昨日は、徳島交響楽団のジュニアオーケストラコンサートの日でした。
早いものでお手伝いし始めてから3年が経ち、卒業していくのを見送った子供達も随分増えました。
今回もこれを最後に高校2年生の子達が卒業していきます。
またバイオリンの子が、ごっそりいなくなるな・・と寂しい気もしますが、
チェロの子供達は一向に卒業せず、大学生になっても来てくれてるし、今高校3年生の子も大学生になっても来ることになっているので、ありがたいような、これでいいのかなという複雑な心境(^_^;
曲の方も、ベートーヴェンの交響曲第5番を2年間やってきましたが、ようやくこれも卒業して、次はドボルザークの交響曲第8番をやることになりました。
私の中でも、ベートーヴェンの5番は高校1年生の時に初めて演奏した、思い出深い曲で、その曲を2年もやって、ようやくそこから卒業できるので、嬉しいです。
次にドボルザークの8番をやるのも因縁で、いつもこの曲をやると決まった途端、オーケストラをやめてしまって、結局今までやらないままきてしまった曲なので、今度こそやり遂げねばならない曲なのであります(^_^;
今回の演奏会では、パッフェルベルの「カノン」を演奏したのですが、これも思い出深い曲の一つです。
この曲には、今年亡くなった蜷川幸雄さんと、平幹二朗さんのコンビでとても人気のあった舞台「タンゴ・冬の終わりに」に使われていたことがあり、歌手の方がアレンジで歌っていたのですけど、とても印象的でした。
その頃は、まだ若くて、どうも思った以上に人生がうまくいかなくて、底に沈んでいるような時期でした。毎晩「タンゴ・冬の終わりに」のビデオを必死に観ていました。
今年、お二人が揃って亡くなり、ああまた一つの時代が終わったなーと感じています。
演奏会の合間を縫って(!?)注文のケーキを作っていたところ、失敗して作り直すというハプニングが起きました(>_<)
いつも材料をミキサーで混ぜた時に、立ち上ってくる香りと味が、いつものとちょっと違う感じがして、
まるで、知ってる人が現れるはずなのに、違う人が現れたような感じでした。
色々確認したけど、特に原因は見当たらず、でも気になったので、もう一度作り直すことにしました。
材料を全部確認しながら作業して、ミキサーを回した直後に、いつもの知っている香りと味が立ち現れて、「ああよかった。知ってる人だ」とホッとしました(´∀`)ケーキの話ですけれど。
ケーキは友人。
しかしこの失敗作はもちろん、全部私の腹に収めるのだ。
(´∀`)