昨日、京都の清水寺でやっているアート展に行きました。
なんかすごい暑くて、すごい観光客で、浴衣着てる人だらけだし、空に浮かぶ雲ももう本当にエネルギッシュで負けそうでした(^o^;
文化遺産の中での現代美術の鑑賞って不便を体験しにいくようなものですよね。
並ぶの当たり前、スタッフの誘導通り動かなあかん、暑い、人に迷惑かけないように・・・
etc.
我慢大会やな。
夫が絶対観たいと言っていたゲルハルト・リヒターの8枚のガラス板って言う作品を観ました。
最初は作品そのものを観て、次に1時間以上並んで、生演奏付きの映像を観ました。
お経あげる「経堂」ってところがあるのですが、映像映すので、部屋を全部閉め切って、蒸し暑い中、床に体育座りです。
その前に、1時間砂利の上で体育座りしていたので、腰が痛くなっていて、経堂も硬い床の上で、始まった瞬間に「これ、40分間の苦行が始まったな」と予感しました。
映像は、2001年宇宙の旅の、終わりのシーンで出てくる赤や青やの光線が64分割(もっと?)?ぐらいになって、最初は、横縞で、テレビの放送終了時に出てくる画面のもっと細かいのが、いつの間にか縦縞になって、観音開き方向に、色彩が分割されて流れていくので、曼荼羅模様が浮かび上がって、仏様やら、兵士やら観る人のフィルターでどんどんイメージが変わっていく感じ。
普段は、収録された音楽を流しているらしいですが、この日に限って、生のトランペットの演奏付き。
生のトランペットがあってよかったのか、裏目に出たのか。
現代曲なので、調性はなし。覚悟はしていたけど、リズムもなし。
ただただ、弱い音と強い音が繰り返されるだけ。
でもそれでも別に良いのです。
現代音楽ってそう言うものだから。
ただ、その不協和音が最大になった時の音が大きすぎて、心理的に恐怖を呼び覚ましてくるので、申し訳ないですが、耳を塞いで聴いておりました(^_^;;
40分終わった時には、本当にホッとしました。
ある意味、苦行を終えた後の清々しさと言うか。こんな体験させてくれるの、さすがお寺やな。
西に極楽浄土があるとか。
門から見える夕日が目に染みました。
坂を下って下界にたどり着いたところに、クラフトビールのお店があったので、
美味しくいただきました❤️
これで充分です(^_^)
煩悩いっぱい自然児の私からすると、リヒターの作品などは、もう感性きわきわ過ぎて、これに目を輝かせている夫を眩しく見上げるだけです。
それよりも、漫画の巨匠、手塚治虫の作品と同列で、竹宮惠子の作品が清水寺に展示されていた、と言うことに感銘を受けました。
漫画史の転換点を作ったお二人、と言うことで並び称される竹宮惠子さん。それに値する作品だと言うことだけは分かるのです。
しかも一緒に展示されていた作品が、手塚治虫さんの「ブッダ」から、「バラモン」。
うさぎさんが、差し出すものが無くて、自分を差し出す、と言う究極の自己犠牲を描いたシーンです。
文字がなくて、絵だけ、コマ割りが大変秀逸でした。
はー漫画っていいな。
7条にある、鴨川沿いのヴィーガンカフェ「Veg Out」さんに行きました。
久しぶりのヴィーガンカフェで、涙出そうになりました。
このところ、演奏会の本番続きで、大変食事が雑になっていまして(-_-;
モーニングプレートと、
チリコンカンをいただきました。
目の前に鴨川。ロケーション最高です。
四条河原町のマルイに入っている、 COCOさんのローチョコレートを買いました。
八坂神社に行くと、ちょうど結婚式していました❣️
暑い中でしたが、こんな縁起の良いシーンに出会えて嬉しかったです。