

入れる仕組みはあるとしても、

お父さんの収入だけじゃちょっと不安で、

お母さんもパートで働こうと思うけど、子供もいるし働けない。

でも年収103万円超えると税金もかかるし、

130万円超えると被扶養者からも外れちゃうし・・・

みたいな人も多いんじゃないかな?

 

これって、採算合わない施策なんじゃないの?

という疑問がわいたのですが、

ここで、最近もう一つ気になって調べたニュースがあります。

 

それは、日本の相対貧困率が高いというニュース。

 

zakzak

日本の「相対的貧困率」が上昇する理由 年齢と男女別が要因に

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160127/dms1601270830004-n1.htm

 

相対貧困率もちゃんと調べられてないのですが、

計算式に、なぜ家賃は入れないのに固定資産税は入れるんだろう?

そもそも、国ごとの等価可処分所得の中央値がいくらなのか示されていないのに、

議論されても何も言えないような気がするなぁ?

等々、いろいろと気になっています。

 

ここで、ふと思いついたのは、3人家族以上で子供の年齢が高いところから

順に、252万円あげるから、保育園に入る権利を放棄して、

専業主婦してくださいよ。

って仕組み作ったらどうなんだろう?って思いました。

ちなみにシングルファーザーとシングルマザーの家族を除外したのは、ここを補助すると、

将来的に働けない状態ができあがって苦しくなっちゃうからです。

 

OKしてくれる家族はいるんじゃないのかな?

 

こうすると、将来にわたって保育が必要な間、待機児童数は1名分減るわけで、

ランニングは0円で済みます。

一括で支給すると、後で困ることもありそうだから、分割しても

結局は252万円。全額使わなくてもいい気もしますが。

 

さらに、等価可処分所得はその世帯で跳ね上がるから、家族の人数分

中央値に近づく訳で、相対的貧困率も下がりそうです。

 

そもそも少子化が問題になっている状態で、保育事業に積極的に投資しても、

近い将来に供給過多に変わって新しい問題が出てきそうな予感しかしません。

ただでさえ、保育士の待遇が悪いといわれているのにますます悪くなっちゃう。

 

補正予算が市場に流れることで、雇用が創出されたり、

税収になって戻ってきたり、検討すべきポイントはあるような気がしますが、

良いアイディアのように思えました。

 

何か前提にしてるところが間違ってるのかな?

不公平感はでてきそうだけど、子供がいる家庭を支える姿勢は

間違ってないように思えます。

 

ところで小池知事と言えば、もう一つ疑問があるのですが、

都議会はまだ解散しないのかな?

解散権を知事に与える法案とか出さないのかな?

調べてみても、あまりこの件に触れている記事が無かったのが

ちょっと不思議でした。

 

いろいろと残っている疑問は気が向いたら調べてみて

さらに気が向いたら記事にしたいと思います。