ブーテンコさんの本紹介記事より | ヴィーガンスイーツ通販サイト"RawSweetsLabo ロースイーツラボ"

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ビクトリア・ブーテンコさんの最近書かれた本についてのインタビュー記事を紹介します。すごくいい情報だと思うのでシェアさせてください。

といっても私が自分で訳しただけなので、もし間違っていたらどんどんご指摘ください。

出所は コチラ です

「100%ローフード」から「80~95%ローフード」へ

Q=インタビュアー
V=ビクトリアさん



ビクトリアさんの最近の著書(Loveさん、Sarnoさんという有名なローフーディストとの共著)について伺います。




Qいつからローフードを始められたのですか?


V私たち家族は1992年1月24日から、ローフードをスタートさせました。私たち家族はみんな、命に関わる深刻な病を抱えていて、薬治療に不信感を抱いていました。


ローフードを実践しているある人と出会い、幾冊かの本を読んだ後、私たちはこの方法で食事することにしたのです。




Qどんな病気だったのですか?


V夫は、甲状腺機能亢進症、慢性関節リウマチ、私は不整脈があると診断されていて、娘は生まれつきぜんそくとアレルギーがあり、息子は糖尿病でした。




Qその時100%ローフードが一番健康にいいと思ったのはなぜですか?


Vローフードが一番自然で、人類が古代から食べてきたものだったからです。例えば、ここに2個のアーモンドがあったとして、ひとつは生で、もうひとつはローストしてあるとします。ふたつのアーモンドは見た目は同じですが、土に植えたらどうなるか、その違いは明らかです。


ひとつは、すぐに根を伸ばして成長し始めます。そして美しい木に育ち、毎年また何千個もの実をならせます。


このふたつのアーモンドの違いは「死んでいる」か「生きているか」です。私たち家族はすぐにすべてローフードで食べる方がいいと感じました。




Qそれからローフードの落とし穴を見つけたんですか?


V「ローフードがどんな食べ物より優れている」ということが間違っていると気づきました。


例えば、ローのキャベツと、加熱したキャベツを比べたり、ローのジャガイモとフライドポテトと比べたり、クルミとローストクルミを比べたりするとどちらがいいのかは分かります。


しかし、加熱した料理の方がローフードの料理よりも栄養が高いのではということまで思いが至らなかったのです。


蒸したアスパラとカシューナッツではどちらが栄養価が高いのか?軽く熱した赤キャベツとローアーモンドバター1オンスとでは?焼きリンゴ1個と、ローケーキ1切れとでは?


今なら、これらの加熱した料理の方が、栄養価が高いということを知っていますが、その当時はこういう質問を考えたこともありませんでした。




Qなぜこういった加熱食の方がー蒸したアスパラガスや熱した赤キャベツや、焼きリンゴー栄養価が高いと?




V典型的なローフードの中でもっともカロリーが高いのは、ナッツと油です。私たちは今はもう避けていますが。


ロースイーツひとつとってもその1切れの中に、1カップ分のナッツが含まれています。ローバーガー、ピザ、ナッツローフなどもそうです。


ナッツやシード、油を大量に消費すると、その中には、肥満や炎症、メタボリックを引き起こす原因となるオメガ6が含まれていて、摂りすぎると逆に健康を妨げてしまいます。


カロリーを満たすためにナッツを食べるのはやめて、加熱したものを取り入れるようになりました。




Qオメガ3についても本の中に書かれていましたがそのことについて教えてください


V一番最近の科学リサーチによると、現代人は深刻なオメガ3脂肪酸不足に陥っており、もし不足していなければ毎年何千人もの人の死を予防することができただろうことが分かっています。


このことからもオメガ3脂肪酸が身体にとってよいと思われます。


でもナッツは特にオメガ6を多く含んでおり、アーモンドにいたっては、オメガ3の2000倍ものオメガ6があると言われています。


オメガ3脂肪酸はグリーンから取り入れることができます。特にほうれん草、ロメインレタス、ルッコラ、スベリヒユ、同様にフラックスシードやクルミ、ヘンプ、チアシードにも含まれています。




Qローフーディストの間で長いこと議論されてきた野生の動物が生だけを食べていることについてはどうですか?


Vこれはよく議論してきました。しかしながら私は動物たちが1日6時間もの間、食事に費やすということに注意を払ってこなかったのです。(もし生で食べるならば)人間にとってそれが可能かどうかです。




Q今知っている限りで、あなたが一番健康にいいと思われていることはなんですか?


Vローフード率80~95%の「ハイーローダイエット」がいいと思います。私はナッツを食べるのをほとんどやめました。ナッツバターはすべてやめ、油はほとんどやめました。そして蒸したブロッコリーやアスパラ、キャベツなどの調理した料理を加えています。




Qそれでこの本を書いた?


V私たちは私たちを信じてくれている人たちに、私たちの犯した過ちを繰り返してほしくないと思っています。




Qあとの二人とはどのようなつながりが?


V私たちは17年前に同時にローフードを食べ始めました。私たちはいくつかのイベントでローフードについて教えてきました。2010年私たちはリビングライトカリナリーで、再び出会いました。そしてみんな同じような考えをもち、「ローフードを超えた」料理を練習しているところです。そして私たちは今自分たちがやっていることを、自分たちのフォロワーにシェアすることが重要だと判断したのです。




Qあなたはこれまで「99%ローフード」は十分でないとおっしゃってこられました。新しい本を読んだローコミュニティーの反応はいかがですか?




Vほとんどの人がすでに同じように気づいて行動していることがわかって驚きました。でも幾人かの読者からは「100%ローフード」に対する「裏切り」だと非難されました。これについては残念に思います。しかしナッツと油に関する新しいデータのことを考えると、他にとるべき行動はありませんでした。


私は自分のフォロワーにヘヴィーなローデザートを食べ続けるよう勧める勇気はありません。


だからといって、その人たちがそういうものを食べなければ、その人たちが生きていくのに十分なカロリーがとれずに、たちまちすごく痩せこけて、骨と皮だけになっていってしまうでしょう。だから私は少しだけ蒸した野菜をその代わりに付け加えることにしたのです。




Q100%ローフードダイエットはそれでもいいと?


V100%ローフードダイエットは癒しの一つとして効果があると考えています。この方法は私たち家族は救われました。今その私の経験と研究結果が「ハイローフード」という持続可能ライフをもたらしてくれています。




Qあなたの健康は「ハイロー」に変えてからどうなりましたか?


Vとても調子はいいですし、体重もゆっくり標準に戻りつつあります。加えて100%ローフードでなければならないという限界と理想から解放され、内側に平和を感じます。




私は、100%ローフードになるよりも、「健康になること」を選択したのです。






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