前回の調査から1年位たっていたので、ファンケルのその後を調査してみました。
前回は数字だけだったので、今回は各分野で何が売れているのか
少しだけ掘り下げてみました。


前回の記事


化粧品事業


2009年3月期売上高:50,081百万円(売上高構成比:51.1%、通販売上構成比52.2%)
2010年3月期売上高:51,902百万円(売上高構成比:52.2%、通販売上構成比49.6%)
2011年3月期売上高:47,678百万円(売上高構成比:50.8%、通販売上構成比51.1%)
2012年3月期売上高:45,824百万円(売上高構成比:52.0%、通販売上構成比50.6%)

(通販売上高)
2009年3月期通販売上高:26,140百万円
2010年3月期通販売上高:25,754百万円
2011年3月期通販売上高:24,374百万円
2012年3月期通販売上高:23,172百万円

ファンケルはファンケル化粧品のリブランディングを行っており、
「マイルドクレンジングオイル」「洗顔パウダー」等主力製品が堅調とのことです。
新無添加スキンケアとして、「BCライン」、「ホワイトニングライン」という
機能性の高いラインを新しく投入しています。
グループ会社に株式会社アテニアがあり、アテニアではリニューアル新発売した「クラスAベーシックスキンケア」が好調とのこと。
株式会社アテニアも横浜の会社なんですね。
化粧品関連事業の売上構成でみると、アテニアが17.9%。
主力はやはりファンケル化粧品のようです。

栄養補助食品事業


2009年3月期売上高:29,088百万円(売上高構成比:29.7%、通販売上構成比44.7%)
2010年3月期売上高:28,492百万円(売上高構成比:28.6%、通販売上構成比42.9%)
2011年3月期売上高:28,247百万円(売上高構成比:30.1%、通販売上構成比42.4%)
2012年3月期売上高:27,036百万円(売上高構成比:30.7%、通販売上構成比42.7%)

(通販売上高)
2009年3月期通販売上高:13,011百万円
2010年3月期通販売上高:12,223百万円
2011年3月期通販売上高:11,975百万円
2012年3月期通販売上高:11,550百万円

栄養補助食品では、「カロリミット」というダイエットサプリが好調で、
売上は前期比+35%の52億円とのことです。
中国の食品の輸入規制とありますが、全体的には売上は減少しています。


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時期的なものもあるのかもしれませんが、ファンケルで楽天を検索してみても、
カロリミットのレビューが多いですね。

ファンケルの楽天での評価を見る

全体的に売上が減少しているにも関わらず、
栄養補助食品の卸販売に関しては10.9%増加していました。
構成比でも26.0%あることから、この分野は直営店での販売が減少しているだけで、
市場全体での売上は伸びているような気がします。


その他の事業


2009年3月期売上高:18,834百万円(売上高構成比:19.2%)
2010年3月期売上高:19,141百万円(売上高構成比:19.2%)
2011年3月期売上高:17,863百万円(売上高構成比:19.1%)
2012年3月期売上高:15,303百万円(売上高構成比:17.4%)



依然、減少傾向は続いているようです。
通販単体で見ても減少していますが、
その他のチャネルを加えた全体の売上でみても減少しているように見受けられます。

リブランディングの影響に注目していきたいと思います。