ADHD 集中できない | ずぼらママのお気楽育児学

ADHD 集中できない

自宅学習を開始してから気づいた事として、集中する時間が短いという点が挙げられます。
授業中に歩き回らないから、授業は問題なく受けていると思っていたのですが、親の希望的解釈だったと反省しています。逆をいえば、歩き回ってしまうお子さんの方が<授業を聞く体勢が取れないから対応策を考えないと>と次の一手にすぐに進める気がします。

我が家の息子のように、居るか居ないか分からないくらいの空気感で静かに着席している生徒は、先生の視界からも消えている事でしょう。思い返せば息子が学校から持ち帰ってくる情報は常に断片的で、お知らせプリントをもらって来ても説明の一部しか覚えていないとか、プリントをもらった事も忘れてしまうので、グチャグチャのプリントが返信期日を過ぎてから出てくるなんて日常茶飯事の事でした。すべて先の見込みが立てられない上に、他の事が間に入ると忘れてしまうという事が原因だったのでしょう。

今、オンラインの授業を受けていても集中している時と上の空の時間が交互にやってくるのが手に取るようにわかります。特に上の空の時は先生の言葉が目の前を通過していっているようで、何も反応しないし、板書に注目するでも無く、”ぼんやり”の見本のような姿で座っているわけです。あるいは、ちょっとした事(私が何かを落としたとか、犬がかわいいとか)で簡単に集中力を削がれてしまい、今度はその気になった事だけに注視してしまうという悪循環が始まります。

そんな息子、(私が月曜日からホメまくっている)数学の先生の授業でも、全員回答しなくてはいけないにも関わらず、他の子が答えているからいいや、という態度になる瞬間が度々訪れます。こういった勝手な解釈・勝手な判断が多いのが問題でもあります。『やらなくていいと思った』という根拠の無い判断が親をイラつかせるわけです。

そこで、考えました。
授業中の例題10問を解く時に、先生が『①番 ●●さん解いてください。皆さんは解いたらコメント欄に記入してください。』とおっしゃいますので、

『先生が質問したら1秒で回答してみたら?1番目の回答者になれるんじゃない?』

と、あおってみました。

それが、なんと息子のゲーマーの射幸心に触れたようで、先生の問題を撃ち落す勢いで回答することに成功しました。(成功例、現時点では本日の授業のみ)

ゲーム感覚で回答するという応酬はもしかしたら息子には合っているかも、と気づいた授業となりいました。長い時間集中できないので、早いテンポでパッパッパとリズミカルに問題を解いていかれると、結構な問題数を一気に対応できるという事にも気づきました。このあたりは他の教科でも応用できる気がしています。

じっくり腰をすえて静かに問題と向き合って解く、なんて息子には無理な話だったわけね。