美女と竹林
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森見ワールド全開なエッセイ。
どの辺が森見ワールドなのかというと、多角的経営を目指して竹を伐採するというエッセイ・・・の筈だけれど著者が自身のブログで仰ってるように無益で楽しい、嘘と妄想と現実が混在したエッセイと言うよりは小説のようなものに仕上がっている(笑)。
著者の作品を読んでない人には、はっきり言って面白くもなんともないかも知れないけれど、著者の作品が好きな人ならとにかく心底楽しめる一冊。
実際に読んでみると、そこから何かを感じたり考えたりといった事はやはり無く、確かに実益性は皆無。
で、「楽しいんだからいいんじゃない」とただただ思える一冊(笑)。
果たして竹を刈って多角的経営は成功するのか?
そして美女は現れるのか?
著者の暴走する妄想に身を委ねてしまえば、読者自身が多かれ少なかれ持っている妄想癖が刺激される・・・かも知れない(笑)。